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» 正文
春はよみがえる(2)
时间:
2022-12-08
进入日语论坛
核心提示:さらに、事実じじつを上あげると、先日せんじつのこと、男おとこは、かきの木きにとまった、すずめをねらっていました。この木き
(单词翻译:双击或拖选)
さらに、
事実
じじつ
を
上
あ
げると、
先日
せんじつ
のこと、
男
おとこ
は、かきの
木
き
にとまった、すずめをねらっていました。この
木
き
は
火
ひ
をまぬかれた
老木
ろうぼく
で、
枝
えだ
を
張
は
り、すずめなどのいい
遊
あそ
び
場所
ばしょ
でした。だれでも、こうした
光景
こうけい
を
見
み
るなら、
生物
せいぶつ
の
命
いのち
のとうとさを
知
し
るものは、
神
かみ
の
救
すく
いを
祈
いの
ったでありましょう。
正吉
しょうきち
も、
心
こころ
のうちで、どうか
弾
たま
のはずれるようにと
願
ねが
っていました。しかし、
精巧
せいこう
な
機械
きかい
のほうが、よりその
結果
けっか
は
確実
かくじつ
でした。たぶん、
子
こ
すずめを
助
たす
けたいばかりに、
親
おや
すずめが
身
み
がわりになったらしく、いっしょに
逃
に
げればよかったものを、ただ一
羽
わ
だけ、じっとして、
弾
たま
に
当
あ
たったのでした。
正吉
しょうきち
だけでなく、
酒屋
さかや
の
主人
しゅじん
も、このありさまを
見
み
ていました。
「あれは、たしかに
親
おや
すずめが、
身
み
がわりになったんだよ。かわいそうにな。」と、
正吉
しょうきち
が
青服
あおふく
にきこえるように、いうと、
「どこが、かわいそうなんだ。そういうなら、
牛肉
ぎゅうにく
も、
魚
さかな
も、
食
た
べないかい。ばかをいっちゃ
困
こま
るよ。」と、
青服
あおふく
は、せせら
笑
わら
いました。
赤
あか
い
顔
かお
の
酒屋
さかや
の
主人
しゅじん
は、
青服
あおふく
に
近
ちか
よって、
「
旦那
だんな
、いい
空気銃
くうきじゅう
ですね。そこらのおもちゃとちがって、だいいち
鉄砲
てっぽう
がいいや。」といって、ほめました。
青服
あおふく
は、
銃
じゅう
がいいので
当
あ
たると、
酒屋
さかや
の
主人
しゅじん
がいったとでもとったか、
「なに、おれは
腕
うで
に
自信
じしん
があるんだよ。
先
せん
だっても
浜
はま
の
射的屋
しゃてきや
で、
旦那
だんな
、どうかごかんべんねがいますって、あやまられたんだぜ。ねらったが
最後
さいご
、はずしっこないからな。」と、
青服
あおふく
は
自慢
じまん
しました。それから、
木
き
の
下
した
へいって、
落
お
ちたすずめをひろいました。さっきまで、
仲間
なかま
とさえずりあっていた、
哀
あわ
れな
鳥
とり
は、もはや
屍
しかばね
となって、かたく
目
め
を
閉
と
じていました。
「やはり、
今
いま
のものなら、
日本製
にっぽんせい
でしょうね。」と、
主人
しゅじん
が
聞
き
くと、
「ちがう。
戦争前
せんそうまえ
のドイツ
製
せい
さ。これなら、かもでも、きじでも、なんでも
打
う
てるよ。こんどうずら
打
う
ちにいこうと
思
おも
っている。」と、こう
答
こた
えて、
青服
あおふく
は、
獲物
えもの
をみつめるように、
目
め
をかがやかせました。
「おもしろいでしょうね。」と、わざとらしく、
酒屋
さかや
の
主人
しゅじん
は、あいづちを
打
う
ちました。
「なによりも、
殺生
せっしょう
とかけごとが、
大好
だいす
きだなんて、
困
こま
った
性分
しょうぶん
さ。」と、
青服
あおふく
は、
自分
じぶん
をあざけりながら、
他人
たにん
のいやがることを
好
この
むのが、
近代的
きんだいてき
と
思
おも
いこみ、かえって
誇
ほこ
りとするらしく
見
み
えました。
「どれ、
見
み
せてください。あんたの
鉄砲
てっぽう
を。」
「おれんでない、
家主
やぬし
のだよ。ただ
打
う
つのがおもしろいので、
食
た
べやしないから、みんな
鳥
とり
は
借
か
り
賃
ちん
にやってしまうのさ。なんで、あのけちんぼが、ただで、
銃
じゅう
なんか
貸
か
すもんか。」
「じゃ、
鳥
とり
は、みんな
家主
やぬし
さんに、やるんですね。」
「おとといだか、
打
う
ったもずをやると、すずめより、
大
おお
きいって、
喜
よろこ
んだよ。」
正吉
しょうきち
が、それを
聞
き
いて、この
男
おとこ
は、
禁鳥
きんちょう
でも
打
う
つのかと、おどろきました。
彼
かれ
が
空気銃
くうきじゅう
を
持
も
って
歩
ある
くかぎり、
小鳥
ことり
たちにも、この
町
まち
にも、
平和
へいわ
はないという
気
き
がしました。
うぐいすの
声
こえ
を
聞
き
いて、
画家
がか
をたずねてから、はや、二、三
日
にち
たちました。いつも
朝
あさ
起
お
きる
時分
じぶん
に
鳴
な
いたのが、
急
きゅう
にその
声
こえ
がしなくなりました。
正吉
しょうきち
は、なんとなく、
不安
ふあん
を
感
かん
じたのです。
学校
がっこう
の
休
やす
みを
待
ま
って、
心
こころ
の
引
ひ
かれるまま、うぐいすのきた
方角
ほうがく
へ
出
で
かけてみました。
道
みち
ばたの
畑
はたけ
には、
梅
うめ
の
木
き
があり、
桜
さくら
の
木
き
があり、また
松
まつ
の
若木
わかぎ
がありました。
戦後
せんご
になって、どこからか
植木屋
うえきや
がここへ
移植
いしょく
したものです。いろいろの
下草
したくさ
は、
霜
しも
にやけて
赤
あか
く
色
いろ
づいていたし、
土
つち
は、
黒
くろ
くしめりをふくんでいました。
正吉
しょうきち
は、まだ
深
ふか
くも
探
さが
してみないうちに、それは、
真
しん
に
偶然
ぐうぜん
でした。ふと
足
あし
もとを
見
み
ると、
草
くさ
の
中
なか
に
落
お
ちている、
小鳥
ことり
の
死骸
しがい
が
目
め
にはいりました。はっと
思
おも
って、
予期
よき
したとおりだと、
胸
むね
がどきどきしました。けれど、まだうぐいすと
信
しん
じきれず、
手
て
にとって
見
み
ると、
草色
くさいろ
をした
羽
はね
は、すでに
生色
せいしょく
がなく、
体
からだ
はこわばっているが、うぐいすにちがいなかったのです。おそらく、
声
こえ
がしなくなった
日
ひ
に
打
う
たれたので、ねこも
気
き
がつかなかったとみえました。
正吉
しょうきち
は、さっそく
画家
がか
に
知
し
らせました。そして、いいました。
「たしかに、あの
青
あお
い
服
ふく
を
着
き
た
男
おとこ
が、
空気銃
くうきじゅう
で
打
う
ったのです。」
「せっかく
山
やま
から、
林
はやし
をつたってきたのを、
思
おも
いやりのないことをしたものだな。」と、
画家
がか
は、うぐいすの
死
し
を
悲
かな
しみました。
「ほんとうに、
悪
わる
いやつです。」と、
正吉
しょうきち
は、いいました。
「どんな
顔
かお
の
男
おとこ
だな。」と、
画家
がか
が、
聞
き
きました。
正吉
しょうきち
は、
自分
じぶん
の
知
し
るだけのことを、くわしく
話
はな
して、
「
青服
あおふく
は、
自分
じぶん
の
口
くち
から、かけごとと
殺生
せっしょう
がなにより
大好
だいす
きだというのだから、やさしい
顔
かお
はしていませんよ。
酒屋
さかや
のおじさんが、あの
男
おとこ
は、べつに
仕事
しごと
もせず、
競輪
けいりん
や、
競馬
けいば
で、もうけた
金
かね
で、ぶらぶらして
暮
く
らすんですって。そして、お
体裁
ていさい
にあんな
日
ひ
よけ
眼鏡
めがね
をかけているのだって。」
「そうか、
与太者
よたもの
らしいな。まじめな
人間
にんげん
なら、そんなふうをしないし、
殺生
せっしょう
をなにより
好
す
きだなどといわぬだろう。いまごろ、はやりもしない
空気銃
くうきじゅう
を、どこから
持
も
ち
出
だ
したものか。」と、
画家
がか
は、
不審
ふしん
に
思
おも
いました。
「あすこの
空
あ
き
地
ち
へ二
軒
けん
つづきの
家
いえ
が
幾
いく
つも
建
た
ったでしょう。あすこにいるんですよ。
銃
じゅう
は
家主
やぬし
から
借
か
りて、
自分
じぶん
は
打
う
つのがおもしろいので、
鳥
とり
は
家主
やぬし
にやるといいました。
家主
やぬし
は、
戦争中
せんそうちゅう
、
竹
たけ
の
子
こ
生活
せいかつ
をした
人
ひと
から、
時計
とけい
や、
双眼鏡
そうがんきょう
や、
空気銃
くうきじゅう
など
安
やす
く
買
か
い
取
と
ったのだと、やはり
酒屋
さかや
のおじさんがいっていました。」と、
正吉
しょうきち
は
語
かた
りました。
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