英语
韩语
法语
德语
西班牙语
意大利语
阿拉伯语
葡萄牙语
越南语
俄语
芬兰语
泰语
丹麦语
对外汉语
日语学习网
TAG标签
收藏本站
网站地图
RSS订阅
TAG列表
关键字列表
日语词典
日语翻译
首页
日语入门
高考日语
日语听力
日语口语
日语阅读
日语词汇
日语语法
日语考试
走进日本
日语歌曲
日语下载
日语背单词
搜索
搜索
热门标签
日本名家名篇
日语名篇
作品合集
分享到:
日语童话故事
日语笑话
日语文章阅读
日语新闻
300篇精选中日文对照阅读
日语励志名言
日本作家简介
日语精彩阅读
日文函电实例
精彩日文晨读
日语阅读短文
日本名家名篇
日剧台词脚本
《论语》中日对照详解
中日对照阅读
日文古典名著
名作のあらすじ
商务日语写作模版
日本民间故事
日语误用例解
日语文章书写要点
日本中小学生作文集
中国百科(日语版)
面接官によく聞かれる33の質問
日语随笔
天声人语
宮沢賢治童話集
日语随笔集
日本語常用文例
日语泛读资料
美しい言葉
日本の昔話
日语作文范文
从日本中小学课本学日文
世界童话寓言日文版
一个日本人的趣味旅行
《孟子》中日对照
魯迅作品集(日本語)
世界の昔話
初级作文
生活场境日语
時候の挨拶
グリム童話
成語故事
日语现代诗
お手紙文例集
川柳
小川未明童話集
ハリー・ポッター
三行情书
福尔摩斯探案集
鴨川食堂(鸭川食堂)
返回首页
当前位置:
首页
»
日语阅读
»
小川未明童話集
» 正文
雪くる前の高原の話(1)
时间:
2023-01-19
进入日语论坛
核心提示:雪くる前の高原の話小川未明それは、険けわしい山やまのふもとの荒野こうやのできごとであります。山やまからは、石炭せきたんが
(单词翻译:双击或拖选)
雪くる前の高原の話
小川未明
それは、
険
けわ
しい
山
やま
のふもとの
荒野
こうや
のできごとであります。
山
やま
からは、
石炭
せきたん
が
掘
ほ
られました。それをトロッコに
載
の
せて、
日
ひ
に
幾
いく
たびということなく
高
たか
い
山
やま
から、ふもとの
方
ほう
へ
運
はこ
んできたのであります。ゴロッ、ゴロッ、ゴーという
音
おと
をたてて
石炭
せきたん
を
載
の
せた
車
くるま
は、レールの
上
うえ
をすべりながら
走
はし
ってゆきました。そのたびに、
箱
はこ
の
中
なか
にはいっている
石炭
せきたん
は、
美
うつく
しい
歯
は
を
光
ひか
らしておもしろそうに
笑
わら
っていました。
「
私
わたし
たちは、あの
暗
くら
い、
寒
さむ
い、
穴
あな
の
中
なか
から
出
だ
されて、この
明
あか
るい
世界
せかい
へきた。
目
め
にうつるものは、なにひとつとして
珍
めずら
しくないものはない。これから、どこへ
送
おく
られるだろう?」と、
同
おな
じような
姿
すがた
をした
石炭
せきたん
は
語
かた
り
合
あ
っていました。
だんまり
箱
ばこ
は、これに
対
たい
してなんとも
答
こた
えません。むしろ、それについて
知
し
らないといったほうがいいでありましょう。しかし、レールは、そのことをよく
知
し
っていました。なぜなら、
自分
じぶん
の
造
つく
られた
工場
こうじょう
の
中
なか
には、たくさんの
石炭
せきたん
を
見
み
て
知
し
っているからであります。いま、
石炭
せきたん
がゆく
先
さき
をみんなで
話
はな
し
合
あ
っているのを
聞
き
くと、ひとつ
喜
よろこ
ばしてやろうとレールは
思
おも
いました。
「あなたがたは、これから、にぎやかな
街
まち
へゆくのですよ。そして、
働
はたら
くのです……。」といいました。
石炭
せきたん
は、ふいにレールがそういったので、
輝
かがや
く
目
め
をみはりました。
「
私
わたし
たちは、
工場
こうば
へゆくんですか? そんなようなことは
山
やま
にいる
時分
じぶん
から
聞
き
いていました。それにしても、なるたけ、
遠
とお
いところへ
送
おく
られてゆきたいものですね。いろいろな
珍
めずら
しいものを、できるだけ
多
おお
く
見
み
たいと
思
おも
います。それから
私
わたし
たちは、どうなるでしょうか……。
知
し
ってはいられませんか?」と、
石炭
せきたん
は、たずねました。
レールは、
考
かんが
えていたが、
「あなたがたが、
真
ま
っ
赤
か
な
顔
かお
をして
働
はたら
いていなされたのを
見
み
ました。そのうちに、
見
み
えなくなりました。なんでも、つぎから、つぎへと、
空
そら
へ
昇
のぼ
ってゆかれたということです。
考
かんが
えると、あなたがたの
一生
いっしょう
ほどいろいろと
経験
けいけん
なさるものはありますまい。
私
わたし
たちは、
永久
えいきゅう
に、このままで
動
うご
くことさえできないのであります。」と、レールはいいました。
石炭
せきたん
は、トロッコに
揺
ゆ
られながら
考
かんが
え
顔
がお
をしていました。なんとなく、すべてをほんとうに
信
しん
ずることができないからでした。
そのとき、かたわらの
赤
あか
く
色
いろ
づいた、つたの
葉
は
の
上
うえ
に、一ぴきのはちが
休
やす
もうとして
止
と
まっていましたが、トロッコの
音
おと
がして
眠
ねむ
れなかったので、
不平
ふへい
をいっていました。
「なんというやかましい
音
おと
だろう。びっくりするじゃないか。」と、はちはいいました。
「
安心
あんしん
して
止
と
まっていらっしゃい。
天気
てんき
がこう
悪
わる
くては、どこへもいかれないでありましょう。
野原
のはら
はさびしいにちがいない。
遅咲
おそざ
きのりんどうの
花
はな
も、もう
枯
か
れた
時分
じぶん
です。そして、あの
空
そら
の
雲
くも
ゆきの
早
はや
いことをごらんなさい。
天気
てんき
のよくなるまでここに
止
と
まっていて、
太陽
たいよう
が
出
で
てあたたかになったら、
里
さと
の
方
ほう
をさして
飛
と
んでいらっしゃい。」と、つたの
葉
は
は、しんせつにいってくれました。
若
わか
い、一
本
ぽん
のすぎが、つたとはちの
話
はなし
をしているのを
冷笑
れいしょう
しました。
「トロッコの
音
おと
にたまげたり、これしきの
天気
てんき
におびえているようで、この
山
やま
の
中
なか
の
生活
せいかつ
ができるものか。もっとも、もう一
度
ど
嵐
あらし
がきたなら、つたなどは、どこへか
吹
ふ
き
飛
と
ばされてしまうであろうし、あんな
小
こ
ばちなどは、
凍
こご
え
死
し
んでしまうことだろう。この
俺
おれ
は、
嵐
あらし
と
吹雪
ふぶき
に
戦
たたか
わなければならない。そして、もうおそらく、
過
す
ぎ
去
さ
った
夏
なつ
の
日
ひ
のように、
銀色
ぎんいろ
に
輝
かがや
く
空
そら
の
下
した
で、まどろむというようなことは、また
来年
らいねん
まではできないであろう……。」と、すぎの
木
き
は、いっていました。
赤
あか
くなったつたは、
勇敢
ゆうかん
な
若
わか
いすぎの
木
き
のいっていることを
聞
き
いて、なんとなく
年
とし
とってしまった、
自分
じぶん
の
身
み
の
上
うえ
を
恥
は
ずかしく
感
かん
じたのであります。なにもこれに
対
たい
して、いうことができなかったのでした。そして、すぎの
木
き
のいうように、
今夜
こんや
にも、すさまじい
嵐
あらし
が
吹
ふ
きはしないかと
身震
みぶる
いしながら、
空
そら
を
仰
あお
いでいました。
赤
あか
い
葉
は
の
面
おもて
に
止
と
まっていた
小
こ
ばちは、
飛
と
び
上
あ
がって、つい
近
ちか
くを
走
はし
っていった
石炭
せきたん
の
上
うえ
に
止
と
まりました。この
黒
くろ
い、ぴかぴか
光
ひか
るものはなんだろうと
思
おも
ったからです。
石炭
せきたん
は、にこにことして、だまって、この
小
ちい
さな
生
い
き
物
もの
の
動
うご
くようすを
見守
みまも
っていました。はちは
石炭
せきたん
の
臭
にお
いをかいだり、また
小
ちい
さな
口
くち
でなめてみたり、どこからきたかを
自分
じぶん
の
小
ちい
さな
感覚
かんかく
で
知
し
ろうとしました。しかし、それはわかるはずがなかったのです。
レールは、また、このはちをよく
見知
みし
っていました。なぜなら、この
小
ちい
さい、
敏捷
びんしょう
な、すきとおるように
美
うつく
しい
翅
つばさ
を
持
も
ったはちが、つねに、この
近傍
きんぼう
の
花
はな
から、
花
はな
を
飛
と
びまわっていたからです。
夏
なつ
のはじめのころに、はちは
他
た
のはちたちと
共同
きょうどう
をして、一つの
巣
す
を
花
はな
の
間
あいだ
に
造
つく
っていました。そして、みつを
求
もと
めに
彼
かれ
らは
毎日
まいにち
遠
とお
くまで
出
で
かけたのでありました。
朝日
あさひ
の
細
ほそ
い、
鋭
するど
い、
光
ひかり
の
箭
や
が、
花
はな
と
花
はな
の
影
かげ
の
間
あいだ
から
射
さ
し
込
こ
む
時分
じぶん
になると、
彼
かれ
らは、レールの
上
うえ
を、それについて
南
みなみ
へ、
北
きた
へと
飛
と
んでいったのを、レールは
見
み
たのでありました。はちたちがいたるところの
花
はな
にとまって、
倦
う
まずにみつを
集
あつ
めている
間
あいだ
に、
太陽
たいよう
は
高
たか
く
上
あ
がりました。そして、トロッコの
音
おと
がしてレールの
上
うえ
が
熱
あつ
くなり、
銀
ぎん
のように
白
しろ
く
光
ひか
る
風
かぜ
が、
高原
こうげん
を
渡
わた
ったのであります。
毎日
まいにち
彼
かれ
らは
同
おな
じように
働
はたら
きました。このうちに、
巣
す
の
中
なか
に
産
う
み
落
お
とされた
卵
たまご
は
孵化
ふか
して、一ぴきのはちとなり、めいめいは、いずこへとなく
飛
と
んでゆきました。また、わずかに
残
のこ
ったはちは
夏
なつ
の
終
お
わりまで、
同
おな
じところを
去
さ
らなかったのであります。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%
热门TAG:
上一篇:
雪消え近く
下一篇:
雪だるま
收藏
挑错
推荐
打印
[查看全部]
相关评论
推荐内容
热点内容
海(うみ)
あるまりの一生
僕が大きくなるまで
自由
新しい町(2)
しらかばの木
海からきた使い(2)
水盤の王さま
民衆芸術の精神
海からきた使い(1)
论坛新贴