陳 :はい。安全パトロールではどうのような問題を確認しますか。
佐藤:主に作業及び生産現場の不安全要素を確認します。職場ではどんなに忙しくても、安全の驥足を守ることが大切です。
陳 :それではどのような要素に注意するべきですか?
佐藤:沢山あります。たとえば、積み下ろし作業とファークルフトを運転するとき、必ずヘルメットを被ること。回転する機械を操作する時には手袋はだめ。保護メガネを着用すること。成形職場では安全靴を履くこと等です。これは全て作業者に対する要求です。それに、いろいろな状況も確認します。保護用のエリアセンサー、ブザー、両手スイッチなどの安全装置とか、消火器の保管状況とか、緊急通路の確保なども全部確認する必要があります。生産の先に安全、安全確保の次に生産といっても過言ではないです。
陳 :分かりました。会社入口の緑十字の安全旗には「安全第一」と書いてありますが、このことですね。
佐藤:その通りです。安全は何時でも第一です。安全を無視した生産は、大きな損失を招きます。
陳 :ええ。それに、入社した時に、「就業規則」を読みましたが、出勤と退勤の交通事故も労災ですね。
佐藤:そうです。この点についても会社は重視しています。何回も交通ルールを守ることを従業員に教育しましたが、残念ながら何回も交通事故がありました。
陳 :そうですか?大きな事故ですか?
佐藤:ええ、大した問題ではないですけど、事故は事故です。だから、すべての従業員は心から安全のことを重視しないと、安全管理はうまく出来ないです。各従業員に安全の重要さを理解させるため、会社はいろいろと工夫をしました。例えば、「安全月間」の活動を行い、安全スローガンと安全ポスターの募集をやりました。
陳 :はい、事務室でも安全現場でも見ました。皆積極的に参加しましたね。
佐藤:そうです。このような活動でみんなの安全意識を向上させ、生産が順調に進むことを望んでいます。
陳 :分かりました。
佐藤:もう一つ、「安全パトロール確認表」を見たことありますよね。その中には確認項目について詳しく規定されています。
陳 :はい、見たことがあります。午後も確認表の項目に基づきパトロールしますか。もう一度読み直します。
佐藤:基本的にはそれですけれど、時には意外な状況が現れます。陳さん、場合によって、「彼は一体どう考えて、そうしたのですか」のような問題で頭が痛くなりますよ。
陳 :やはり教育が足りないのが原因ではないでしょうか。
佐藤:その通りですね。教育は確かに重要です。それでは資料を読み直してください。安全パトロールは午後一時からです。
陳 :分かりました。