日语童话故事 日语笑话 日语文章阅读 日语新闻 300篇精选中日文对照阅读 日语励志名言 日本作家简介 三行情书 緋色の研究(血字的研究) 四つの署名(四签名) バスカービル家の犬(巴斯克威尔的猎犬) 恐怖の谷(恐怖谷) シャーロック・ホームズの冒険(冒险史) シャーロック・ホームズの回想(回忆录) ホームズの生還 シャーロック・ホームズ(归来记) 鴨川食堂(鸭川食堂) ABC殺人事件(ABC谋杀案) 三体 失われた世界(失落的世界) 日语精彩阅读 日文函电实例 精彩日文晨读 日语阅读短文 日本名家名篇 日剧台词脚本 《论语》中日对照详解 中日对照阅读 日文古典名著 名作のあらすじ 商务日语写作模版 日本民间故事 日语误用例解 日语文章书写要点 日本中小学生作文集 中国百科(日语版) 面接官によく聞かれる33の質問 日语随笔 天声人语 宮沢賢治童話集 日语随笔集 日本語常用文例 日语泛读资料 美しい言葉 日本の昔話 日语作文范文 从日本中小学课本学日文 世界童话寓言日文版 一个日本人的趣味旅行 《孟子》中日对照 魯迅作品集(日本語) 世界の昔話 初级作文 生活场境日语 時候の挨拶 グリム童話 成語故事 日语现代诗 お手紙文例集 川柳 小川未明童話集 ハリー・ポッター 新古今和歌集 ラヴレター 情书 風が強く吹いている强风吹拂
返回首页
当前位置: 首页 »日语阅读 » 日本の昔話 » 正文

瓜子姫

时间: 2016-08-26    进入日语论坛
核心提示:むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。ある日おじいさんが裏の畑で大きなうりをみつけました。さ
(单词翻译:双击或拖选)
むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。ある日おじいさんが裏の畑で大きなうりをみつけました。
さっそくおじいさんは持ち帰り、おばあさんと二人瓜を切ろうとします。
「おじいさん、これだけあればしばらく食べ物に困らないですね」
「んだんだ。うりはぬかづけにしてもうまいからなあ」
すると、うりの中から「待って」と声がします。
おじいさんおばあさんが「え?」と思ってると、うりはペカッと割れて、中からそれは可愛い女の子が出てきました。
「おお…なんと可愛らしい。これは神様からの授かり者に違いないわい」
そしてうりからうまれたので瓜子姫と名付け、育てることにしました。瓜子姫はそれはかわいい女の子に成長していきます。
毎朝おじいさんは山へ芝刈りにおばあさんは川へ洗濯に出かけていきます。瓜こ姫はその間家でギーコットン、ギーコットンと機織りをしていました。
瓜子姫は機織が大好きなのです。また、機織にあわせて歌を歌うのが好きでした。
ある日いつものように瓜子姫がギーコットン、ギーコットンと機を織りながら歌っていると、その音にあわせるようにカァ、カァと声がします。
なんだろうまたギーコットン、ギーコットンと織ると、やはりカァ、カァと声がします。
窓の外を見ると、木の枝にとまった一羽のカラスがじっと見ています。どうやらこっちの音にあわせて鳴いてるようです。瓜子姫は楽しくなって
ギーコットン、ギーコットン、
するとカラスが
カァ、カァ
こんなことを繰り返してるうちに瓜子姫はすっかりカラスと仲良くなった気がして、嬉しくなりました。
さておじいさんが毎朝仕事に出る前に必ず瓜子姫に注意しておくことがありました。
「瓜子や、この山にはあまのじゃくという悪い鬼の子が住んどるんじゃ。るすの間あまのじゃくがやってきても、ぜったい開けちゃいかんよ」と。
あまのじゃくというものはどういうものかわかりませんが、おじいさんの話ではトゲだらけの恐ろしい姿をした女の子で、性格がひねくれてるということでした。
瓜子姫はおじいさんの言いつけを守って、留守中はけして扉を開けませんでした。
こうして何年かたちます。瓜子ひめは年頃の娘となり、ますますその美しさに磨きがかかってきます。ほうぼうから「嫁に来てくれ」と声がかかります。瓜子姫の評判は村中に広がりました。
そのことにムカムカしていたものがありした。例のあまのじゃくです。
「ふん、あんな女のどこがいいんだか。私のほうがよっぽど可愛い」
あまのじゃくはとてもひねくれた性格です。瓜子姫が幸せになるのが許せないのです。どうしても邪魔したくなってきました。
おじいさんおばあさんが出かけているスキに、あまのじゃくは瓜子姫を訪ねていきます。
瓜子姫は一人でギーコットンギーコットン機を織っています。しめたとあのまじゃくは扉を叩きます。
瓜子姫が「はい、どなたですか」ときくと
「瓜子ひめというのは貴女ですか。あなたの織る布はたいへんキレイだときいてきました。ぜひ見せてほしいんです」
どうにも不自然な作り声だったので、瓜子姫は「あやしい」と思い、
「すみません。おじいさんに留守中は誰が来てもけして開けるなと言われてます」
「そんなつれないことを言わないで、せめてほんの少し開けてくださいよ。開けてくれるまで帰りませんよ」
あんまりしつこいので細めに扉を開けて
「すみません、どうしてもいけないんです」と言いかけたところ、
扉のスキマからヌッと真っ赤でトゲだらけのごつい手がさしこまれます。
「あんた、あまのじゃくやろ!」
「ふふん、ほんならどうするちゅんじゃ」
あまのじゃくは扉の隙間からグイグイ体を押し込んできます。瓜子姫は必死で扉をしめようとしますが、ついにバキィと押し破られてしまいました。
「ふん、噂ほどでもない。どこが可愛いんじゃ。ヒドイ顔」と瓜子姫の顔をパンパンとひっぱたきます。
とうとう瓜子姫は気を失ってしまいます。あまのじゃくは瓜子姫の着物を脱がし、裏山の木に瓜子姫をくくりつけ、自分がその着物を着て瓜子姫にばけます。そしておじいさんたちが戻るのを待ちました。
おじいさんたちが戻ると何食わぬ顔であまのじゃくは瓜子姫の真似をします。
「瓜子や、寂しかったろう」
「うん、とっても寂しかった」
「そうか、モチを買ってきたから食べよう」
すると、どこからか声がします。
「瓜子姫は裏の山。着物着てるはあまのじゃく」
おじいさんおばあさんは「はて?」と不思議がりますが、まあ気のせいだろうと思っていると
「瓜子姫は裏の山。家にいるのはあまのじゃく」
また声がします。外に出ると、カラスが家の上を飛び回りながら、
「瓜子姫は裏の山。家にいるのはあまのじゃく」
と言ってるのです。それは瓜子姫が可愛がっていたカラスでした。おじいさんはもしやと思って裏山に行ってみますと、瓜子姫が柿の木に縛りつけられていました。
おじいさんは瓜子姫に化けたあまのじゃくをひっつかまえて、さんざんおしおきした後追い出しました。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%