「へえ、それは面白いね。ぜひ行ってみたいが、それは何でも海の底にあるということではないか。どうして行くつもりだね。私にはとてもそこまで泳いでは行けないよ」 「なに、わけはございません。わたくしの背中にお乗りください」亀はこう言って、背中を出しました。 浦島は半分気味悪く思いながら、言われるままに、亀の背中に乗りました。 亀はすぐに白い波を切って、ずんずん泳いでいきました。 ざあざあいう波の音がだんだん遠くなって、青い青い水の底へ、ただもう夢のように運ばれて行きますと、ふと、そこらがかっと明るくなって、白玉のように綺麗な砂の道が続いて、向こうに立派な門が見えました。 その奥にきらきら光って、目の眩むような金銀の甍が、高く聳えていました。 「さあ、竜宮へ参りました」 亀はこう言って、浦島を背中から降ろして、 「しばらくお待ちください」 と言ったまま、門の中へ入って行きました。
「嘿,那一定很好玩吧。我真的很想去,但是聽說它在海的底下不是嗎?你打算怎麼去呢?我是游不到那裡去的喔。」 「什麼?那簡單!騎上我的背吧。」 烏龜說著,把背部露出海面。浦島覺得怪害怕地,但還是依照所言,騎上烏龜的背。 烏龜立刻穿過白色波浪使力往前游。嘩嘩的波浪聲漸漸遠去,就像被帶往夢中似的,往藍藍的水底前進。忽然周圍一陣明亮,白玉般的美麗砂道綿延不斷,可以看見前面有一道雄偉的大門。裡面閃閃發光,照得令人睜不開眼睛的金銀瓦屋,高高聳立著。 「來吧,龍宮到了。」 烏龜把浦島從背上放下來, 「請等一下。」 烏龜說完,就爬進門裡去了。