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はまねこ
时间:
2022-12-05
进入日语论坛
核心提示:はまねこ小川未明そこは北きたのさびしい海岸かいがんでありました。秋あきも末すえになると、海うみが荒あれて、風かぜは、昼ひ
(单词翻译:双击或拖选)
はまねこ
小川未明
そこは
北
きた
のさびしい
海岸
かいがん
でありました。
秋
あき
も
末
すえ
になると、
海
うみ
が
荒
あ
れて、
風
かぜ
は、
昼
ひる
となく
夜
よる
となく
吹
ふ
いて、
岩
いわ
に
打
う
ちあたってくだける
波
なみ
がほえていました。この
時分
じぶん
になると、
白
しろ
いかもめがどこからともなく、たくさんこの
海岸
かいがん
に
集
あつ
まってきました。そして、
波
なみ
の
上
うえ
をかすめたり、
岩
いわ
に
下
お
りたりして、
魚
うお
を
捕
と
ったのであります。
村
むら
の
子供
こども
たちは、
砂山
すなやま
の
上
うえ
で
遊
あそ
んでいました。
「はまねこが、
今日
きょう
は、たくさんいるなあ。」と、
一人
ひとり
が、おどろいたように
目
め
をみはって、
沖
おき
の
方
ほう
を
見
み
ていいました。このへんでは、
白
しろ
いかもめのことを、はまねこ、といっていたのです。
「
沖
おき
が、
荒
あ
れるんだろう。」と、ほかの
子供
こども
が、いいました。
このとき、
日
ひ
は、もう
西
にし
へはいりかけていました。
遠
とお
く、その
方
ほう
を
見
み
ると、
雲
くも
の
切
き
れめが、
金色
きんいろ
に
光
ひか
って、ものすごいうちに、くずれかけた
悪魔
あくま
のお
城
しろ
のような
美
うつく
しさがありました。そして、その
下
した
に、おおかみのきばのような、とがった
嶺
みね
があり、もう、そこには、
雪
ゆき
がきていて、
頭
あたま
が
白
しろ
くなっていたのであります。
「
弓
ゆみ
をこしらえて、はまねこを
射
い
ろうか?」
「はまねこなんか、とったって、たべられはしないや。」
「ううん、はまねこは、うまいというぜ。」
「はまねこをとると、よくないことがあるというから、だれもとらないのだよ。」
「うちのおじいさんがいった。はまねこを
殺
ころ
すと、
海
うみ
があれて、
船
ふね
が、
難船
なんせん
するって。」
「
難船
なんせん
でない。
漁
りょう
がないというんだぜ。」
いつしか、
子供
こども
たちは、こんなことをいって
争
あらそ
いました。そして、
毎日
まいにち
のように
見
み
ているはまねこを、さも
不思議
ふしぎ
そうにながめていたのであります。どうして、こんなことをいうのか?
この
海岸
かいがん
の
村
むら
に、つぎのような、
昔噺
むかしばなし
が
伝
つた
わっていたためです。
遠
とお
い、
遠
とお
い、
昔
むかし
のこと、ある
武士
ぶし
が、この
浜
はま
でかもめを
射
い
ました。しかし、
矢
や
は、すこし
外
はず
れて、
片方
かたほう
の
翼
つばさ
を
傷
きず
つけたばかしです。
傷
きず
ついたかもめは、くるくると
落
お
ち
葉
ば
のように
空
そら
をまわりながら、
漁師
りょうし
の
家
いえ
の
庭
にわ
さきに
落
お
ちました。ちょうど
網
あみ
の
破
やぶ
れめを
直
なお
していた、
人
ひと
のいい
漁師
りょうし
は、
鳥
とり
が
落
お
ちてきたので、すぐ
飛
と
び
出
だ
してみました。そして、だれか
射
い
ったのだということがわかると、
「おお、
命
いのち
にさわりのない
傷
きず
だ。かわいそうだから、
助
たす
けてやろう。」といって、その
鳥
とり
を
人
ひと
の
目
め
にとまらぬところに
隠
かく
したのであります。そして、
漁師
りょうし
は、
知
し
らぬ
顔
かお
で、また
網
あみ
を
直
なお
していました。
そこへ、
弓
ゆみ
を
持
も
った、
武士
ぶし
がはいってきました。
「このあたりへ、
鳥
とり
が
落
お
ちなかったか? たしかに、ここへ
落
お
ちたと
思
おも
うが……。」と、
武士
ぶし
がいいました。
漁師
りょうし
は、
知
し
れたらたいへんだと
思
おも
いましたが、あわれな
鳥
とり
を
助
たす
けてやりたいばかしに、
「いいえ、ここへは、そんな
鳥
とり
など
落
お
ちてまいりません。
鳥
とり
というものは、
命
いのち
がありますと、
落
お
ちてから、どこへか
地
ち
の
上
うえ
をはいますものですから。」と、まことしやかに、
答
こた
えました。
「はて、おかしなことがあるものだな。」と、
武士
ぶし
は、そのままいってしまいました。
晩方
ばんがた
になって、もう、
人
ひと
に
捕
と
らわれる
心配
しんぱい
がなくなると、
漁師
りょうし
は、
鳥
とり
を
逃
に
がしてやったのであります。
この
漁師
りょうし
のおかみさんは、
永
なが
らく
病気
びょうき
でねていました。それですから、
家
いえ
の
中
うち
は
貧
まず
しかったのです。そして、これから
寒
さむ
くなるのに、
着
き
る
着物
きもの
の
仕度
したく
とてありませんでした。
ある
日
ひ
のこと、
入
い
り
口
ぐち
に、
一人
ひとり
の
女
おんな
が
立
た
ちました。
「
私
わたし
は、べつに
頼
たよ
るところのない
身
み
でございます。ただ
機
はた
を
織
お
ることだけは、だれにも
負
ま
けませんから、どうかしばらくの
間
あいだ
、
置
お
いてくださいませんか。」といって、
頼
たの
んだのであります。
漁師
りょうし
は、やさしい
心
こころ
の
人
ひと
であり、また、おかみさんもいい
人
ひと
でありましたから、
「じつは、
女房
にょうぼう
が、
機
はた
を
織
お
りかけてそのままになっているのがあるが、そんなら、それを
織
お
ってもらいましょう。」と
漁師夫婦
りょうしふうふ
は、
女
おんな
の
頼
たの
みをききいれました。
女
おんな
は、その
日
ひ
から、
精
せい
を
出
だ
して
機
はた
を
織
お
りました。
家
うち
じゅうのものが、
着
き
るだけの
布
ぬの
はじきに
織
お
ってしまいました。
「どうぞ、これから
町
まち
へ
売
う
るのを
織
お
らしてください。」と、
女
おんな
はいって、
毎日
まいにち
、
毎晩
まいばん
、
機
はた
を
織
お
りました。そして、もう、
冬
ふゆ
となって
漁
りょう
のできなくなった一
家
か
を
助
たす
けました。
ある
日
ひ
のこと、
女
おんな
は
織物
おりもの
を
持
も
って、
町
まち
へ
売
う
りに
出
で
かけようとする
漁師
りょうし
に
向
む
かって、
別
べつ
に、一
反
たん
の
織物
おりもの
を
出
だ
して、
「この
品
しな
だけは、
安
やす
い
値
ね
でお
売
う
りになってはいけません。あなたのお
望
のぞ
みどおりの
値
ね
に
売
う
れる
品
しな
ですから。」といいました。
漁師
りょうし
は、それを
持
も
ってゆくと、はたして、いい
値
ね
で
売
う
れました。
喜
よろこ
んで
家
いえ
に
帰
かえ
って、もう一
反
たん
同
おな
じものを
織
お
ってくれるように
頼
たの
んだのであります。
「あの
布
ぬの
は、
私
わたし
の
持
も
ってきました
糸
いと
で
織
お
りましたのですが、もうあとにどれだけあるかわかりませんが、さあとにかく
織
お
ってみましょう。」といって、
女
おんな
は、
家内
かない
の
人
ひと
たちが
寝静
ねしず
まってしまった
真夜中
まよなか
ごろ、
独
ひと
り
起
お
きて、チャン、チャンと
機
はた
を
織
お
っていました。
漁師
りょうし
は、なんだか、
不思議
ふしぎ
な
気
き
がして、ふすまのすきまから、
隣
となり
のへやをのぞきました。そして、びっくりしました。なぜなら、いつか
逃
に
がしてやった、はまねこが、
恩
おん
を
返
かえ
そうと、
女
おんな
に
化
ば
けてきて、
自分
じぶん
の
体
からだ
の
毛
け
をぬき、
糸
いと
にまじえて、
布
ぬの
を
織
お
っていたからであります。
翌朝
よくあさ
起
お
きると、すでに
気
き
づかれたと
悟
さと
ったものか、
機
はた
は、
織
お
り
残
のこ
しのままになって、
女
おんな
の
姿
すがた
はどこへか
消
き
えて
見
み
えなかったのでした。
それからは、この
村
むら
では、はまねこを
捕
と
るものがなかったのです……。
子供
こども
たちは、この
昔噺
むかしばなし
を、おじいさんや、おばあさんから
聞
き
いたことがなかったでしょうか?
子供
こども
たちが
遊
あそ
ぶ、
砂山
すなやま
の
下
した
には、
波
なみ
が、
岩
いわ
に
打
う
ち
寄
よ
せて
砕
くだ
けています。そして、
雪
ゆき
のように
白
しろ
いかもめが、
晩方
ばんがた
の
空
そら
にたくさん
飛
と
んでいました。
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