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» 正文
母の心
时间:
2022-12-05
进入日语论坛
核心提示:母の心小川未明この前まえの事変じへんに、父親ちちおやは戦死せんしして、後あとは、母ははと子この二人ふたりで暮くらしていま
(单词翻译:双击或拖选)
母の心
小川未明
この
前
まえ
の
事変
じへん
に、
父親
ちちおや
は
戦死
せんし
して、
後
あと
は、
母
はは
と
子
こ
の
二人
ふたり
で
暮
く
らしていました。
良吉
りょうきち
は、
小学校
しょうがっこう
を
終
お
わると、
都
みやこ
へ
出
で
て
働
はたら
いたのであります。ただ
一人
ひとり
、
故郷
こきょう
へ
残
のこ
してきた
母親
ははおや
のことを
思
おも
うと、いつでも
熱
あつ
い
涙
なみだ
が、
目頭
めがしら
にわくのでした。
「いまごろ、お
母
かあ
さんはどうなさっているだろう。」
仕事
しごと
をしていても、
心
こころ
で、ありありと、あのさびしい
松並木
まつなみき
のつづく、
田舎道
いなかみち
が
見
み
えるのでした。
橋
はし
を
渡
わた
り、
村
むら
からずっとはなれた、
山
やま
のふもとに
自分
じぶん
の
家
いえ
はあるのです。まれには、一
日
にち
じゅう
人
ひと
と
顔
かお
を
合
あ
わさぬこともあります。
急
きゅう
に
母親
ははおや
が
病気
びょうき
となっても、
村
むら
へ
知
し
らせるものがないと
思
おも
うと、
良吉
りょうきち
は、
遠
とお
くにいても
気
き
が
気
き
でないのでした。
母親
ははおや
も、また、
同
おな
じように
子供
こども
を
思
おも
っていたのです。
身寄
みよ
りのない
旅
たび
へ
出
で
て、さだめし
不自由
ふじゆう
をすることだろう。どうか
達者
たっしゃ
で
働
はたら
いてくれればいいがと、
明
あ
け
暮
く
れ
仏
ほとけ
さまを
拝
おが
んでいました。それで、
良吉
りょうきち
は、
自分
じぶん
が
達者
たっしゃ
でいることを
知
し
らせるために、
毎日
まいにち
読
よ
んだ
新聞
しんぶん
を
故郷
こきょう
へ
送
おく
ることにしました。
「お
母
かあ
さん、
手紙
てがみ
でなくても、
新聞
しんぶん
がいったら、
私
わたし
が
無事
ぶじ
でいると
思
おも
ってください。」といって、やりました。すると、その
後
ご
母親
ははおや
から、
「
毎日
まいにち
、おまえから
送
おく
ってくれる
新聞
しんぶん
を、ありがたく
思
おも
っています。」と、
喜
よろこ
んできました。
親思
おやおも
いの
良吉
りょうきち
には、
母親
ははおや
の
喜
よろこ
びが、なにより
大
おお
きい
自分
じぶん
の
喜
よろこ
びだったのです。
彼
かれ
は、
仕事
しごと
を
終
お
えると、
毎夜
まいよ
、
新聞
しんぶん
をポストへ
入
い
れにいきました。
凍
い
てつくように
冴
さ
える
星空
ほしぞら
をながめて、
「
故郷
こきょう
は
雪
ゆき
かもしれない。
寒
さむ
い
晩
ばん
だが、お
母
かあ
さんは、もうお
休
やす
みになったかしらん。」と、
思
おも
ったのでした。
良吉
りょうきち
の
出
だ
した
新聞
しんぶん
は、
翌々日
よくよくじつ
の
朝
あさ
、
隔
へだ
たった
町
まち
の
郵便局
ゆうびんきょく
から、
配達
はいたつ
されました。いつも、それは、
昼
ひる
すこし
前
まえ
の、
時刻
じこく
にきまっています。
母親
ははおや
は、
戸口
とぐち
に
立
た
って、「もう
新聞
しんぶん
のくる
時分
じぶん
だ。」と、あちらをながめていると、こちらへ
急
いそ
いでくる、
配達人
はいたつにん
の
姿
すがた
が
見
み
えます。わき
見
み
をせずに、せっせとやってきます。
「
郵便
ゆうびん
。」といって、
息子
むすこ
からきた
新聞
しんぶん
を
手渡
てわた
すとまた、せっせときた
道
みち
を
村
むら
の
方
ほう
へもどっていくのでした。その
年
とし
ごろは、ちょうど
良吉
りょうきち
と
同
おな
じくらいの
少年
しょうねん
でありました。
母親
ははおや
は、
良吉
りょうきち
が
書
か
いた
上封
うわふう
の
文字
もじ
をじっとながめて、すぐにそれを
破
やぶ
ろうとはしませんでした。
「
二日
ふつか
めで、はやこうして
届
とど
く。
遠
とお
いといっても
便利
べんり
の
世
よ
の
中
なか
じゃ。」と、
母親
ははおや
は、まだ
汽車
きしゃ
のなかったときのことを、
考
かんが
えていました。
秋
あき
の
末
すえ
ながら、お
天気
てんき
の
日
ひ
は、
黄色
きいろ
くなった
田
た
や、
丘
おか
に、
陽
ひ
が
当
あ
たって、なんとなくのどかな
感
かん
じがしたが、みぞれが
降
ふ
り
出
だ
すと、
少年
しょうねん
の
配達夫
はいたつふ
は
頭
あたま
がら
雨具
あまぐ
をぬらして
入
はい
ってきました。
「
郵便屋
ゆうびんや
さん、すこし
休
やす
んで、お
茶
ちゃ
でも
飲
の
んでいってください。」と、
母親
ははおや
は、いいました。
「
時間
じかん
までに
帰
かえ
らなければなりませんから。」と、
少年
しょうねん
は、
新聞
しんぶん
を
置
お
くと、
急
いそ
いで、いってしまったのです。
ある
日
ひ
、
良吉
りょうきち
のところへ、
母親
ははおや
から
手紙
てがみ
がまいりました。
「あ、お
母
かあ
さんからだ。」といって、
良吉
りょうきち
は、
押
お
しいただいて
封
ふう
を
開
あ
けてみました。
「
寒
さむ
くなったが、
変
か
わりはありませんか。
私
わたし
も
無事
ぶじ
に
日
ひ
を
送
おく
っていますから、
安心
あんしん
してください。
おまえから、
毎日
まいにち
新聞
しんぶん
を
送
おく
ってもらってありがたいが、このごろ、
私
わたし
が
目
め
がわるくなって、つづけて
読
よ
めないし、それに、こちらは
毎日
まいにち
みぞれや、
雪
ゆき
まじりの
風
かぜ
がきびしく
吹
ふ
いています。その
中
なか
を、
新聞
しんぶん
一つで、わざわざ
遠
とお
くからきてくださる
配達
はいたつ
さんにお
気
き
の
毒
どく
ですので、どうか、
十日
とおか
めぐらいに一
回
かい
送
おく
ってくだされば
結構
けっこう
です。ただおまえの
安否
あんぴ
がわかればいいので、この
後
のち
は、
毎日
まいにち
送
おく
ることは
見合
みあ
わせてください。」と、
書
か
いてありました。
「やさしいお
母
かあ
さんだ。それなら、
十日
とおか
めぐらいに、
絵
え
の
雑誌
ざっし
でも
送
おく
ってあげよう。」と、
母親
ははおや
の
気持
きも
ちをよく
知
し
っている
良吉
りょうきち
は、
毎日
まいにち
新聞
しんぶん
を
送
おく
ることをよしたのでした。
毎日
まいにち
くる
新聞
しんぶん
がこなくなってから、
母親
ははおや
は、なんとなくさびしい
気
き
がしましたが、これで、
少年配達夫
しょうねんはいたつふ
が、いくらか
助
たす
かるだろうと
思
おも
うと、また、うれしい
気
き
がしました。すると、しばらくめで、
郵便
ゆうびん
を
持
も
ってきた
少年
しょうねん
が、
「おばあさん、このごろ、どうして
息子
むすこ
さんのところから、
新聞
しんぶん
がこないのですか。」と、ききました。
母親
ははおや
は、
笑
わら
いながらありのままを
話
はな
すと、
「そんなご
心配
しんぱい
なら、してくださらなくていいのです。」と、
少年
しょうねん
の
目
め
には、
涙
なみだ
が
光
ひか
ったのでした。ほかの
子供
こども
に
対
たい
しても
変
か
わらざるやさしい
母親
ははおや
の
愛
あい
に
感激
かんげき
したからです。
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