英语
韩语
法语
德语
西班牙语
意大利语
阿拉伯语
葡萄牙语
越南语
俄语
芬兰语
泰语
丹麦语
对外汉语
日语学习网
TAG标签
收藏本站
网站地图
RSS订阅
TAG列表
关键字列表
日语词典
日语翻译
首页
日语入门
高考日语
日语听力
日语口语
日语阅读
日语词汇
日语语法
日语考试
走进日本
日语歌曲
日语下载
日语背单词
搜索
搜索
热门标签
日本名家名篇
日语名篇
作品合集
分享到:
日语童话故事
日语笑话
日语文章阅读
日语新闻
300篇精选中日文对照阅读
日语励志名言
日本作家简介
三行情书
緋色の研究(血字的研究)
四つの署名(四签名)
バスカービル家の犬(巴斯克威尔的猎犬)
恐怖の谷(恐怖谷)
シャーロック・ホームズの冒険(冒险史)
シャーロック・ホームズの回想(回忆录)
ホームズの生還 シャーロック・ホームズ(归来记)
鴨川食堂(鸭川食堂)
ABC殺人事件(ABC谋杀案)
三体
失われた世界(失落的世界)
日语精彩阅读
日文函电实例
精彩日文晨读
日语阅读短文
日本名家名篇
日剧台词脚本
《论语》中日对照详解
中日对照阅读
日文古典名著
名作のあらすじ
商务日语写作模版
日本民间故事
日语误用例解
日语文章书写要点
日本中小学生作文集
中国百科(日语版)
面接官によく聞かれる33の質問
日语随笔
天声人语
宮沢賢治童話集
日语随笔集
日本語常用文例
日语泛读资料
美しい言葉
日本の昔話
日语作文范文
从日本中小学课本学日文
世界童话寓言日文版
一个日本人的趣味旅行
《孟子》中日对照
魯迅作品集(日本語)
世界の昔話
初级作文
生活场境日语
時候の挨拶
グリム童話
成語故事
日语现代诗
お手紙文例集
川柳
小川未明童話集
ハリー・ポッター
返回首页
当前位置:
首页
»
日语阅读
»
小川未明童話集
» 正文
時計と窓の話(1)
时间:
2022-11-27
进入日语论坛
核心提示:時計と窓の話小川未明私わたしの生うまれる前まえから、このおき時計どけいは、家いえにあったので、それだけ、親したしみぶかい
(单词翻译:双击或拖选)
時計と窓の話
小川未明
私
わたし
の
生
う
まれる
前
まえ
から、このおき
時計
どけい
は、
家
いえ
にあったので、それだけ、
親
した
しみぶかい
感
かん
がするのであります。ある
日
ひ
のこと、
父
ちち
が、まだ
学生
がくせい
の
時分
じぶん
、ゆき
来
き
する
町
まち
の
古道具屋
ふるどうぐや
に、この
時計
とけい
が、かざってあったのを
見
み
つけて、いい
時計
とけい
と
思
おも
い、ほしくてたまらず、とうとう
買
か
ったということです。
「これは、
外国製
がいこくせい
で、こちらのものでありません。ある
公使
こうし
の
方
かた
が
持
も
って
帰
かえ
られましたが、その
方
かた
が、おなくなりになって、こんど
遺族
いぞく
は、いなかへお
移
うつ
りなさるので、いろいろの
品
しな
といっしょに
出
で
たものです。
機械
きかい
は
正確
せいかく
ですし、ごらんのとおり、どこもいたんでいません。」と、そのとき、
店
みせ
の
主人
しゅじん
は、いったそうでした。
父
ちち
は、
主人
しゅじん
のいうことを
信
しん
じ、ほり
出
だ
しものをしたと
喜
よろこ
んで、これをだくようにして、
自分
じぶん
のへやへ
持
も
ち
帰
かえ
りました。
私
わたし
は、
父
ちち
から
聞
き
いた、そんな
遠
とお
い
昔
むかし
のことを
考
かんが
えながら、いま
自分
じぶん
の
本
ほん
だなにのっている
時計
とけい
をながめていました。
外国
がいこく
から、
日本
にっぽん
へわたり、
人
ひと
の
手
て
から
人
ひと
の
手
て
へ、てんてんとして、
使用
しよう
されてきたので、
時計
とけい
も、だいぶ
年
とし
をとっていると
思
おも
いました。
たとえ、
古
ふる
くなっても、その
美
うつく
しい
形
かたち
は、かわらなかったのです。四
角形
かくけい
というよりは、いくらか
長方形
ちょうほうけい
で、
金色
きんいろ
にめっきがしてあり、
左右
さゆう
の
柱
はしら
には、ぶどうのつるがからんでいて、はとのとんでいる
浮
う
きぼりがしてあるので、いつ
見
み
ても
平和
へいわ
な、しずかな
感
かん
じがするのでした。
私
わたし
の
本
ほん
だなには、
教科書
きょうかしょ
や、
雑誌
ざっし
や、
参考書
さんこうしょ
などが、ごっちゃにはいっています。
壁
かべ
には、カレンダーがかかっているし、へやのすみには、
野球
やきゅう
のミットが
投
な
げ
出
だ
してあって、べつにかざりというものがなかったから、この
時計
とけい
だけが、ただ一つ
光
ひか
って、
宝物
たからもの
のように
見
み
えました。
母
はは
も、そう
思
おも
っていたようです。しかし、
母
はは
が
宝物
たからもの
と
思
おも
ったのは、
多少
たしょう
ぼくが
思
おも
ったのと、
意味
いみ
がちがうかもしれません。なぜなら、
父
ちち
と
母
はは
が、
家
いえ
を
持
も
ったはじめのころは、まだいまの
大
おお
きな
柱時計
はしらどけい
もなくて、このおき
時計
どけい
ただ一つがたよりだったからでした。
毎朝
まいあさ
、
父
ちち
は、この
時計
とけい
を
見
み
て
出勤
しゅっきん
したし、また
母
はは
は、この
時計
とけい
を
見
み
て、
夕飯
ゆうはん
のしたくをしたのでした。そして、
時計
とけい
は、
休
やす
みなく、くるいなく、
忠実
ちゅうじつ
に、そのつとめをはたしたのです。
けれど、ぼくが
生
う
まれて、
学校
がっこう
へあがる
時分
じぶん
には、いつしか、
茶
ちゃ
の
間
ま
の
柱
はしら
へ、
大
おお
きな
時計
とけい
がかかって、
時間
じかん
ごとに、いい
音
おと
をたてたり、すべてご
用
よう
をたすようになっていたので、この
金色
きんいろ
のおき
時計
どけい
は、
忘
わす
れられたように、
父
ちち
の
書斎
しょさい
で、
書
しょ
だなの
上
うえ
にのせられたまま、ほこりをあびていました。
私
わたし
は、ほこりをあびて、
止
と
まっている
時計
とけい
を
見
み
るたびに、なんだか、かわいそうに
思
おも
い、
人間
にんげん
のかって
気
き
ままに
対
たい
して、
腹立
はらだ
たしくさえ
感
かん
じました。
「おとうさん、あのおき
時計
どけい
をもらっても、いいでしょう。」と、
私
わたし
は、たのみました。
なぜか、
父
ちち
は、すぐにやるといわなかったのです。それを
無理
むり
にたのんで、
私
わたし
は
時計
とけい
を
自分
じぶん
のへやへ
持
も
ってきました。その
当座
とうざ
のこと、
母
はは
は、そうじをしに、
私
わたし
のへやへはいってこられると、おき
時計
どけい
をごらんになって、
「これは、いい
時計
とけい
ですから、だいじになさい。」と、いわれたのでした。さも、
子
こ
どもが
持
も
つような
品
しな
でないといわれるようでした。
「なにしろ、
正
しょう
ちゃんの
生
う
まれる
前
まえ
から、
家
うち
にあるのだし、おとうさんが、だいじにしていられたのですからね。それに、この
時計
とけい
を
見
み
ると、
平和
へいわ
な
感
かん
じがするでしょう。」と、おかあさんは、いわれました。
「ぼくも、そう
思
おも
うんです。しかし、
時間
じかん
は、
正確
せいかく
なんですか。」と、
私
わたし
は、いいました。
いつか、
山本
やまもと
くんが
遊
あそ
びにきて、ラジオを
聞
き
きながら、この
時計
とけい
を
見
み
あげて、
「おや、この
時計
とけい
は、おくれているのだね。」と、いったことがあるからです。
「それは、
正確
せいかく
でしょうよ。おとうさんが、
外国製
がいこくせい
のいい
時計
とけい
だと、いつもほめていらしたのですから。」
母
はは
は
戦時中
せんじちゅう
、この
時計
とけい
を
疎開先
そかいさき
へ
持
も
っていって、こちらへ
帰
かえ
ると、
時計屋
とけいや
へみがきに
出
だ
したこと、そして、それがなかなか
手間
てま
どるので、
父
ちち
が
再
さい
三さいそくにいったことなど、
思
おも
い
出
だ
しました。
「なるほど、いくらいい
機械
きかい
でも、
長
なが
い
間
あいだ
には、はがねがすれて、へってしまうだろう。」と、
父
ちち
は、
持
も
って
帰
かえ
った
時計
とけい
をながめて、いっていました。
「どうかなったのですか。」と、おかあさんが、そのそばへいくと、
「
昔
むかし
の
機械
きかい
は、いたんでも、とりかえができぬから、こわれれば、それまでだということだ。これは
機械
きかい
にかぎらず、なんでもそうだろう。しかし、まだ
役
やく
にたちそうだから、このままにしておきましょう。」と、そのとき、
父
ちち
がいったことを
思
おも
い
出
だ
したので、
「あちらのものは、こわれると、こちらでは
直
なお
されないといいますから、こまりますね。」と、
母
はは
は、いいました。
このことばを
聞
き
くと、ぼくは、
外国品
がいこくひん
だけに、かえって、
不安
ふあん
な
気
き
がしました。いくら
宝物
たからもの
のようにだいじにしても、
時計
とけい
であるかぎり、
時間
じかん
がくるえば、まったく
価値
かち
はなくなると
思
おも
ったからです。
ある
日
ひ
、
他
た
の
学校
がっこう
と、
野球
やきゅう
の
試合
しあい
をするので、
正
しょう
二
時
じ
に、グラウンドへ
集
あつ
まる
約束
やくそく
をしました。ぼくは、すこし
早
はや
めにいったつもりなのに、もうみんながきて、ぼくのくるのを
待
ま
っていました。
「
正
しょう
二
時
じ
といったのに、
君
きみ
がこないから、どうしたのかと
思
おも
っていたよ。」と、
一人
ひとり
が、せめるごとくいいました。
「そのつもりで、きたんだが。」と、
私
わたし
は、どうして、おくれたのか、ふしぎに
思
おも
ったのです。
「
正
しょう
ちゃんの
時計
とけい
は、やはりおくれているのだ。ラジオのほうが、まちがっているなんて、
君
きみ
はおかしなことをいったよ。ちょうど、
日本
にっぽん
が
世界
せかい
じゅうでいちばん
強
つよ
いと
思
おも
っていたのと、おんなじなんだぜ。」と、
山本
やまもと
くんが、じょうだんをいって
笑
わら
いました。それをきいて一
同
どう
が
笑
わら
い
出
だ
しました。ぼくは、そういわれると、さすがに、はずかしくなりました。
父
ちち
の
自慢
じまん
した
時計
とけい
が、やはり
正確
せいかく
でなかったのかと
思
おも
ったのであります。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%
热门TAG:
上一篇:
都会はぜいたくだ(1)
下一篇:
時計と窓の話(2)
收藏
挑错
推荐
打印
推荐内容
热点内容
宝石商(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
僕が大きくなるまで_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わない娘(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
不思議な鳥(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
町のお姫さま_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
蝋人形(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
老婆(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わなかった少年(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わなかった少年(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
森の暗き夜(3)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
论坛新贴