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『論語』の先進篇-25

时间: 2014-03-22    进入日语论坛
核心提示:[白文]25.子路使子羔為費宰、子曰、賊夫人之子、子路曰、有民人焉、有社稷焉、何必読書然後為学、子曰、是故悪夫佞者、[書
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[白文]25.子路使子羔為費宰、子曰、賊夫人之子、子路曰、有民人焉、有社稷焉、何必読書然後為学、子曰、是故悪夫佞者、
 
[書き下し文]子路、子羔(しこう)をして費の宰(さい)たらしむ。子曰く、夫の人の子を賊なわん(そこなわん)。子路曰く、民人あり、社稷(しゃしょく)あり、何ぞ必ずしも書を読みて、然して後、学びたりと為さん。子曰く、是の故に夫の佞者を悪む(にくむ)。
 
[口語訳]子路が、子羔を季氏が管轄する費の城主として採用した。先生が言われた。『あのまだ未熟な子羔では、城主の職務を十分に果たせないのではないか。』。子路が答えた。『費の町には、人民がいて土地を守護する神社があります。どうして人民を治めて神社の祭祀を執り行わずに、読書をすることだけが学問と言えるでしょうか。』先生がおっしゃった。『こういった子路の口達者で相手を丸め込むところが憎々しいのだ。』 
 
[解説]季氏の重臣として権勢を高めた子路は、友人ではあるが政治的資質の乏しい子羔を軍事的要地である費の城主にとりなしてやった。そして、子羔に城主としての才覚と資質が不足していることを熟知していた孔子は、子路に対して『子羔では十分な務めを果たせないだろう』と苦言を呈した。しかし、政治的な実力者となっていた子路は、既に政治の現場から引退していた孔子に向かって、『書物を読む精神的な営為だけが学問ではなく、政治の現場で理想を実現することもまた学問ではないか』と反駁したのである。その口達者な言い回しに正面から言い返すことを煩わしく感じた孔子は、『子路の口先で相手を丸め込もうとするところが憎々しい』と漏らしたのである。
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