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長ぐつの話
时间:
2022-11-29
进入日语论坛
核心提示:長ぐつの話小川未明あるところに、かわいそうな乞食こじきの子こがありました。さびしい村むらの方ほうから、毎日まいにち、町ま
(单词翻译:双击或拖选)
長ぐつの話
小川未明
あるところに、かわいそうな
乞食
こじき
の
子
こ
がありました。
さびしい
村
むら
の
方
ほう
から、
毎日
まいにち
、
町
まち
の
方
ほう
へ、ものをもらいに
追
お
い
出
だ
されました。けれど、
小
ちい
さな
足
あし
には、なにもはくものがなかったのです。
子供
こども
は
跣足
はだし
で、
長
なが
い
石
いし
ころの
多
おお
い
道
みち
を、とぼとぼと
歩
ある
かなければならなかったのでした。
夏
なつ
の
暑
あつ
い
日
ひ
のことであります。
地
ち
の
面
おもて
は
乾
かわ
いて、
石
いし
は、
熱
あつ
く
焼
や
けていました。しかし
子供
こども
は、
足
あし
になにもはくものがなかったので、その
上
うえ
を
跣足
はだし
で
歩
ある
いていました。
通
とお
りすがりの
人
ひと
たちは、このかわいそうな
乞食
こじき
の
子
こ
を
見
み
ましても、やさしい
声
こえ
ひとつ、かけてくれるものはありませんでした。
乞食
こじき
の
子
こ
は、きたならしいふうをして、だれも
通
とお
らない、
日盛
ひざか
りごろを
往来
おうらい
の
上
うえ
を
歩
ある
いていたのです。すると、
頭
あたま
の
上
うえ
で、つばめが
鳴
な
いていました。
電信柱
でんしんばしら
が
往来
おうらい
に
沿
そ
って、あちらまで
遠
とお
くつづいていました。そして、その
先
さき
は、
青
あお
い、
青
あお
い、
空
そら
の
下
した
に
見
み
えなくなっていました。
その
柱
はしら
と
柱
はしら
の
間
あいだ
には、
幾筋
いくすじ
かの
電線
でんせん
がつながっていました。そして、その
細
ほそ
い
電線
でんせん
は
日
ひ
にさらされて
光
ひか
っていました。
つばめは、
幾羽
いくわ
となく
並
なら
んで、
電線
でんせん
に
止
と
まっています。そして、
鳴
な
いていました。
乞食
こじき
の
子
こ
は、ふと
思
おも
わず
立
た
ち
止
と
まって
上
うえ
を
仰
あお
ぎますと、つばめは、みんな
自分
じぶん
を
見
み
て
鳴
な
いていましたので、これは、
鳥
とり
までが、
自分
じぶん
をばかにするのかと
腹
はら
をたてました。
子供
こども
は、
足
あし
もとの
小石
こいし
を
拾
ひろ
って、
鳥
とり
らに
向
む
かって
投
な
げました。つばめは、
驚
おどろ
いて、みんな一
時
じ
に
飛
と
び
立
た
ちました。
子供
こども
は、しばらくたたずんで、つばめの
飛
と
び
立
た
つ
方
ほう
をながめていました。
翌日
よくじつ
も、また
熱
あつ
い
日
ひ
でありました。
子供
こども
がちょうど、
昨日
きのう
石
いし
を
拾
ひろ
って
投
な
げつけたところにきますと、またもつばめがたくさん
電線
でんせん
の
上
うえ
に
止
と
まって、
鳴
な
いていました。
今度
こんど
は、すこし
道
みち
から
離
はな
れた
田
た
の
上
うえ
で
鳴
な
いていました。ちょうどその
下
した
には
汽車
きしゃ
の
線路
せんろ
があって、
土手
どて
がつづいていました。
土手
どて
は、ここでは
往来
おうらい
に
接
せっ
していましたが、やがて
道
みち
から
遠
とお
く
離
はな
れて、あちらへいっていたのです。
子供
こども
は
石
いし
を
拾
ひろ
って、わざわざ
線路
せんろ
の
方
ほう
まで、
田
た
のあぜ
道
みち
を
伝
つた
わってゆきました。そして、
石
いし
をつばめに
向
む
かって
投
な
げようと
思
おも
ったのです。
けれど、
子供
こども
は、つばめの
鳴
な
いているのは、
自分
じぶん
をばかにして
鳴
な
くのでないということを
心
こころ
に
感
かん
じました。
その
声
こえ
は、なにかしきりに、
自分
じぶん
に
向
む
かって、
告
つ
げようとしているようです。
子供
こども
は、つばめが
止
と
まっている、
下
した
の
線路
せんろ
のそばを
見
み
ました。すると、そこには、はき
古
ふる
した、ぼろぼろに
破
やぶ
れた
長
なが
ぐつが一
足
そく
捨
す
ててありました。
子供
こども
は、「これだ! つばめが、
俺
おれ
に、くつの
落
お
ちていることを
知
し
らしてくれたのだ。」と、
深
ふか
く
心
こころ
に
感謝
かんしゃ
しました。
子供
こども
は、さっそく、その
長
なが
ぐつを
拾
ひろ
ってはいたのであります。それは、
多分
たぶん
、
工夫
こうふ
かだれかがはいて、もう
古
ふる
くなって
破
やぶ
れたので
捨
す
てたものと
思
おも
われます。
大人
おとな
の
足
あし
にはいた、
長
なが
ぐつでありましたから、
乞食
こじき
の
子供
こども
がはくと、
足
あし
の
全部
ぜんぶ
が、うずまってしまいそうにみえました。しかし、なにもはかずに、この
焼
や
けるような
石塊
いしころ
の
多
おお
い
道
みち
を
歩
ある
くよりは、どんなに
子供
こども
にとって、くつをはくことがよかったかしれません。そればかりでなく、
子供
こども
は、
生
う
まれてから、はじめてくつというものをはいたので、
珍
めずら
しくてしかたがありませんでした。
大
おお
きなくつを、ひきずるように、
往来
おうらい
を
町
まち
の
方
ほう
に
向
む
かって
歩
ある
いてゆきました。
町
まち
の
人々
ひとびと
は、みんなこの
子供
こども
のようすを
見
み
て
振
ふ
り
返
かえ
りました。しかし、
笑
わら
うものは
少
すく
なかったのです。
「どうせ、
乞食
こじき
の
子
こ
だもの。」と
思
おも
っていたので、かわいそうとも、おかしいとも
問題
もんだい
にしなかったほど、
冷淡
れいたん
でありました。
しかし、
田舎道
いなかみち
を
通
とお
ると、
村
むら
の
子供
こども
らは
手
て
をたたいて
笑
わら
いました。
「やあい、このお
天気
てんき
に、
長
なが
ぐつなんかはいているやあい。」と
叫
さけ
びました。そして、ぞろぞろ
後
あと
からついてきて、
笑
わら
ったり、また
石
いし
を
投
な
げたりしました。
乞食
こじき
の
子
こ
は、しくしく
泣
な
きだしました。
町
まち
へいって、みんなに
冷淡
れいたん
にされているほうが、まだよかったように
思
おも
いました。
きたならしいふうをして、
長
なが
ぐつをはいた
子供
こども
は、やっと
逃
のが
れて
村
むら
の
子供
こども
らのついてこない
小川
おがわ
の
辺
へん
までやってきて、そこに
立
た
ってしばらく
泣
な
いていました。
このいじらしい
姿
すがた
を
見
み
たものは、ほかにだれもありません。ただ、
田
た
の
中
なか
に
遊
あそ
んでいたかえるらばかりでありました。
かえるらは、かわいそうな
子供
こども
のために
相談
そうだん
したのです。
「どうか、
村
むら
の
子供
こども
らが、
子供
こども
を
見
み
ても
笑
わら
わないようにしてやりたいものだ……。」
こういって、いろいろ
話
はな
し
合
あ
いましたが、ついに、
雨
あめ
を
降
ふ
らせるにかぎるということに
考
かんが
えつきました。
ほんとうに、よく
空
そら
は
晴
は
れわたっていて、一
片
ぺん
の
雲
くも
すらなく、
雨
あめ
が
降
ふ
りそうなけはいはなかったのです。それをどうかして、
雨
あめ
を
降
ふ
らせようと、かえるらは
思
おも
ったのであります。
たくさんなかえるは、
田
た
の
中
なか
や、あぜの
上
うえ
で、
空
そら
に
向
む
かって
鳴
な
きはじめました。また、あるものは、
小
ちい
さな
木
き
に
上
のぼ
って、すこしでも
大
おお
きく、
太陽
たいよう
の
耳
みみ
に
訴
うった
えがきこえるように、
鳴
な
きたてたのであります。
晩方
ばんがた
まで、
根気
こんき
よくかえるらは
鳴
な
いていました。すると、いままで
見
み
えなかった
雲
くも
の
影
かげ
が
空
そら
に
動
うご
きはじめました。そして、
日
ひ
の
光
ひかり
が、だんだん
蔭
かげ
ってくると、その
日
ひ
の
夜
よる
から
翌日
あくるひ
にかけて、
大雨
おおあめ
が
降
ふ
り
続
つづ
きました。
やがて、
雨
あめ
は
晴
は
れました。けれど、
田舎道
いなかみち
には、
水
みず
がいっぱいたまっていました。その
日
ひ
、
乞食
こじき
の
子
こ
は、
長
なが
ぐつをはいてみんなの
前
まえ
を
威張
いば
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通
とお
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