英语
韩语
法语
德语
西班牙语
意大利语
阿拉伯语
葡萄牙语
越南语
俄语
芬兰语
泰语
丹麦语
对外汉语
日语学习网
TAG标签
收藏本站
网站地图
RSS订阅
TAG列表
关键字列表
日语词典
日语翻译
首页
日语入门
高考日语
日语听力
日语口语
日语阅读
日语词汇
日语语法
日语考试
走进日本
日语歌曲
日语下载
日语背单词
搜索
搜索
热门标签
日本名家名篇
日语名篇
作品合集
分享到:
日语童话故事
日语笑话
日语文章阅读
日语新闻
300篇精选中日文对照阅读
日语励志名言
日本作家简介
三行情书
緋色の研究(血字的研究)
四つの署名(四签名)
バスカービル家の犬(巴斯克威尔的猎犬)
恐怖の谷(恐怖谷)
シャーロック・ホームズの冒険(冒险史)
シャーロック・ホームズの回想(回忆录)
ホームズの生還 シャーロック・ホームズ(归来记)
鴨川食堂(鸭川食堂)
ABC殺人事件(ABC谋杀案)
三体
失われた世界(失落的世界)
日语精彩阅读
日文函电实例
精彩日文晨读
日语阅读短文
日本名家名篇
日剧台词脚本
《论语》中日对照详解
中日对照阅读
日文古典名著
名作のあらすじ
商务日语写作模版
日本民间故事
日语误用例解
日语文章书写要点
日本中小学生作文集
中国百科(日语版)
面接官によく聞かれる33の質問
日语随笔
天声人语
宮沢賢治童話集
日语随笔集
日本語常用文例
日语泛读资料
美しい言葉
日本の昔話
日语作文范文
从日本中小学课本学日文
世界童话寓言日文版
一个日本人的趣味旅行
《孟子》中日对照
魯迅作品集(日本語)
世界の昔話
初级作文
生活场境日语
時候の挨拶
グリム童話
成語故事
日语现代诗
お手紙文例集
川柳
小川未明童話集
ハリー・ポッター
返回首页
当前位置:
首页
»
日语阅读
»
小川未明童話集
» 正文
つばめと乞食の子
时间:
2022-11-26
进入日语论坛
核心提示:つばめと乞食の子小川未明ある村むらへ、一人ひとりの乞食こじきの子こが入はいってきた。十二、三で顔かおはまっ黒くろく、目め
(单词翻译:双击或拖选)
つばめと乞食の子
小川未明
ある
村
むら
へ、
一人
ひとり
の
乞食
こじき
の
子
こ
が
入
はい
ってきた。十二、三で
顔
かお
はまっ
黒
くろ
く、
目
め
の
大
おお
きな
子
こ
だ。そのうえいじ
悪
わる
で、
人
ひと
に
向
む
かって、けっして、ものをくれいといったことがない。
毎日
まいにち
毎日
まいにち
外
そと
を
歩
ある
いていて、ほかの
子供
こども
がなにか
食
た
べていると、すぐさまそれを
奪
うば
い
取
と
って
食
た
べてしまう。また
銭
ぜに
を
持
も
っていると、すぐさまその
銭
ぜに
を
奪
うば
い
取
と
って、
自分
じぶん
でなにか
買
か
って
食
た
べてしまう。だから
村
むら
じゅうでは、その
乞食
こじき
の
子
こ
をにくまないものがない。けれど、しかるとかえって
復讐
しかえし
をするので、だれも
恐
おそ
れていた。
乞食
こじき
の
子
こ
は、
夜
よる
になっても
泊
と
めてくれるものがない。いつも
木
き
の
根
ね
や、
家
いえ
の
軒
のき
でねたり、
林
はやし
の
中
なか
でねたりしていた。
朝
あさ
早
はや
く
起
お
きると、
子供
こども
が
遊
あそ
んでいるのを
探
さが
して
歩
ある
いた。
ある
日
ひ
じいさんが、
途中
とちゅう
で
財布
さいふ
を
取
と
り
出
だ
して
金
かね
を
計算
かんじょう
しているのを
見
み
た。
乞食
こじき
の
子
こ
は、さっそくそばへきて、
地面
じびた
に
落
お
ちている
小石
こいし
を
拾
ひろ
って、
「おじいさん、
銀貨
ぎんか
が一つ
落
お
ちていた。」といって、
手
て
をさしだすと、じいさんはあわてて、
金
かね
を
取
と
り
返
かえ
そうとした。
乞食
こじき
の
子
こ
は
手
て
をひっこめた。するとじいさんは、ほんとうにこの
子
こ
が
銀貨
ぎんか
を
拾
ひろ
ったと
思
おも
いこんで、
「この
悪
わる
い
小僧
こぞう
め、
早
はや
く
返
かえ
さんか。」と
怒
おこ
って
後
あと
を
追
お
い
駆
か
けた。
乞食
こじき
の
子
こ
は、おもしろがって
逃
に
げた。じいさんは
追
お
い
駆
か
けているうち
石
いし
につまずいて、みんな
地面
じびた
に
財布
さいふ
の
金
かね
をまいてしまった。このとき
子供
こども
は
駆
か
けてきて、
落
お
ちた
金
かね
を
拾
ひろ
って
逃
に
げた。
後
あと
でじいさんは、うまくだまされたのを
後悔
こうかい
した。
あるとき、
金持
かねも
ちの
子供
こども
が、うまいお
菓子
かし
を
食
た
べていた。
乞食
こじき
の
子
こ
は、ぶらぶらやってきた。さっそく
子供
こども
は、うまいお
菓子
かし
をふところにかくしてしまった。
乞食
こじき
の
子
こ
は、
自分
じぶん
のからだに
止
と
まっていたはえを
捕
と
らえた。そしてなにげないふうで、その
子供
こども
の
後
うし
ろにまわって、えりもとへはえを
落
お
として、
「あっ、
危
あぶ
ない、はちが
入
はい
った! はちが
入
はい
った!」と
叫
さけ
んだ。
その
子供
こども
は
驚
おどろ
いて、さっそく
帯
おび
を
解
と
いて
着物
きもの
を
脱
ぬ
ぎ
捨
す
てると、
「
僕
ぼく
が、はちを
殺
ころ
してやる。」といって、うまいお
菓子
かし
の
袋
ふくろ
を
取
と
りあげて
逃
に
げていった。
子供
こども
は
泣
な
いて
家
うち
へ
帰
かえ
った。
村
むら
の
人々
ひとびと
はみんな、この
乞食
こじき
の
子
こ
をにくんだ。どうかして
追
お
いはらう
工夫
くふう
はないかと
相談
そうだん
した。
一人
ひとり
がいうのに、ひどいめに
合
あ
わせたらどこかへいくだろうといった。すると、あるものは
反対
はんたい
して、
「もしひどいめに
合
あ
わせて、この
村
むら
に
火
ひ
でもつけられるとたいへんだ。」といった。
一人
ひとり
がいうのに、
金
かね
をやって、もうこの
村
むら
にくるなといったら、もうこないかもしれんといった。すると
一人
ひとり
が
反対
はんたい
して、
「また
金
かね
がなくなりゃ、
入
はい
ってくるから、だめだ。」といった。
すると、
一人
ひとり
がいうのに、どこかへ
連
つ
れていって、おいてくるのがいちばんいいといった。
そこで、
村
むら
の
中
うち
で
口
くち
の
上手
じょうず
な
人
ひと
を
選
えら
んで、
乞食
こじき
の
子
こ
を
誘
さそ
い
出
だ
した。
乞食
こじき
の
子
こ
は
村
むら
の
人々
ひとびと
の
相談
そうだん
を
知
し
っていたから、どれ、
村
むら
の
人々
ひとびと
を
困
こま
らしてやろうと
考
かんが
えた。そこへ
男
おとこ
がやってきた。
「おい、
小僧
こぞう
、おもしろいところへ
連
つ
れていってやるから、いっしょにこい。」といった。
小僧
こぞう
は
黙
だま
って
後
あと
についていった。やっと二、三
丁
ちょう
いくと、
小僧
こぞう
は、
「もう、くたびれたからいやだ。」といった。
すると
男
おとこ
は、
金
かね
を
出
だ
して、これをやるから、こいといった。
乞食
こじき
の
子
こ
は
銭
ぜに
をもらって、また、二、三
丁
ちょう
いくと、
「
腹
はら
がへったから
歩
ある
けない。」といった。
男
おとこ
はしかたがないから、お
菓子
かし
を
買
か
ってやった。また二、三
丁
ちょう
いくと
乞食
こじき
の
子
こ
は、
「
脚
あし
が
痛
いた
いから
歩
ある
けない。」といいだした。
男
おとこ
は
困
こま
って、しかたがないから、
通
とお
りかかった
荷車
にぐるま
に
乞食
こじき
の
子
こ
を
載
の
せて、
自分
じぶん
は
歩
ある
いていった。
やっと一
里
り
ばかりもくると、
乞食
こじき
の
子
こ
は、わざと
荷車
にぐるま
の
上
うえ
で
居眠
いねむ
りをするまねをした。
男
おとこ
は、
車引
くるまひ
きの
耳
みみ
に
口
くち
をつけて、なんでも
道
みち
のわからないところへ
連
つ
れていってくれるようにたのんだ。
やがてある
町
まち
へくると、あちらから、ひろめ
屋
や
の
行列
ぎょうれつ
がきた。
車引
くるまひ
きも
男
おとこ
もぼんやりと
立
た
ち
止
ど
まってともに
見
み
とれているひまに、
乞食
こじき
の
子
こ
は
車
くるま
を
飛
と
びおりて、
村
むら
へ
帰
かえ
ってしまった。
ある
朝
あさ
、
乞食
こじき
の
子
こ
が
森
もり
の
中
なか
で
目
め
をさますと、
頭
あたま
の
上
うえ
で、つばめがこういった。
「おまえさんは、
私
わたし
らの
生
う
まれた
故郷
くに
へいく
気
き
はないか。
暖
あたた
かできれいな
花
はな
が
咲
さ
いていて、うまい
果物
くだもの
が
手
て
のとどくところにいくらもなっていて、だれも
取
と
り
手
て
がない。おまえさんはいって、その
国
くに
の
王
おう
さまとなる
気
き
はないか。」
といった。
乞食
こじき
の
子
こ
は
目
め
を
円
まる
くして
聞
き
いていたが、
「つばめ、つばめ、おまえの
生
う
まれた
国
くに
は
遠
とお
いかい。」と
問
と
うた。
つばめは、かわいらしいくびをかしげて、
舟
ふね
に
乗
の
っていくのだといった。
乞食
こじき
の
子
こ
は、つくづく
悲
かな
しそうに、
己
おれ
にゃ
金
かね
がないといって
泣
な
き
出
だ
した。すると、つばめはいたわって、
金
かね
なんかいらん。おまえさんがいく
気
き
なら、つばめとなっていくのだといった。
乞食
こじき
の
子
こ
は、
早
はや
く
自分
じぶん
をつばめにしてくれるようにとたのんだ。つばめは
承知
しょうち
して、どこへか
飛
と
び
去
さ
った。その
日
ひ
は、
乞食
こじき
の
子
こ
は
森
もり
の
中
なか
で
考
かんが
え
暮
く
らした。どうして
自分
じぶん
がつばめとなれるかと
考
かんが
えた。その
夜
よ
眠
ねむ
って、
明
あ
くる
日
ひ
になって
目
め
をさますと、いつのまにか
自分
じぶん
はつばめとなっていた。これは
不思議
ふしぎ
だと
思
おも
っていると、
昨日
きのう
のつばめが
飛
と
んできた。そこで
二人
ふたり
は、
南
みなみ
の
国
くに
を
指
さ
して
雲
くも
をかすみと
旅立
たびた
った。
そんなこととはすこしも
知
し
らない、
村
むら
の
人々
ひとびと
は、
乞食
こじき
の
子
こ
がどこへか
姿
すがた
を
隠
かく
したのを
不思議
ふしぎ
がっていた。つばめとなった
乞食
こじき
の
子
こ
は、
南
みなみ
の
暖
あたた
かな
国
くに
へいって
王
おう
さまとなった。その
明
あ
くる
年
とし
から、
毎年
まいねん
一
度
ど
ずつ、
昔
むかし
の
村
むら
へ
飛
と
んできた。そこには
自分
じぶん
のねた
森
もり
がある。またお
菓子
かし
を
取
と
った
子供
こども
や、
財布
さいふ
の
銭
ぜに
をまかしたじいさんや、
自分
じぶん
を
車
くるま
に
載
の
せてどこへかおいてこようとした
男
おとこ
などは、あいかわらず
村
むら
に
生
い
きていて、ときどき
自分
じぶん
のうわさをしているのを
聞
き
いた。けれどいま
自分
じぶん
がつばめとなってしまったのを、だれも
知
し
っているものがなかった。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%
热门TAG:
上一篇:
ちょうと怒濤(2)
下一篇:
手風琴(1)
收藏
挑错
推荐
打印
推荐内容
热点内容
宝石商(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
僕が大きくなるまで_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わない娘(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
不思議な鳥(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
町のお姫さま_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
蝋人形(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
老婆(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わなかった少年(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わなかった少年(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
森の暗き夜(3)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
论坛新贴