ひすいの玉
小川未明
「おじさん、あれは、
「あの、お
こう、おじさんに
「やさしくて、いいお
「わかるかな。は、は、は。」と、おじさんは、きげんがいいのでした。
「あの、りゅうがかいてある
おじさんは、にこにこして、
「きみは、なかなかいいものに
「よくごらん、めったに、こんな、
「おじさん、いいにおいがするね。」
「この
おじさんは、
「おじさん、あのランプもめずらしいの。」と、
「いや、あれは、さほどめずらしくない。わしなども、まだ、
ところが、ある
その
「およそ、こっとう
これを
もし、
しかし、
そこへ、
「これを
おじさんは、めがねをかけなおして、
「この
「はい、それは、
「
こう
「わたくしが、いただいてもよろしいのですけれど、こんな
「ありがとうございます。」と、
やがて、
それまで、そばにいて、いっさいのありさまを、
「あんたという
「
「しょうじきものの