はちとばらの花
小川未明
はちは、
ひまなとんぼが
一ぴきのはちは、
「ああおそくなった。
すると、どうでしょう。
「だれが、こんなことをしたのだろう?」と
そこへ、
「どうしたら、いいものだろうか。」
「また、
「そんな
はちたちは、たがいに、
一ぴきのはちは、あてもなく、そこから
はちは、つい
はちは、やさしく
はちはあわてて
そのとき、
「こんどは、
「なんという、あなたは
クリーム
「はちさん、それは、あたりまえです。
はちは、なんとなく
「いえ、
「あっ!」といって、はちは、うしろへひっくり
「お
なんといっても
はちは、その
はちは、すべてのものの
――一九二六・五――