英语
韩语
法语
德语
西班牙语
意大利语
阿拉伯语
葡萄牙语
越南语
俄语
芬兰语
泰语
丹麦语
对外汉语
日语学习网
TAG标签
收藏本站
网站地图
RSS订阅
TAG列表
关键字列表
日语词典
日语翻译
首页
日语入门
高考日语
日语听力
日语口语
日语阅读
日语词汇
日语语法
日语考试
走进日本
日语歌曲
日语下载
日语背单词
搜索
搜索
热门标签
日本名家名篇
日语名篇
作品合集
分享到:
日语童话故事
日语笑话
日语文章阅读
日语新闻
300篇精选中日文对照阅读
日语励志名言
日本作家简介
日语精彩阅读
日文函电实例
精彩日文晨读
日语阅读短文
日本名家名篇
日剧台词脚本
《论语》中日对照详解
中日对照阅读
日文古典名著
名作のあらすじ
商务日语写作模版
日本民间故事
日语误用例解
日语文章书写要点
日本中小学生作文集
中国百科(日语版)
面接官によく聞かれる33の質問
日语随笔
天声人语
宮沢賢治童話集
日语随笔集
日本語常用文例
日语泛读资料
美しい言葉
日本の昔話
日语作文范文
从日本中小学课本学日文
世界童话寓言日文版
一个日本人的趣味旅行
《孟子》中日对照
魯迅作品集(日本語)
世界の昔話
初级作文
生活场境日语
時候の挨拶
グリム童話
成語故事
日语现代诗
お手紙文例集
川柳
小川未明童話集
ハリー・ポッター
三行情书
福尔摩斯探案集
鴨川食堂(鸭川食堂)
返回首页
当前位置:
首页
»
日语阅读
»
小川未明童話集
» 正文
初夏の空で笑う女(1)
时间:
2022-12-05
进入日语论坛
核心提示:初夏の空で笑う女小川未明あるところに、踊おどることの好すきな娘むすめがありました。家いえのうちにいてはもとよりのこと、外
(单词翻译:双击或拖选)
初夏の空で笑う女
小川未明
あるところに、
踊
おど
ることの
好
す
きな
娘
むすめ
がありました。
家
いえ
のうちにいてはもとよりのこと、
外
そと
へ
出
で
ても、
草
くさ
の
葉
は
が
風
かぜ
に
吹
ふ
かれて
動
うご
くのを
見
み
ては、
自分
じぶん
もそれと
調子
ちょうし
を
合
あ
わせて、
手
て
や
足
あし
を
動
うご
かしたり、
体
からだ
をしなやかに
曲
ま
げるのでした。
また、
日
ひ
の
輝
かがや
く
下
した
の
花園
はなぞの
で、
花
はな
びらがなよなよとそよ
風
かぜ
にひらめくのを
見
み
ると、たまらなくなって、
彼女
かのじょ
は、いっしょになってダンスをしたのであります。
両親
りょうしん
は、
自分
じぶん
の
娘
むすめ
をもてあましてしまいました。
母親
ははおや
は、ダンスなどというものは、きらいでありましたから、
「もう、これほどまでいって、それでも
聞
き
かないで、
踊
おど
りたいなら、おまえは
家
うち
にいないほうがいいから、かってにゆきたいところへいって、
踊
おど
りたいだけ、
踊
おど
ったらいい。」と、
母親
ははおや
はいいました。
母親
ははおや
は、
娘
むすめ
に
裁縫
さいほう
を
教
おし
えたり、また
行儀
ぎょうぎ
を
習
なら
わしたりしたいと
思
おも
ったからです。けれど
娘
むすめ
は、それよりか、
自分
じぶん
かってに
踊
おど
りたかったのであります。
「お
母
かあ
さん、
私
わたし
は、もっと
旅
たび
へいって、
踊
おど
りのけいこをいたします。そして、それで
身
み
をたてたいと
思
おも
いますから、どうぞ、お
暇
ひま
をください。」と
頼
たの
みました。
両親
りょうしん
は、いつか、
娘
むすめ
が
自身
じしん
で
気
き
がつくときがあるであろうと
思
おも
って、
涙
なみだ
ながらに、それを
許
ゆる
しました。
娘
むすめ
は、あるときは、
雲
くも
の
流
なが
れる
方
ほう
へ
向
む
かって
歩
ある
いていきました。また、あるときは、
水
みず
の
流
なが
れる
方
ほう
へ
向
む
かって、
旅
たび
を
続
つづ
けました。そして、
白壁
しらかべ
や、
赤
あか
い
煉瓦
れんが
などの
見
み
える、
気持
きも
ちのいい
町
まち
へ
着
つ
きました。
彼女
かのじょ
は、
町
まち
の
中
なか
を
歩
ある
いていますと、
小
ちい
さな
劇場
げきじょう
のようなところがあって、そこには
美
うつく
しい
花
はな
の
飾
かざ
りがしてあり、
旗
はた
などが
立
た
ててありました。そして、
看板
かんばん
に、「どなたでも、
踊
おど
りたいと
思
おも
う
人
ひと
は、
踊
おど
りなさい。
歌
うた
いたいと
思
おも
われる
人
ひと
は、
歌
うた
いなさい。そのかわり、
上手
じょうず
でなければ、
人々
ひとびと
が
笑
わら
います。」と、
書
か
いてありました。
彼女
かのじょ
は、この
劇場
げきじょう
の
前
まえ
に
立
た
って
考
かんが
えました。
「
踊
おど
りたいには、
踊
おど
りたいが、
上手
じょうず
に
踊
おど
れるだろうか?
下手
へた
に
踊
おど
って、
人々
ひとびと
から
笑
わら
われやしないだろうか?」
しかし、
彼女
かのじょ
は、べつに
頼
たよ
っていくところのきまった
身
み
でもありませんから、
上手
じょうず
、
下手
へた
はそのときの
運命
うんめい
と
思
おも
って、とにかく
出
で
て
踊
おど
ることにしました。
彼女
かのじょ
は、みんなの
前
まえ
で
踊
おど
りました。
「
草
くさ
の
葉
は
の
踊
おど
り」
「
赤
あか
い
花
はな
のダンス」
こうした、二つの
踊
おど
りは、みんなに
不思議
ふしぎ
な
感
かん
じを
与
あた
えました。みんなは、
喜
よろこ
びました。
拍手
はくしゅ
しました。
彼女
かのじょ
は、あたかも、なよなよと
草
くさ
の
葉
は
が
風
かぜ
にもまれるように、
柔
やわ
らかに
体
からだ
を
波打
なみう
たせて
踊
おど
りました。また、
真紅
まっか
に
咲
さ
き
乱
みだ
れた
花
はな
が、
風
かぜ
に
吹
ふ
かれて、いまにも
散
ち
りそうなようすを、
手
て
を
振
ふ
り、
足
あし
を
動
うご
かし、
体
からだ
をひねって、してみせたのであります。
「なんというおもしろい
踊
おど
りだろう……。」と、みんなは
口々
くちぐち
にいいはやしました。
ここに、
金持
かねも
ちのお
嬢
じょう
さまがありました。お
父
とう
さんや、お
母
かあ
さんは、たくさんのお
金
かね
を
残
のこ
して、この
世
よ
の
中
なか
から
去
さ
られたので、お
嬢
じょう
さまはりっぱな、
大
おお
きな
家
いえ
になに
不自由
ふじゆう
なく、
独
ひと
りで
暮
く
らしていられました。
このお
嬢
じょう
さまが、ちょうど
劇場
げきじょう
にきて、
娘
むすめ
の
踊
おど
りを
見
み
ていられましたが、
踊
おど
りばかりでなく、この
娘
むすめ
がたいそう
気
き
にいられました。
「おまえさんは、わたしの
家
うち
へきませんか。」と、お
嬢
じょう
さまは、
踊
おど
りが
終
お
えると、
娘
むすめ
にあって
話
はな
されました。
娘
むすめ
はお
嬢
じょう
さまに
向
む
かって、
「
私
わたし
は、ただ
踊
おど
りたいのです。
私
わたし
を
自由
じゆう
に
踊
おど
らせてくださればまいります。」といいました。
「わたしは、おまえさんから、その
踊
おど
りを
習
なら
いたいのですから、そんな、
気兼
きが
ねはすこしもいりません。」と、お
嬢
さま
さまは
答
こた
えられました。
娘
むすめ
は、その
日
ひ
から、お
嬢
じょう
さまの
家
いえ
へ
住
す
むことになりました。
お
嬢
じょう
さまの
家
いえ
は、りっぱなお
家
うち
でした。そして、
青
あお
い
着物
きもの
をきた、もう
一人
ひとり
美
うつく
しい
娘
むすめ
がいました。その
娘
むすめ
は、いい
声
こえ
で一
日
にち
唄
うた
を
歌
うた
っているのでした。
「この
娘
むすめ
さんは、おまえさんと
異
ちが
って
歌
うた
うことが
好
す
きなんです。それで、こうして、
好
す
きな
唄
うた
をうたっているのですよ。おまえさんは、
今日
きょう
からかってに、この
家
うち
で
踊
おど
りなさるがいい。」と、お
嬢
じょう
さまは、いわれました。
娘
むすめ
は、
自由
じゆう
なところだと
思
おも
いました。そして、はじめて、
長
なが
い
間
あいだ
の
望
のぞ
みがかなったように
思
おも
いました。いい
声
こえ
で、
歌
うた
っていた
少女
しょうじょ
は、ぶどうのような、うるんだ
目
め
でじっと、
新
あたら
しく、ここへきた
娘
むすめ
を
見
み
ながら、
「あなたは、
草
くさ
の
葉
は
や、
赤
あか
い
花
はな
から、
踊
おど
りを
教
おそ
わったとお
姉
ねえ
さまから
聞
き
きましたが、
私
わたし
は、また
唄
うた
を
小鳥
ことり
から、あのみみずから……
風
かぜ
から、いろいろなものから
習
なら
いましたの。
私
わたし
は
青
あお
い
着物
きもの
を
着
き
て、こうして
歌
うた
っていると、ちょうど
自分
じぶん
が
小鳥
ことり
のような
気
き
がして、それは、うれしいんですよ……。」
青
あお
い
着物
きもの
の
少女
しょうじょ
が、お
嬢
じょう
さまを
姉
ねえ
さんといいますので、
彼女
かのじょ
もまた、お
嬢
じょう
さまのことを
姉
ねえ
さんということにしました。
この
唄
うた
を
歌
うた
うことの
好
す
きな
少女
しょうじょ
は、やはり
自分
じぶん
の
家
うち
にいる
時分
じぶん
、
朝晩
あさばん
、
歌
うた
っていましたので、
唄
うた
をきらいな、
気
き
むずかしいお
父
とう
さんは、
娘
むすめ
をしかって、どこへでもいってしまえといいました。それで
少女
しょうじょ
は、
泣
な
く
泣
な
く
家
いえ
を
出
で
て、やはり、この
町
まち
にやってきました。そして、
劇場
げきじょう
の
前
まえ
を
通
とお
りますと、
「
歌
うた
いたいものは、だれでも、はいって
遠慮
えんりょ
なくうたいなさい。まずければ、
人
ひと
に
笑
わら
われます。」と、このときも、
看板
かんばん
に
書
か
いてありました。
少女
しょうじょ
は、こずえに
止
と
まって、
小鳥
ことり
が
自由
じゆう
にさえずるときの
姿
すがた
を
思
おも
い
出
だ
しました。また、
夏
なつ
の
晩方
ばんがた
、
眠
ねむ
そうに、
唄
うた
を
歌
うた
っているみみずの
節
ふし
を
思
おも
い
出
だ
しました。それが、みんなの
喝采
かっさい
を
博
はく
しました。このときも、お
嬢
じょう
さまは、ここにきていて、この
少女
しょうじょ
の
唄
うた
を
聞
き
かれました。そして、
少女
しょうじょ
をお
家
うち
へつれて
帰
かえ
られたのでした。
「
花
はな
の
踊
おど
りには、
赤
あか
い
着物
きもの
を
着
き
るといい。」と、お
嬢
じょう
さまはいって、この
踊
おど
りの
好
す
きな
娘
むすめ
には、
美
うつく
しい
花弁
はなびら
のような
着物
きもの
を、
造
つく
ってくださいました。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%
热门TAG:
上一篇:
はちの巣(2)
下一篇:
薔薇と巫女(4)
收藏
挑错
推荐
打印
[查看全部]
相关评论
推荐内容
热点内容
海(うみ)
あるまりの一生
僕が大きくなるまで
自由
新しい町(2)
しらかばの木
海からきた使い(2)
水盤の王さま
民衆芸術の精神
海からきた使い(1)
论坛新贴