動物の顔は、もともと生きるためにありました。( 1 )人間は、単に生きているのではなくて、社会生活も営んでいます。そして、その社会生活を営むために必要ないろいろな要素もまた顔に集中してしまったのです。
顔は、生きるためだけではなくて、ほかにもいろいろな役割を持っています。そのひとつは、その人を識別するための手がかりとしての役割です。( 2 )、その人が男であるか、女であるか、何歳ぐらいであるか、ということが大体見当がつきます。中には見当がつかない人もいますが、要するに一種の「( 3 )」を顔は担っているのです。知っている人であれば、顔を見ればその人の名前もわかるでしょう。また、どこの国の人か日本人なのか、西洋人なのか、あるいは顔を見ることによって、やはりこの二人は親子だなあという実感を持つこともあります。
問1 ( 1 )に入れるのに適当な言葉はどれか
1 ところが 2 つまり 3 さて 4 たとえば
問2 ( 2 )に入れるのに適当な言葉はどれか。
1 顔を見れば 2 顔のせいで 3 顔にとって 4 顔を見ても
問3 ( 3 )には何が入るか。
1 社会のための役割 2 生活のための役割 3 信号としての役割 4 証明書としての役割
問4 筆者は顔についてどのように考えているか。
1 顔に社会生活のために必要な要素が集中していることは問題だ
2 顔には生きるためのほかに、人の外見を見分けるための働きも持っている
3 顔は生きるためにあり、人を識別知るという働きはあまり大切ではない。
4 顔は生きるためにあるのではなく、人を識別すると言う働きのためにある