大気中の二酸化酸素の濃度の上昇の主な原因は、人間活動による化石燃料の消費である。そして熱帯雨林の減少が、それに拍車をかけている。過度の放牧、焼き畑、大規模な山火事、木材の大規模な伐採、開発が熱帯雨林減少の原因である。
植物は光合成を行って大気中の二酸化炭素を吸収する。葉は熱を反射し、水の発散を行って気温の上昇を防ぐ。海が地球の大気を安定させているのと同様の、広大な熱帯雨林も地球の大気を安静させる役割を果たしている。熱帯雨林はまた、別の側面からその重要性が指摘されている。それは「種の多様性」である。現代科学は、地球が多様な生物種の相互関係と環境との相互作用によって、安定した生態系を築いていることをあきらかにした。熱帯雨林の減少は、生物たちの住処を奪い、その多様性を脅かす。
1、「それ」とあるが、こおこではどういう意味か。
①人間活動
②化石燃料の消費
③南極の氷が溶け出していること
④大気中の二酸化炭素の濃度の上昇
2、下から熱帯雨林が果たしている役割に属していないのを選びなさい。
①二酸化酸素の濃度を減少する。
②生態系の安定を守っていること。
③水の発散を防ぐ。
④種の多様性を脅かす。