上は13歳、下は10歳。多感な時期を向かえている。
そんな我が家では、最近こんな事があった。私が家事と育児・仕事をこなす中、いろんなストレスが溜まっていた。子供の前で自然と不機嫌になることも、八つ当たりをしてしまうことも度々あった。
そんな時、上の子にこう言われた。
「ママ、何かあったんならちゃんと話して!」
いつもと違う私の様子に気づいたのだろう。私は、ハッとした。
“子供”なんだからと思い、親の威厳を保つ為に、必死で弱みを見せないようにしてきた。
それが当たり前だと思っていた。
でも、娘の感覚は違っていた。
「しんどいことは3人で分ければ少なくなるし、嬉しいことは3人で3倍にできると思うよ。」
こんな事言われるなんて、思ってもなかった。「親」と「子」、確かに線を引く所は引かないといけないと思う。
でも、1人の人間として対等に接する時は接しなければいけないんじゃないかと気づかされた。親だって辛い事はある。しんどい事も・・・。それを主人が居ない分、娘が支えてくれようとしているのだと分かった時、涙が出た。
「親の背中を見て子は育つ」とは、この事なのかなって。
「話しても理解できないはず」じゃなくて、「まずは、話して見ないと!」と思い、これからは3人で、3人の家族のスタイルを作って行こうと思った。
今では、1日の出来事を互いに話し、家族の絆を深めている。時には喧嘩もあるけど。子供なりの、子供だからこそのアドバイス、「痛いところをつくなぁ~」と内心思いつつ、でも確実に私の宝物のような時間になっている。
いつまでもこの時間が続きますように。