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島の暮れ方の話
时间:
2022-11-04
进入日语论坛
核心提示:島の暮れ方の話小川未明南方なんぽうの暖あたたかな島しまでありました。そこには冬ふゆといっても、名なばかりで、いつも花はな
(单词翻译:双击或拖选)
島の暮れ方の話
小川未明
南方
なんぽう
の
暖
あたた
かな
島
しま
でありました。そこには
冬
ふゆ
といっても、
名
な
ばかりで、いつも
花
はな
が
咲
さ
き
乱
みだ
れていました。
ある
早春
そうしゅん
の、
黄昏
たそがれ
のことでありました。
一人
ひとり
の
旅人
たびびと
は、
道
みち
を
急
いそ
いでいました。このあたりは、はじめてとみえて、
右
みぎ
を
見
み
たり、
左
ひだり
を
見
み
たりして、
自分
じぶん
のゆく
村
むら
を
探
さが
していたのであります。
この
旅人
たびびと
は、ここにくるまでには、
長
なが
い
道
みち
を
歩
ある
きました。また、
船
ふね
にも
乗
の
らなければなりませんでした。
遠
とお
い
国
くに
から、この
島
しま
に
住
す
んでいる、
親戚
しんせき
のものをたずねてきたのであります。
旅人
たびびと
は、
道
みち
ばたに
水仙
すいせん
の
花
はな
が
夢
ゆめ
のように
咲
さ
いているのを
見
み
ました。また、
山
やま
に
真
ま
っ
赤
か
なつばきの
花
はな
が
咲
さ
いているのを
見
み
ました。そして、そのあたりは
野原
のはら
や、
丘
おか
であって、
人家
じんか
というものを
見
み
ませんでした。
暖
あたた
かな
風
かぜ
は、
海
うみ
の
方
ほう
から
吹
ふ
いてきました。その
風
かぜ
には、
花
はな
の
香
かお
りが
含
ふく
んでいました。そして、
日
ひ
はだんだんと
西
にし
の
山
やま
の
端
は
に
沈
しず
みかけていたのであります。
「もう
日
ひ
が
暮
く
れかかるが、どう
道
みち
をいったら、
自分
じぶん
のゆこうとする
村
むら
に
着
つ
くだろう。」と、
旅人
たびびと
は
立
た
ち
止
ど
まって
思案
しあん
しました。
どうか、このあたりに、
聞
き
くような
家
うち
が、ないかと、また、しばらく、
右
みぎ
を
見
み
たり、
左
ひだり
を
見
み
たりして
歩
ある
いてゆきました。ただ、
波
なみ
の
岩
いわ
に
打
う
ち
寄
よ
せて
砕
くだ
ける
音
おと
が、
静
しず
かな
夕空
ゆうぞら
の
下
した
に、かすかに
聞
き
こえてくるばかりであります。
このとき、ふと
旅人
たびびと
は、あちらに一
軒
けん
のわら
屋
や
を
見
み
つけました。その
屋根
やね
はとび
色
いろ
がかっていました。
彼
かれ
はその
家
いえ
の
方
ほう
に
近
ちか
づいてゆきますと、みすぼらしい
家
いえ
であって、
垣根
かきね
などが
壊
こわ
れて、
手
て
を
入
い
れたようすとてありません。
彼
かれ
は、だれが、その
家
いえ
に
住
す
んでいるのだろうと
思
おも
いました。
だんだん
近
ちか
づくと、
旅人
たびびと
は、二
度
ど
びっくりいたしました。それはそれは
美
うつく
しい、いままでに
見
み
たことのないような、
若
わか
い
女
おんな
がその
家
いえ
の
門
もん
にしょんぼりと
立
た
っていたのでした。
女
おんな
は、
長
なが
い
髪
かみ
を
肩
かた
から
後
うし
ろに
垂
た
れていました。
歯
は
は
細
こま
かく
清
きよ
らかで、
目
め
は、すきとおるように
澄
す
んでいて、
唇
くちびる
は
花
はな
のようにうるわしく、その
額
ひたい
の
色
いろ
は
白
しろ
かったのです。
旅人
たびびと
は、どうして、こんな
島
しま
に、こうした
美
うつく
しい
女
おんな
が
住
す
んでいるかと
思
おも
いました。またこんな
島
しま
だからこそ、こうした
美
うつく
しい
女
おんな
が
住
す
んでいるのだとも
考
かんが
えました。
旅人
たびびと
は、
女
おんな
の
前
まえ
までいって、
「
私
わたし
は、お
宮
みや
のある
村
むら
へゆきたいと
思
おも
うのですが、どの
道
みち
をいったらいいでしょうか。」といって、たずねました。
女
おんな
は、にこやかに、さびしい
笑
わら
いを
顔
かお
にうかべました。
「あなたは、
旅
たび
のお
人
ひと
ですね。」といいました。
「そうです。」と、
旅人
たびびと
は
答
こた
えました。
女
おんな
は、すこしばかり、ためらってみえましたが、
「わたしは、どうせあちらの
方
ほう
までゆきますから、そこまで、ごいっしょにまいりましょう。」といいました。
旅人
たびびと
は、「どうぞそうお
願
ねが
いいたします。」と
頼
たの
みました。そして、
二人
ふたり
は、
道
みち
を
歩
ある
きかけたときに、
旅人
たびびと
は、
女
おんな
を
振
ふ
り
向
む
いて、
「あの
家
いえ
は、あなたのお
住
す
まいではないのですか?」とききました。すると、
女
おんな
はやさしい
声
こえ
で、
「いいえ、なんであれがわたしの
家
うち
なものですか。
今日
きょう
はわたしの
二人
ふたり
の
子供
こども
たちが、
遊
あそ
びに
出
で
て、まだ
帰
かえ
ってきませんから、
迎
むか
えに
出
で
たのです。すると、あの
家
いえ
の
壁板
しとみ
に、
去年
きょねん
いなくなった、わたしの
妹
いもうと
の
着物
きもの
に
似
に
たのがかかっていましたので、ついぼんやりと
思案
しあん
に
暮
く
れていたのでございます。」と、
女
おんな
は
答
こた
えました。
旅人
たびびと
は、
不思議
ふしぎ
なことを
聞
き
くものだと
驚
おどろ
いて、
美
うつく
しい
女
おんな
の
横顔
よこがお
をしみじみと
見守
みまも
りました。ちょうど、そのとき、あちらから、
「お
母
かあ
さん!」
「お
母
かあ
さん!」
といって、
二人
ふたり
のかわいらしい
子供
こども
が
駆
か
けてきました。
女
おんな
は、
喜
よろこ
んで、
二人
ふたり
の
子供
こども
を
自分
じぶん
の
胸
むね
に
抱
だ
きました。
「わたしたちは、ここでお
別
わか
れいたします。あなたは、この
道
みち
をまっすぐにおゆきなさると、じきにお
宮
みや
のある
村
むら
に
出
で
ますから。」と、
女
おんな
は
旅人
たびびと
に
道
みち
を
教
おし
えて、
花
はな
の
咲
さ
く、
細道
ほそみち
を
二人
ふたり
の
女
おんな
の
子
こ
といっしょに、さびしい、
波
なみ
の
音
おと
の
聞
き
こえる
山
やま
のすその
方
ほう
へと
指
さ
してゆきました。
旅人
たびびと
は、それと
反対
はんたい
に
山
やま
について、だんだん
奥
おく
に
深
ふか
く
入
はい
ってゆきました。
山々
やまやま
にはみかんが、まだなっているところもありました。そして、まったく、
日
ひ
が
暮
く
れた
時分
じぶん
、
思
おも
った
村
むら
につくことができたのであります。
その
夜
よ
、
燈火
ともしび
の
下
した
で
旅人
たびびと
は、
親戚
しんせき
の
人々
ひとびと
に、その
日
ひ
不思議
ふしぎ
な
美
うつく
しい
女
おんな
を
見
み
たこと、そして、その
女
おんな
はあちらのさびしい、
山
やま
のすその
方
ほう
へと
草道
くさみち
を
分
わ
けていったことを、
話
はな
したのであります。
そのとき、
親戚
しんせき
の
人
ひと
は、
驚
おどろ
いた
顔
かお
つきをして、
「あんな
方
ほう
には、
家
いえ
がないはずだが。」といいました。
旅人
たびびと
は、また、「
妹
いもうと
の
着物
きもの
に、よく
似
に
た
着物
きもの
が
壁板
しとみ
にかかっていた――その
妹
いもうと
は、
去年
きょねん
行方
ゆくえ
がわからなくなった――。」といった
女
おんな
の
言葉
ことば
を、いぶかしく
思
おも
わずにはいられませんでした。
翌日
よくじつ
、
旅人
たびびと
は、
親戚
しんせき
の
人
ひと
といっしょに、
昨日
きのう
、
女
おんな
がその
家
いえ
の
門
かど
に
立
た
っていたところまでいってみることにしました。
南
みなみ
の
島
しま
の
気候
きこう
は、
暖
あたた
かで
空
そら
はうっとりしていました。そして、みつばちは、
花
はな
に
集
あつ
まっていました。
旅人
たびびと
は、
昨日
きのう
の
黄昏方
たそがれがた
見
み
たわら
屋
や
までやってきますと、その
家
うち
は、まったくの
破
やぶ
れ
家
や
で、だれも
住
す
んでいませんでした。そして、
壁板
しとみ
のところをながめますと、
美
うつく
しいちょうの
翼
つばさ
が、
大
おお
きなくもの
巣
す
にかかっていたのでありました。
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