返回首页
当前位置: 首页 »日语阅读 » 日本の昔話 » 正文

みそのにおい

时间: 2016-09-29    进入日语论坛
核心提示: むかし、あるところに、おばあさんがいました。 おばあさんは、ためたお金をどろぼうに取られてはたいヘんと、みそがめのそこ
(单词翻译:双击或拖选)
 むかし、あるところに、おばあさんがいました。
 おばあさんは、ためたお金をどろぼうに取られてはたいヘんと、みそがめのそこにかくしておきました。
 ところがある日、おばあさんがちょっと家をあけたすきに、みそがめのそこのお金を、全部ぬすまれてしまったのです。
「どうか、どろぼうをつかまえてください」
 おばあさんは、町奉行(まちぶぎょう)の大岡越前守(おおおかえちぜんのかみ)にうったえました。
「よしよし、まかせておきなさい」
 越前守(えちぜんのかみ)は、おばあさんの家の近くに住んでいる人たちを集めて、
「この中に、どろぼうがおる。犯人はみそがめのお金を取るとき、みそをかきまわしたはずじゃ。みそに手をつっこむと、半年は、においがなくならん。かくしても、しらべればすぐにわかるぞ」
と、いいました。
 すると、うしろのほうにすわっていた男が、そっと手を出して、においをかいでいます。
 越前守の話しを聞いて、みそのにおいがついているかどうか、心配になったのでしょう。
「その男をひっとらえよ」
 越前守は、こうして犯人(はんにん)をつかまえ、ぬすまれたお金をおばあさんにかえしてあげたのです。
「うむ、これにて、一件落着!」
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%

[查看全部]  相关评论