英语
韩语
法语
德语
西班牙语
意大利语
阿拉伯语
葡萄牙语
越南语
俄语
芬兰语
泰语
丹麦语
对外汉语
日语学习网
TAG标签
收藏本站
网站地图
RSS订阅
TAG列表
关键字列表
日语词典
日语翻译
首页
日语入门
高考日语
日语听力
日语口语
日语阅读
日语词汇
日语语法
日语考试
走进日本
日语歌曲
日语下载
日语背单词
搜索
搜索
热门标签
日本名家名篇
日语名篇
作品合集
分享到:
日语童话故事
日语笑话
日语文章阅读
日语新闻
300篇精选中日文对照阅读
日语励志名言
日本作家简介
三行情书
緋色の研究(血字的研究)
四つの署名(四签名)
バスカービル家の犬(巴斯克威尔的猎犬)
恐怖の谷(恐怖谷)
シャーロック・ホームズの冒険(冒险史)
シャーロック・ホームズの回想(回忆录)
ホームズの生還 シャーロック・ホームズ(归来记)
鴨川食堂(鸭川食堂)
ABC殺人事件(ABC谋杀案)
三体
失われた世界(失落的世界)
日语精彩阅读
日文函电实例
精彩日文晨读
日语阅读短文
日本名家名篇
日剧台词脚本
《论语》中日对照详解
中日对照阅读
日文古典名著
名作のあらすじ
商务日语写作模版
日本民间故事
日语误用例解
日语文章书写要点
日本中小学生作文集
中国百科(日语版)
面接官によく聞かれる33の質問
日语随笔
天声人语
宮沢賢治童話集
日语随笔集
日本語常用文例
日语泛读资料
美しい言葉
日本の昔話
日语作文范文
从日本中小学课本学日文
世界童话寓言日文版
一个日本人的趣味旅行
《孟子》中日对照
魯迅作品集(日本語)
世界の昔話
初级作文
生活场境日语
時候の挨拶
グリム童話
成語故事
日语现代诗
お手紙文例集
川柳
小川未明童話集
ハリー・ポッター
返回首页
当前位置:
首页
»
日语阅读
»
小川未明童話集
» 正文
電信柱と妙な男
时间:
2022-11-26
进入日语论坛
核心提示:電信柱と妙な男小川未明ある町まちに一人ひとりの妙みょうな男おとこが住すんでいた。昼間ひるまはちっとも外そとに出でない。友
(单词翻译:双击或拖选)
電信柱と妙な男
小川未明
ある
町
まち
に
一人
ひとり
の
妙
みょう
な
男
おとこ
が
住
す
んでいた。
昼間
ひるま
はちっとも
外
そと
に
出
で
ない。
友人
ゆうじん
が
誘
さそ
いにきても、けっして
外
そと
へは
出
で
なかった。
病気
びょうき
だとか、
用事
ようじ
があるとかいって、
出
で
ずにへやの
中
なか
へ
閉
と
じこもっていた。
夜
よる
になって
人
ひと
が
寝静
ねしず
まってから、
独
ひと
りでぶらぶら
外
そと
を
歩
ある
くのが
好
す
きであった。
いつも
夜
よる
の一
時
じ
ごろから三
時
じ
ごろの、だれも
通
とお
らない
町
まち
の
中
なか
を、
独
ひと
りでぶらぶらと
歩
ある
くのが
好
す
きであった。ある
夜
よ
、
男
おとこ
は、いつものように
静
しず
かな
寝静
ねしず
まった
町
まち
の
往来
おうらい
を
歩
ある
いていると、
雲突
くもつ
くばかりの
大男
おおおとこ
が、あちらからのそりのそりと
歩
ある
いてきた。
見上
みあ
げると二、三
丈
じょう
もあるかと
思
おも
うような
大男
おおおとこ
である。
「おまえはだれか?」と、
妙
みょう
な
男
おとこ
は
聞
き
いた。
「おれは
電信柱
でんしんばしら
だ。」と、
雲突
くもつ
くばかりの
大男
おおおとこ
は、
腰
こし
をかがめて
小声
こごえ
でいった。
「ああ、
電信柱
でんしんばしら
か、なんでいまごろ
歩
ある
くのだ。」と、
妙
みょう
な
男
おとこ
は
聞
き
いた。
電信柱
でんしんばしら
はいうに、
昼間
ひるま
は
人通
ひとどお
りがしげくて、
俺
おれ
みたいな
大
おお
きなものが
歩
ある
けないから、いまごろいつも
散歩
さんぽ
するのに
定
き
めている、と
答
こた
えた。
「しかし、
小男
こおとこ
さん。おまえさんは、なぜ、いまごろ
歩
ある
くのだ。」と、
電信柱
でんしんばしら
は
聞
き
いた。
妙
みょう
な
男
おとこ
はいうに、
俺
おれ
は
世
よ
の
中
なか
の
人
ひと
がみんなきらいだ。だれとも
顔
かお
を
合
あ
わせるのがいやだから、いま
時分
じぶん
歩
ある
くのだ。と
答
こた
えた。それはおもしろい。これから
友
とも
だちになろうじゃあありませんかと、
電信柱
でんしんばしら
は
申
もう
し
出
で
た。
妙
みょう
な
男
おとこ
は、すぐさま
承諾
しょうだく
していうに、
「
電信柱
でんしんばしら
さん、
世間
せけん
の
人
ひと
はみんなきらいでも、おまえさんは
好
す
きだ。これからいっしょに
散歩
さんぽ
しよう。」といって、
二人
ふたり
はともに
歩
ある
き
出
だ
した。
しばらくすると、
妙
みょう
な
男
おとこ
は、
小言
こごと
をいい
出
だ
した。
「
電信柱
でんしんばしら
さん、あんまりおまえは
丈
せい
が
高
たか
すぎる。これでは
話
はな
しづらくて
困
こま
るじゃないか。なんとか、もすこし
丈
せい
の
低
ひく
くなる
工夫
くふう
はないかね。」といった。
電信柱
でんしんばしら
は、しきりに
頭
あたま
をかしげていたが、
「じゃ、しかたがない。どこか
池
いけ
か
河
かわ
のふちへいきましょう。
私
わたし
は
水
みず
の
中
なか
へ
入
はい
って
歩
ある
くと、おまえさんとちょうど
丈
せい
の
高
たか
さがおりあうから、そうしよう。」といった。
「なるほど、おもしろい。」といって、
妙
みょう
な
男
おとこ
は
考
かんが
えていたが、
「だめだ。だめだ。
河
かわ
ぶちなんかいけない。
道
みち
が
悪
わる
くて、やぶがたくさんあって
困
こま
る。おまえさんは
無神経
むしんけい
も
同然
どうぜん
だからいいが、
私
わたし
は
困
こま
る。」と、
顔
かお
をしかめて
不賛成
ふさんせい
をとなえだした。
電信柱
でんしんばしら
は、
背
せ
を
二重
ふたえ
にして
腰
こし
をかがめていたが、
「そんなら、いいことが
思
おも
いあたった。おまえさんは
身体
からだ
が
小
ちい
さいから、どうだね、
町
まち
の
屋根
やね
を
歩
ある
いたら、
私
わたし
は、こうやって
軒
のき
について
歩
ある
くから。」といった。
妙
みょう
な
男
おとこ
は、
黙
だま
ってうなずいていたが、
「うん、それはおもしろそうじゃ、
私
わたし
を
抱
だ
いて
屋根
やね
の
上
うえ
へのせてくれ。」
と
頼
たの
みました。
電信柱
でんしんばしら
は、
軽々
かろがろ
と
妙
みょう
な
男
おとこ
を
抱
だ
き
上
あ
げて、ひょいとかわら
屋根
やね
の
上
うえ
に
下
お
ろしました。
妙
みょう
な
男
おとこ
は、ああなんともいえぬいい
景色
けしき
だと
喜
よろこ
んで、
屋根
やね
を
伝
つた
って
話
はな
しながら
歩
ある
きました。するとこのとき、
雲間
くもま
から
月
つき
が
出
で
て、おたがいに
顔
かお
と
顔
かお
とがはっきりとわかりました。たちまち
妙
みょう
な
男
おとこ
は
大
おお
きな
声
こえ
で、
「やあ、おまえさんの
顔色
かおいろ
は
真
ま
っ
青
さお
じゃ。まあ、その
傷口
きずぐち
はどうしたのだ。」と、
電信柱
でんしんばしら
の
顔
かお
を
見
み
てびっくりしました。
このとき、
電信柱
でんしんばしら
がいうのに、
「ときどき
怖
おそ
ろしい
電気
でんき
が
通
とお
ると、
私
わたし
の
顔色
かおいろ
は
真
ま
っ
青
さお
になるのだ。みんなこの
傷口
きずぐち
は
針線
はりがね
でつつかれた
痕
あと
さ。」といいました。
すると、
妙
みょう
な
男
おとこ
は
急
きゅう
に
逃
に
げ
出
だ
して、
「やあ、
危険
きけん
!
危険
きけん
! おまえさんにゃ
触
さわ
れない。」といったが、
高
たか
い
屋根
やね
に
上
あ
がっていて
下
お
りられなかった。
「おい
小男
こおとこ
さん、もう
夜
よ
が
明
あ
けるよ。」と、
電信柱
でんしんばしら
がいった。
「え、
夜
よ
が
明
あ
ける? ……」といって、
妙
みょう
な
男
おとこ
は
東
ひがし
の
空
そら
を
見
み
ると、はや
白々
しらじら
と
夜
よ
が
明
あ
けかけた。
「こりゃたいへんだ。」といいざま、
電信柱
でんしんばしら
に
飛
と
びつこうとして、またあわてて、
「や、
危険
きけん
!
危険
きけん
!」と、
後
あと
じさりをすると、
電信柱
でんしんばしら
は
手
て
をたたいて、ははははと
大口
おおぐち
開
あ
けて
笑
わら
った。
「
小男
こおとこ
さん、
私
わたし
は、こうやっていられない。
夜
よ
が
明
あ
けて
人
ひと
が
通
とお
る
時分
じぶん
には、
旧
もと
のところへ
帰
かえ
って
立
た
っていなければならんのだ。おまえさんは、
独
ひと
りこの
屋根
やね
にいる
気
き
かね。」と、
電信柱
でんしんばしら
はいった。
妙
みょう
な
男
おとこ
は
困
こま
って、とうとう
泣
な
き
出
だ
した。かれこれするうちに、
人
ひと
が
通
とお
り
始
はじ
めた。
電信柱
でんしんばしら
は、とうとう
帰
かえ
る
時刻
じこく
を
後
おく
れてしまって、やむをえず、とてつもないところに
突
つ
っ
立
た
って、なに
知
し
らぬ
顔
かお
でいた。
妙
みょう
な
男
おとこ
は
独
ひと
り、
「おい、おい、
電信柱
でんしんばしら
さん、どうか
下
お
ろしてくれ。」と
拝
おが
みながらいったが、もう
電信柱
でんしんばしら
は、
声
こえ
も
出
だ
さなけりゃ、
身動
みうご
きもせんで、じっとして
黙
だま
っていた。
通
とお
る
人々
ひとびと
は、みんな
笑
わら
って、
「こりゃ
不思議
ふしぎ
だ、あんな
町
まち
の
真
ま
ん
中
なか
に
電信柱
でんしんばしら
が一
本
ぽん
立
た
っている。そして、あの
屋根
やね
にいる
男
おとこ
が、しきりと
泣
な
きながら
拝
おが
んでいる。」
といって、あっはははと
笑
わら
っていると、そのうちに
巡査
じゅんさ
がくる。さっそく
妙
みょう
な
男
おとこ
は、
盗賊
とうぞく
とまちがえられて
警察
けいさつ
へ
連
つ
れられていきましたが、まったくの
盗賊
とうぞく
でないことがわかって、
放免
ほうめん
されました。それからというものは、
妙
みょう
な
男
おとこ
は
夜
よる
も
外
そと
へ
出
で
なくなって、
昼
ひる
も
夜
よる
もへやに
閉
と
じこもっていました。そして、その
電信柱
でんしんばしら
も、いろいろ
世間
せけん
でうわさがたって、もう
夜
よる
の
散歩
さんぽ
はやめたということであります。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%
热门TAG:
上一篇:
ちょうと怒濤(2)
下一篇:
手風琴(1)
收藏
挑错
推荐
打印
推荐内容
热点内容
宝石商(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
僕が大きくなるまで_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わない娘(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
不思議な鳥(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
町のお姫さま_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
蝋人形(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
老婆(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わなかった少年(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わなかった少年(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
森の暗き夜(3)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
论坛新贴