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» 正文
真吉とお母さん
时间:
2022-11-14
进入日语论坛
核心提示:真吉とお母さん小川未明真吉しんきちは、よくお母かあさんのいいつけを守まもりました。お母かあさんは、かわいい真吉しんきちを
(单词翻译:双击或拖选)
真吉とお母さん
小川未明
真吉
しんきち
は、よくお
母
かあ
さんのいいつけを
守
まも
りました。お
母
かあ
さんは、かわいい
真吉
しんきち
を、はやくりっぱな
人間
にんげん
にしたいと
思
おも
っていました。そして、
平常
いつも
、
真吉
しんきち
に
向
む
かって、
「
人
ひと
は、なによりも
正直
しょうじき
でなければなりません。また、よわいものを、いじめてはいけません。
正
ただ
しいと
思
おも
ったら、
相手
あいて
がいかに
強
つよ
くても、
恐
おそ
れずに、
信
しん
じたことをいわなければなりません。
昔
むかし
の
偉
えら
い
人
ひと
は、みんなそうした
人
ひと
たちでありました。また、
小
ちい
さな
日本
にっぽん
の
国
くに
が、
大
おお
きな
国
くに
と
戦
たたか
って、
勝
か
つことができたのは、
日本人
にほんじん
にこの
精神
せいしん
があったからです。
貧乏
びんぼう
をしてもけっして
曲
ま
がった
考
かんが
えを
持
も
ってはならないし、
困
こま
っているものがあったら、
自分
じぶん
の二つあるものは、一つ
分
わ
けてやるようにしなければなりません。」と、
日
ひ
ごろから、よくいいきかされたのでありました。
真吉
しんきち
は、
外
そと
にいても、
内
うち
にいても、よくお
母
かあ
さんの
手助
てだす
けをしましたが、お
父
とう
さんがなかったので、
奉公
ほうこう
に
出
で
なければならなくなりました。それも、
遠
とお
い
東京
とうきょう
へゆくことになりました。
東京
とうきょう
には、まだ
顔
かお
を
知
し
らない
叔父
おじ
さんが
住
す
んでいられて、いい
奉公口
ほうこうぐち
をさがしてくだされたからです。
なつかしい
川
かわ
、
森
もり
、
野原
のはら
、そして、
仲
なか
のいいお
友
とも
だちや、かわいいペスに、
白
しろ
のいる
村
むら
から、そればかりか、やさしいお
母
かあ
さんと
別
わか
れなければならぬのは、どんなに
真吉
しんきち
には
悲
かな
しいことであったでしょう。
「
僕
ぼく
、お
母
かあ
さんといっしょなら、どんなさびしいところでもゆくのだがなあ、そして、ちっとも、さびしいことはないんだがなあ。」と
思
おも
って、
涙
なみだ
にくれました。
お
母
かあ
さんは、お
母
かあ
さんで、まだ
年
とし
のいかない、だいじな、かわいい
子
こ
を
手
て
もとからはなすのは
身
み
を
裂
さ
かれるような
苦
くる
しみでありました。
「
夜中
よなか
に、
夜具
やぐ
からはみだしても、いままでのように、だれがかけてくれるだろう。かぜをひかなければいいが、なにから、なにまで、
私
わたし
が
世話
せわ
をしてやったのが、もう
旅
たび
に
出
で
れば、めんどうを
見
み
てくれるものもないだろう。」と、お
母
かあ
さんは、ひとりで
考
かんが
えて、
涙
なみだ
をふいていました。
しかし、一
家
か
の
都合
つごう
では、どうすることもできません。いよいよ
真吉
しんきち
の
出発
しゅっぱつ
の
日
ひ
がやってきました。お
母
かあ
さんは、
泣
な
き
顔
がお
を
見
み
せてはいけないと
思
おも
って、
「さあ、
元気
げんき
よくいっておいで。
道中
どうちゅう
気
き
をつけて、あちらについたら、この
赤
あか
いふろしきを
持
も
って
改札口
かいさつぐち
を
出
で
ると、
叔父
おじ
さんが、
迎
むか
えに
出
で
ていてくださるから、お
母
かあ
さんの、
日
ひ
ごろいったことをよく
守
まも
って、
偉
えら
い
人
ひと
になっておくれ。こちらのことは、けっして、
心配
しんぱい
しなくていいのですから。」と、おっしゃいました。
真吉
しんきち
は、
日本男子
にっぽんだんし
というものは、
泣
な
くものでないと、
学校
がっこう
の
先生
せんせい
からきいていたので
我慢
がまん
をして、
「いってまいります。」と、
頭
あたま
をさげて、
家
うち
を
出
で
ました。そして、
後
あと
をふりかえり、ふりかえり、二
里
り
の
道
みち
を
歩
ある
いて、
町
まち
へ
出
で
て、そこから
汽車
きしゃ
に
乗
の
ったのでありました。
はじめて、
遠方
えんぽう
へゆく、
汽車
きしゃ
に
乗
の
ったので
心細
こころぼそ
かったのです。
窓
まど
ぎわに
小
ちい
さくなって、
自分
じぶん
の
村
むら
の
方
ほう
を
見
み
ていると、
武
たけ
ちゃんや、
哲
てっ
ちゃんが
往来
おうらい
で
遊
あそ
んでいる
姿
すがた
が
見
み
えます。ペスが
尾
お
をふって、どうして
今日
きょう
は、
真
しん
ちゃんはいないのかなと
不思議
ふしぎ
に
思
おも
っている
顔
かお
がありありと
浮
う
かんできます。
真吉
しんきち
は、たまらなくなって、しくしくとそでに
顔
かお
をあてて
泣
な
いたのでした。そのうちに
汽車
きしゃ
は
動
うご
き
出
だ
しました。だんだん
走
はし
ると、いつか、
見覚
みおぼ
えのある
山
やま
までが、ついに
見
み
えなくなってしまいました。
「いまごろ、お
母
かあ
さんは、どうしていられるだろう。」と
思
おも
うと、
仕事
しごと
をなさっているお
母
かあ
さんの
姿
すがた
が、
泣
な
いている
目
め
の
中
なか
にうつって
見
み
えたのでした。
しかし、それから、一
時間
じかん
もたつと、
真吉
しんきち
は、
泣
な
いてはいませんでした。はじめて
顔
かお
を
見
み
る
叔父
おじ
さんのことを
考
かんが
えたり、はやく、
自分
じぶん
が
大
おお
きくなって、お
母
かあ
さんの
力
ちから
になってあげたいと
考
かんが
えていました。
汽車
きしゃ
に
乗
の
ってから、九
時間
じかん
めに
東京
とうきょう
へ
着
つ
きました。
叔父
おじ
さんが
迎
むか
えに
出
で
ていてくださいました。
「よく、
一人
ひとり
でこられたな。
感心
かんしん
じゃ。」といって、
我
わ
が
子
こ
のように、
頭
あたま
をなでてくださいました。
その、あくる
日
ひ
から、二、三
日
にち
というもの、
叔父
おじ
さんは、いそがしい
体
からだ
を
真吉
しんきち
をつれて、にぎやかな
東京
とうきょう
を
見物
けんぶつ
さしてくださいました。
真吉
しんきち
は、ほんとうにやさしい、いい
叔父
おじ
さんだと
思
おも
いました。
いよいよ
叔父
おじ
さんの、
世話
せわ
してくだされたお
店
みせ
へゆくときに
叔父
おじ
さんは、
「よく、ご
主人
しゅじん
のいいつけを
守
まも
って、
辛棒
しんぼう
するのだよ。そして、
平常
ふだん
は、
出
で
られないが、お
正月
しょうがつ
にでもなったら、ゆっくり
遊
あそ
びにおいでよ。」と、おっしゃいました。
お
店
みせ
の
主人
しゅじん
は、たいそう
厳格
げんかく
な
人
ひと
でした。
「ゆるしなく、かってに
出歩
である
いたり、また
泊
と
まってきたようなものは、さっそく
店
みせ
を
出
で
ていってもらう。」という
規則
きそく
がありました。
真吉
しんきち
は、ここにきてからは、よく
主人
しゅじん
のいいつけを
守
まも
って
働
はたら
きました。また、
自分
じぶん
のお
友
とも
だちとも
仲
なか
よくいたしましたから、みんなから
愛
あい
されたのです。この
分
ぶん
なら、
自分
じぶん
でもつとまりそうに
思
おも
いましたが、
夜
よる
ねるにつけ、
朝
あさ
目
め
をさますにつけ、
思
おも
い
出
だ
されるものは、お
母
かあ
さんの
顔
かお
でありました。
「いまごろ、お
母
かあ
さんは、どうなさっているだろう。」
こう
思
おも
うと、お
母
かあ
さんのことが
思
おも
われて、なりません。
夜
よる
になってから、お
母
かあ
さんにあてて
手紙
てがみ
をかいて
出
だ
しました。三、
四日
よっか
すると、お
母
かあ
さんから、
返事
へんじ
がまいりました。あけてみると、
「お
母
かあ
さんは
達者
たっしゃ
でいますから、
心配
しんぱい
しなくていい。おまえはからだをだいじに、よくおつとめなさい。」と、
書
か
いてありました。
真吉
しんきち
は、お
母
かあ
さんからきた
手紙
てがみ
だと
思
おも
うと、なつかしくてだいじにしまっておきました。また、
十日
とおか
ばかりたつと、お
母
かあ
さんが
恋
こい
しくなりました。ついに
我慢
がまん
がしきれなくなって、
手紙
てがみ
を
書
か
いて
出
だ
しました。こんどは、
待
ま
っても、お
母
かあ
さんから、
返事
へんじ
がまいりませんでした。
一月
ひとつき
、
二月
ふたつき
とたつにつれて、ますますお
母
かあ
さんや、
田舎
いなか
のことが
思
おも
い
出
だ
されてなりません。
「それにしても、どうしてお
母
かあ
さんから
手紙
てがみ
がこないのだろう。
病気
びょうき
で、ねておいでなさるのではないかしらん。」
こう
思
おも
うと、
母親思
ははおやおも
いの
真吉
しんきち
はたまらなくなりました。
そのうちに、お
正月
しょうがつ
がきて、一
日
にち
おひまが
出
で
ました。
泊
と
まりにいく、
親戚
しんせき
のあるものは、
泊
と
まってきてもいいというのでした。
真吉
しんきち
は、
久
ひさ
しぶりで、
叔父
おじ
さんの
家
うち
へいこうと
出
で
かけたのであります。ふと、あちらの
停車場
ていしゃば
を
発
はっ
してゆく、
汽車
きしゃ
の
笛
ふえ
の
音
おと
をききました。
「そうだ、一
日
にち
あれば、
田舎
いなか
へ
帰
かえ
ってくることができる。お
母
かあ
さんのところへいこう。」
こう
考
かんが
えると、もらったお
小使
こづか
いがふところにあったのですぐさま、
停車場
ていしゃば
へかけつけました。ちょうど、
北
きた
へゆく
汽車
きしゃ
があって、それにのりました。
汽車
きしゃ
の
中
なか
は、スキーにゆく
人
ひと
たちで、にぎやかでした。
真吉
しんきち
は、これを
見
み
て、
「
雪
ゆき
がふると、お
母
かあ
さんは、
町
まち
へ
出
で
るのに、どんなに
不自由
ふじゆう
をなさるかしれない。それだのに、この
人
ひと
たちは、
遊
あそ
びができるといってよろこんでいる。」
こう
思
おも
うと、その
人
ひと
たちがにくらしかったのでした。いつしか、その
人
ひと
たちも、
途中
とちゅう
で
降
お
りてしまいました。いつまでも
乗
の
っているのは、
真吉
しんきち
のほかに三、四
人
にん
で、さびしくなりました。そして、
雪
ゆき
が、だんだん
深
ふか
くなりました。
けれど、
晩
ばん
には、お
母
かあ
さんのお
顔
かお
が
見
み
られるのだと
思
おも
うと
真吉
しんきち
の心は、うれしくて
飛
と
び
立
た
つばかりでした。
やっと、
半年
はんとし
ばかり
前
まえ
に、そこから
汽車
きしゃ
に
乗
の
って
立
た
った、
町
まち
の
停車場
ていしゃば
へ
着
つ
くと、もうまったく
暗
くら
くなっていました。そして
雪
ゆき
が
積
つ
もる
上
うえ
に、まだ
降
ふ
っていました。
真吉
しんきち
は、お
母
かあ
さんの
知
し
り
合
あ
いの
呉服店
ごふくみせ
を
思
おも
い
出
だ
しました。そこで
堤燈
ちょうちん
を
借
か
りてゆこうと
立
た
ち
寄
よ
りました。ふいに、
真吉
しんきち
が
帰
かえ
ってきたので、
呉服店
ごふくみせ
のおかみさんは、おどろいて、
「まあ、どうして
帰
かえ
っていらしたか。」と、たずねました。
真吉
しんきち
は、お
母
かあ
さんのことを
心配
しんぱい
して、
見
み
に
帰
かえ
ったと
話
はな
すと、
「なんの、お
母
かあ
さんは、お
達者
たっしゃ
でいらっしゃいますよ。
昨日
きのう
おいでになって、
東京
とうきょう
へいっている
息子
むすこ
の
春着
はるぎ
を
造
つく
ってやるのだと、
反物
たんもの
を
買
か
ってお
帰
かえ
りになりました。」と、おかみさんは、
告
つ
げました。
真吉
しんきち
は、これをきくと、
安心
あんしん
して、いままで、
張
は
りつめた
気持
きも
ちがなくなりました。そして、お
母
かあ
さんの、
真心
まごころ
からの
教
おし
えが、
「お
母
かあ
さんのことは、
心配
しんぱい
しなくていいから、よくおつとめなさい。」と、おっしゃったことが、
頭
あたま
の
中
なか
にはっきりと
浮
う
かんできました。
たとえ、これから
家
うち
へ
帰
かえ
れても、この
雪
ゆき
では、
明日
あす
の
中
うち
に
東京
とうきょう
へ
帰
かえ
ることはむずかしい。そうしたらご
主人
しゅじん
が
心配
しんぱい
なされるだろう。お
母
かあ
さんの
達者
たっしゃ
のことがわかったうえは、いまからすぐに
夜行
やこう
に
乗
の
って、
東京
とうきょう
へゆくことにしようと、
真吉
しんきち
は、
思
おも
いました。そして、
呉服店
ごふくみせ
のおかみさんが、しんせつに、
泊
と
まっていったらというのをきかずに、
停車場
ていしゃば
へ
引
ひ
き
返
かえ
して、
出立
しゅったつ
したのでした。
翌日
よくじつ
、
真吉
しんきち
は、
東京
とうきょう
へ
着
つ
くと、すぐにお
店
みせ
に
帰
かえ
って、
昨日
きのう
からのことを
正直
しょうじき
に
主人
しゅじん
に
話
はな
しますと、
主人
しゅじん
は、
真吉
しんきち
の
孝心
こうしん
の
深
ふか
いのに
感歎
かんたん
しましたが、
感情
かんじょう
に
委
まか
せて、
考
かんが
えなしのことをしてはならぬと、この
後
のち
のことを
戒
いまし
めました。
真吉
しんきち
は、
大
おお
きくなってから、りっぱな
商人
しょうにん
になりました。そして、お
母
かあ
さんによく
孝行
こうこう
をつくしたということであります。
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