労働省の定義によれば、「フリーター」とは、15歳から34歳までのパートやアルバイトをしている男女、ということになる。つまり、34歳をすぎると、もうフリーターとは呼ばれない。ただのパートかアルバイトである。女性の場合、フリーターと言われるのは、独身者のことで、主婦になると、パートのおばさん、である。
フリーターは、自分で就職せずに、気ままに働いて、自由を楽しんでいるようにみえるが、実際のところは、うまく就職できないための、浪人暮らしが少なくない。それは失業者が高くなると、フリーターが多くなることによっても、よく理解できる。正社員に登用されるかもしれない、と思って、一生懸命働いたが、採用されなかった、というフリーターも多い。これなどは、間違いなく失業者の部類に入る人である。
1、パートやアルバイトをしている人で「フリーター」と呼ばれるのは、次のうち、どの人か。
①25歳で結婚している男性。
②25歳で結婚している女性。
③40歳で独身の男性。
④40歳で独身の女性。
2、「たいした社会問題にならない」とあるが、なぜか。
①フリーターは失業者だと思われていないから。
②フリーターは労働者全体から見て数が少ないから。
③フリーターという呼び名がまだあまり知られていないから。
④フリーターは自分の意志で自由を楽しんでいる人だから。
3、「これ」とあるが、何を指しているか。
①自由を楽しんでいる浪人暮らしのフリーター。
②正社員になりたいのに採用されないフリーター。
③仕事があるのに自分で就職しないフリーター。
④一生懸命働いて、正社員に登用されたフリーター。