かといって、捨てるのはもったいないモノも、たくさんあります。
「もったいないから」とあげるのは、実は相手に精神的プレッシャーを与えてるのです。
使わないモノは( )。人にものをあげるのは、実は難しいことなので、もらった相手は、それを捨てにくいということを常に意識することが大切です。
人にあげる時は、自分はいいことをしている気になります。それは実は相手の気持ちを考えていません。
心配りが足りていないのです。
自分の捨てるモノを、もったいないから人にあげるのは、プレゼントの精神に反します。
捨てられないから無理やり人に押し付けています。押し付けないことです。
「 A 」と言われるならあげていいのです。
「 B 」と言って人にあげないことです。
この資源利用の時代に、捨てるという行為は、極悪非道に見られます。でも、家の中の空間は、より貴重です。家の中のモノは減らしたい。モノを捨てたいけれど、自分は悪人になりたくないと思うと、誰かにそのゴミをまわします。
もったいないのではなくて、自分が悪い人になりたくないのです。
(中谷彰広「運がよくなるマナー」による)
1、( )に入れる言葉として正しいのはどれか。
①人にあげることです。
②捨てることです。
③買わないことです。
④片付けることです。
2、「 A 」と「 B 」の中に入れる言葉として正しいのは何か。
①A:これ、捨てるならください B:これ、誰か使わない?
②A:これ、あげます B:これ、もらってもいいですか?
③A:これ、要らないなら捨ててください B:これ、もらってください
④A:これ、もらってもいいですか? B:これ、捨てるならください
3、この文章で筆者が一番言いたいことは何か。
①プレゼントを選ぶとき、自分の好き嫌いより、相手の気持ちを考えることが重要だ。
②自分の要らないものを人にあげる行為は、相手にプレッシャーを与えるだけだ。
③資源再利用の時代に自分の要らないものを、必要とする他の人にあげたほうがいい。
④自分の要らないものをもったいないという理由で他人にあげるのはやめるべきだ。