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東京の羽根
时间:
2022-11-26
进入日语论坛
核心提示:東京の羽根小川未明東京とうきょうのお正月しょうがつは、もう梅うめの花はなが咲さいていて、お天気てんきのいい日ひは、春はる
(单词翻译:双击或拖选)
東京の羽根
小川未明
東京
とうきょう
のお
正月
しょうがつ
は、もう
梅
うめ
の
花
はな
が
咲
さ
いていて、お
天気
てんき
のいい
日
ひ
は、
春
はる
がやってきたようにさえ
見
み
えるのであります。
義雄
よしお
さんは、
隣
となり
のみね
子
こ
さんと
羽根
はね
をついていました。
みね
子
こ
さんは、
去年
きょねん
学校
がっこう
を
出
で
たのでした。きょうはお
店
みせ
の
公休日
こうきゅうび
です。
叔母
おば
さんのお
家
うち
へいってきたといって、きれいな
着物
きもの
を
着
き
ていました。
義雄
よしお
さんは、まだ
来年
らいねん
にならなければ、
学校
がっこう
を
卒業
そつぎょう
しないのであります。
「いいかい、こんど
落
お
としたら
罰
ばつ
に、たたくのよ。」
「
義雄
よしお
さんこそよくって。さあ
上
あ
げてよ。」と、みね
子
こ
さんは、ポンと
羽根
はね
をたたきました。
打
う
ち
方
かた
がよくなかったので、
羽根
はね
が
横
よこ
へそれてしまいました。
「あ、ごめんなさい。」と、みね
子
こ
さんは、おわびをしましたが、
義雄
よしお
さんは、
素早
すばや
く
走
はし
って、その
羽根
はね
を
力
ちから
まかせに
打
う
ち
返
かえ
しました。けれど、
羽根
はね
は、みね
子
こ
さんの
方
ほう
へはいかずに、
往来
おうらい
の
方
ほう
へ
飛
と
んでゆきました。ちょうど、そのとき一
台
だい
のトラックが
走
はし
ってきましたが、
羽根
はね
は、そのトラックの
上
うえ
の
荷物
にもつ
の
蔭
かげ
に
落
お
ちて、トラックは、
知
し
らずにそのまま
羽根
はね
をのせてかなたへいってしまいました。
「いいよ、
僕
ぼく
、
新
あたら
しい
羽根
はね
を
持
も
ってくるから。」という
義雄
よしお
さんの
声
こえ
を、トラックの
上
うえ
に
乗
の
ってしまった
羽根
はね
はうしろの
方
ほう
できいたのであります。
「いったいおれは、これからどうなるのだろうな。」と、
羽根
はね
は、
思
おも
ったのです。
そのトラックは
東京
とうきょう
から
砂糖
さとう
の
荷
に
を
積
つ
んで
田舎
いなか
の
町
まち
へいくところでした。その
田舎
いなか
のお
正月
しょうがつ
は、なんでも
東京
とうきょう
よりは
一月
ひとつき
おくれて、これからその
町
まち
に
住
す
む
人
ひと
たちは、お
正月
しょうがつ
の
用意
ようい
にとりかかるのでした。
羽根
はね
は、
車
くるま
の
上
うえ
からさびしい
霜枯
しもが
れの
野原
のはら
を
見
み
ました。
田圃
たんぼ
の
間
あいだ
を
通
とお
る
道
みち
は
霜解
しもど
けがして、ぬかるみになっていました。
笠
かさ
をかぶった
人
ひと
や
毛布
もうふ
を
着
き
た
人々
ひとびと
が、トラックがくるとあわてて
道
みち
を
開
ひら
いて、どろのとばしりをかけられまいとして、うらめしそうに
見送
みおく
るのでした。
並木
なみき
の
頭
あたま
に
止
と
まったからすがこの
有
あ
り
様
さま
を
見下
みお
ろしていました。
羽根
はね
は、なんだかからすが、
自分
じぶん
を「どこへいくのだろう。」と、じっと
見
み
ているような
気
き
がしました。
「からすさん、
私
わたし
をもう一
度
ど
都
みやこ
へつれていってくれませんか。」といって、
頼
たの
もうとするまに、トラックは、
走
はし
って、からすは
後
うし
ろになってしまいました。
あちらの
山々
やまやま
には、
真
ま
っ
白
しろ
の
雪
ゆき
がきていました。
昼過
ひるす
ぎに、トラックは、
小
ちい
さなさびしい
町
まち
の
問屋
とんや
の
前
まえ
に
止
と
まりました。
問屋
とんや
の
人
ひと
たちが
出
で
てきて、
荷物
にもつ
を
下
お
ろしました。
運転手
うんてんしゅ
も
車
くるま
から
下
お
りて、
荷物
にもつ
を
下
お
ろすてつだいをしました。このとき、
白
しろ
と
赤
あか
のまじった
羽根
はね
が、
荷
に
の
間
あいだ
から
出
で
てきました。
「やあ、どこで、こんなのが
乗
の
ったかな。」と、
眼鏡
めがね
をかけた、
運転手
うんてんしゅ
は
笑
わら
って、ポンと
往来
おうらい
に
投
な
げました。
羽根
はね
は、ちょうど
都
みやこ
の
空
そら
で、
義雄
よしお
さんと、みね
子
こ
さんに
突
つ
かれて、ひらひらと
空
そら
に
翻
ひるがえ
って
落
お
ちたときのようなかっこうで
地面
じめん
へ
落
お
ちたのでした。
往来
おうらい
では、
勇坊
ゆうぼう
と
時子
ときこ
さんが、
寒
さむ
そうに
懐手
ふところで
をして
遊
あそ
んでいましたが、
羽根
はね
が
落
お
ちてくるとすぐに
二人
ふたり
は、
走
はし
り
寄
よ
りました。
「
東京
とうきょう
の
羽根
はね
だ、
二人
ふたり
でついて
遊
あそ
びな。」と、
運転手
うんてんしゅ
は、
笑
わら
いました。
「
東京
とうきょう
の
羽根
はね
だってさ。」と、
時子
ときこ
さんは、
目
め
をまるくして、なつかしそうに
手
て
に
持
も
った
羽根
はね
を
見
み
つめました。
「
東京
とうきょう
は、お
正月
しょうがつ
なんだね、この
自動車
じどうしゃ
は、
東京
とうきょう
からきたんだ。」と、
勇坊
ゆうぼう
は、どろのはねが、おびただしくついたトラックを
物珍
ものめず
しそうにながめました。
「
私
わたし
家
いえ
へいって、
羽子板
はごいた
を
持
も
ってくるわ。」
時子
ときこ
さんは、二つ
羽子板
はごいた
を
持
も
ってきました。
二人
ふたり
は、
羽根
はね
をついていました。すると、
近所
きんじょ
の
子供
こども
たちが
集
あつ
まってきて、
「もう、
羽根
はね
をついているの?」といって、ききました。
みんなは、かわるがわる、その
羽根
はね
をついて
遊
あそ
んでいました。そのうちに、
羽根
はね
は、どうしたはずみか
屋根
やね
の
上
うえ
へ
飛
と
んで、といの
中
なか
に
落
お
ちてしまいました。
「あ、どこへいったろう、
見
み
えなくなったわ。」
「といの
中
なか
へ
落
お
ちてしまったんだ。」
子供
こども
たちは、さおを
持
も
って
来
き
ましたが、
羽根
はね
は
中
なか
へ
隠
かく
れて、
下
した
からは
見
み
えませんでした。
子供
こども
たちが、あきらめて
散
ち
ってしまった
時分
じぶん
には、
自動車
じどうしゃ
の
姿
すがた
も
見
み
えなかったのです。
寒
さむ
い
風
かぜ
が
吹
ふ
いて、なんとなく
雪
ゆき
の
降
ふ
りそうな
空模様
そらもよう
でありました。
「ガア、ガア。」と、あちらの
森
もり
の
方
ほう
で、からすの
鳴
な
き
声
ごえ
がしていました。
だれもいなくなると、どこからかからすが
飛
と
んできて、
羽根
はね
をくわえてゆきました。
「あ、さっきのからすさんですね、
私
わたし
を
東京
とうきょう
のお
家
うち
へつれていってください。」と、
羽根
はね
は、たのみました。けれど、からすは、
羽根
はね
のいったことが
耳
みみ
に
入
はい
らなかったように
遠方
えんぽう
の
森
もり
の
中
なか
へ
飛
と
んできて、いちばん
高
たか
い
木
き
の
頂
いただき
にあった、
自分
じぶん
の
巣
す
の
中
なか
へ
持
も
ってきました。
羽根
はね
は、
生
う
まれてからこんな
高
たか
いところへ
上
あ
がったのは、はじめてです。
東京
とうきょう
にいる
時分
じぶん
、
羽子板
はごいた
で
打
う
たれて、
空
そら
へ
舞
ま
い
上
あ
がるたびに、もっと、もっと
高
たか
く、あの
茜色
あかねいろ
の
美
うつく
しい
空
そら
へ
上
あ
がることができたらと、
高
たか
いところにあこがれたことがありました。いま、その
望
のぞ
みがかなったけれど、あまりにもさびしいのです。
羽根
はね
は、
木
き
の
頂
いただき
から、四
方
ほう
の
景色
けしき
をながめていました。
寒
さむ
い
風
かぜ
が、ややもすると
羽根
はね
をさらっていきそうです。この
後
のち
、
羽根
はね
は、どうなるでありましょうか?
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