少年と秋の日
小川未明
もう、ひやひやと、
「
どうしたのか、そのボールは
この
「ね、
「お
「
「
「りゅうのひげなら、あすこにたくさんあるよ。ぼくもりゅうのひげの
「りゅうのひげ?」
「ああ、りゅうのひげさ、
「
「
なるほど、
「
「
「そうか、あったかい。ないの?
「なんだ、ここにあるじゃないか。」と、さっき
「
「うん、こんどしよう。
「
「
「どうしようかな。」と、ボールを
「
「ここが、
「まあ。」といって、
「
「これから、ときどき、
「ええ、
三
あちらの
「あれは、マンドリンだね。」と、
「わたし、マンドリンひけてよ。こんどいらっしゃったら、きかしてあげるわ。」と、
「あ、
「
「
その
「あ、あの
「
「カチ、カチ、いうじゃないか!
「ほんとうだわ、
「だあれ?」と、
「
それは、
「
「
そういった、
「まあ、いま
「お
「じゃ、