戦後、日本経済の主な支え手は成人男性で、「年功序列型賃金」と「終身雇用」が保障されてきた。一方、女性は結婚や出産で仕事をやめて家事と育児をしてきた。しかし、この仕組みが少子化と労働力不足を引き起こしたとも言われている。「子供を産んでも働きたい」と思う女性はたくさんいるのに、子育て中に「育児休業」が取れなかったり、保育所不足など子育て環境も整っていない。つまり、女性が働き続けようと思えば、結婚を断念するしかないといった現実があるわけだ。
1、「この仕組みが少子化と労働力不足を引き起こした」とあるが、これは何を述べているか。
①日本の女性には、「年功序列型賃金」と「終身雇用」が保障されていないこと。
②日本の女性の多くは、結婚したら専業主婦になりたいと思っていること。
③男は外で仕事をし、女は家を守るべきだという厳しい社会規範があること。
④日本には結婚しても女性が働き続けられるような環境が整っていないこと。