日语童话故事 日语笑话 日语文章阅读 日语新闻 300篇精选中日文对照阅读 日语励志名言 日本作家简介 三行情书 緋色の研究(血字的研究) 四つの署名(四签名) バスカービル家の犬(巴斯克威尔的猎犬) 恐怖の谷(恐怖谷) シャーロック・ホームズの冒険(冒险史) シャーロック・ホームズの回想(回忆录) ホームズの生還 シャーロック・ホームズ(归来记) 鴨川食堂(鸭川食堂) ABC殺人事件(ABC谋杀案) 三体 失われた世界(失落的世界) 日语精彩阅读 日文函电实例 精彩日文晨读 日语阅读短文 日本名家名篇 日剧台词脚本 《论语》中日对照详解 中日对照阅读 日文古典名著 名作のあらすじ 商务日语写作模版 日本民间故事 日语误用例解 日语文章书写要点 日本中小学生作文集 中国百科(日语版) 面接官によく聞かれる33の質問 日语随笔 天声人语 宮沢賢治童話集 日语随笔集 日本語常用文例 日语泛读资料 美しい言葉 日本の昔話 日语作文范文 从日本中小学课本学日文 世界童话寓言日文版 一个日本人的趣味旅行 《孟子》中日对照 魯迅作品集(日本語) 世界の昔話 初级作文 生活场境日语 時候の挨拶 グリム童話 成語故事 日语现代诗 お手紙文例集 川柳 小川未明童話集 ハリー・ポッター 新古今和歌集 ラヴレター 情书 風が強く吹いている强风吹拂
返回首页

宇宙怪人-外星球魔术(01)

时间: 2021-10-01    进入日语论坛
核心提示:星の魔術 平野少年は、ブーンという音を聞いて、しばらくしてから、やっと、からだを動かすことができるようになりました。それ
(单词翻译:双击或拖选)

星の魔術


 平野少年は、ブーンという音を聞いて、しばらくしてから、やっと、からだを動かすことができるようになりました。それまでは、おそろしさに、からだが石のようにかたくなっていて、どうすることもできなかったのです。
 平野君は、いきなり、うちのなかにかけこんで、おとうさまに、いまのできごとを知らせました。ちょうど、小林少年も来ていましたし、近所の北村さんも来ていたので、みんなが、平野君の話を聞きました。しかし、ゆりかさんには、しばらく言わないでおくことにしました。あまりにおそろしいことなので、病気にでもなっては、たいへんだからです。
 小林少年は、すぐに、明智先生に電話をかけて、ことのしだいを知らせました。すると、それから四十分ほどして、おもてに自動車のとまる音がしたかと思うと、明智探偵と、警視庁の中村捜査係長と、五人の私服刑事が、ドヤドヤとはいってきました。
 小林君と平野少年は、懐中電灯をふりてらしながら、宇宙怪人のあらわれた庭へ、明智先生たちを、あんないしました。刑事たちも、てんでに懐中電灯をつけて、ゆりかさんの部屋のそとから、庭のおくの、こだちの中まで、くまなく、しらべましたが、天気つづきなので、ハッキリした足あともなく、ほかに、これという手がかりも、みつかりませんでした。
 そこで、中村係長は、五人の刑事に、平野君のおうちのまわりを、げんじゅうに見はっているように命じておいて、明智探偵とふたりで、応接間にはいり、そこにいた平野君のおとうさまや、北村青年と話をしました。
「なにしろ、空を飛んで逃げるやつですから、いまさら、どうすることもできません。ともかく、五人の刑事を、夜も昼も、おたくのまわりにおいて、見はりをさせます。交代で、いつでも五人以上、いるようにします。それでたりないようだったら、十人でも、二十人でもよこします。」
 中村係長が、たのもしく、言うのでした。
「ゆりかを、どこか安全なところへ、かくしてしまわなくても、だいじょうぶでしょうか。わたしは、なんだか、いまにも、あれがさらわれるような気がして、居ても立っても、いられないのですが……。」
 おとうさまは、まっさおな顔で、声をふるわせて、言うのでした。
「それも、考えています。しかし、おじょうさんを、窓のない、おくまった部屋へいれて、みなさんがまもっておれば、いくらあいつでも、屋根をやぶって、はいることは、できないでしょうから、それほど、心配することはありますまい。家のまわりには、刑事たちも、見はっていることですし……。刑事たちは、みなピストルを持っています。そして怪人を見たら、うち殺してもいいという、ゆるしをうけております。」
 中村係長が、安心させるように言います。
「明智先生、ぼくは、こう思うんですがね。」
 北村青年が口をだしました。
 北村さんは、宇宙怪人にひと月も円盤の中へ、とじこめられた人ですから、この事件にはだれよりも熱心なのです。
「あいつのほうでは、博物館長をさらっていって、星の国の動物園のオリの中へ、いれようというのですから、こちらでもあいつをとらえて、上野の動物園のオリの中へ、とじこめてやりたいですね。なにか、がんじょうな大きなわなをこしらえて、あいつをとらえるのです。大きな鉄のあみのようなものですね。ネズミとりのあみを、何百倍も、でかくしたような……。」
 北村青年の意見は、じつに、とっぴでした。しかし、よく考えてみると、そうでもしなければ、コウモリとトカゲのあいの子みたいな、あの怪物をとらえることは、むずかしいでしょう。
「ピストルで殺してしまっては、なにもたずねることができません。それよりも、いけどりにして、いったい、どの星からやってきたのか、地球へ、なにをしにきたのか、また、その星の世界には、どんな動植物があるのか、科学はどれほど進歩しているのか、などのことを、オリの中の怪人にたずねて、地球の人間の知恵をひろくするほうが、どれほど、ためになるかわかりません。それには、怪人を殺さないで、いけどるほかはないのです。」
「それについては、ぼくたちも、いろいろ相談しているのだが、大きなわなをしかけるというのは、たしかにおもしろいね。だが、あいては星の世界のやつだから、われわれには、想像もできないような、知恵と力をもっている。どんな、がんじょうなわなをこしらえても、あいつは、逃げてしまうかもしれないがね。」

轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%

热门TAG: