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一粒の真珠
时间:
2022-12-07
进入日语论坛
核心提示:一粒の真珠小川未明ある町まちにたいそう上手じょうずな医者いしゃが住すんでいました。けれど、この人ひとはけちんぼうで、金持
(单词翻译:双击或拖选)
一粒の真珠
小川未明
ある
町
まち
にたいそう
上手
じょうず
な
医者
いしゃ
が
住
す
んでいました。けれど、この
人
ひと
はけちんぼうで、
金持
かねも
ちでなければ、
機嫌
きげん
よく
見
み
てくれぬというふうでありましたから、
貧乏人
びんぼうにん
は、めったにかかることができませんでした。
それは、
雪
ゆき
まじりの
風
かぜ
の
吹
ふ
く、
寒
さむ
い
寒
さむ
い
晩
ばん
のことです。
「こんな
晩
ばん
は、
早
はや
く
戸
と
を
閉
し
めたがいい。たとえ
呼
よ
びにきても、
金持
かねも
ちの
家
いえ
からでなければ、
留守
るす
だといって、
断
ことわ
ってしまえ。」といいつけて、
医者
いしゃ
は、
早
はや
くから
暖
あたた
かな
床
とこ
の
中
なか
へ
入
はい
ってしまいました。
ちょうど、その
夜
よ
のことでした。この
町
まち
から二
里
り
ばかり
離
はな
れた、さびしい
村
むら
に、
貧
まず
しい
暮
く
らしをしている
勇吉
ゆうきち
の
家
いえ
では、
母親
ははおや
の
病気
びょうき
が
募
つの
るばかりなので、
孝行
こうこう
の
少年
しょうねん
、
勇吉
ゆうきち
は、どうしていいかわからず、おどおどとしていました。
父
ちち
は、
彼
かれ
が三つばかりのとき、
戦争
せんそう
に
出
で
て
死
し
んでしまったのです。その
後
のち
は、
母
はは
と
二人
ふたり
で、さびしく
暮
く
らしていました。
母
はは
が、
野菜
やさい
を
町
まち
へ
売
う
りにいく
手助
てだす
けをしたり、
鶏
にわとり
の
世話
せわ
をしたりして、
母
はは
の
力
ちから
となっていました。
二人
ふたり
が、
達者
たっしゃ
のうちは、まだどうにかして、その
日
ひ
を
送
おく
ることもできたが、
母親
ははおや
が
病気
びょうき
になると、もうどうすることもできなかったのでした。さいわい、
近所
きんじょ
の
人
ひと
たちが、しんせつでありましたから、
朝
あさ
、
晩
ばん
、きては、よくみまってくれました。
「
勇坊
ゆうぼう
、きょうは、お
母
かあ
さんはどんなあんばいだな?」と、いってくれるものもあれば、
「お
米
こめ
でも、
塩
しお
でも、
私
わたし
たちの
家
いえ
にあるものなら、なんでもいっておくれ。」と、いってくれるおかみさんたちもありました。
しかし、
母親
ははおや
の
病気
びょうき
だけは、いまは
売薬
ばいやく
ぐらいではなおりそうでなかったのです。
「これは、お
医者
いしゃ
にかけなければなるまい。」と、
近所
きんじょ
の
人々
ひとびと
も
口
くち
には
出
だ
さぬが、
頭
あたま
をかしげていました。
「お
母
かあ
さん、
苦
くる
しい?」と、
勇吉
ゆうきち
は、
母親
ははおや
のまくらもとにつききりで、
気
き
をもんでいましたが、なんと
思
おも
ったか、
急
きゅう
に
立
た
ち
上
あ
がって、
「
僕
ぼく
、お
医者
いしゃ
さまを
迎
むか
えにいってくる!」といいました。
「
勇坊
ゆうぼう
、
町
まち
からきてもらうには、すぐにお
金
かね
がいるのだ。それも、すこしの
金
かね
でないので、
私
わたし
たちも、こうして
思案
しあん
しているのだ。」と、
一人
ひとり
の
老人
ろうじん
がいいますと、
「それに、あの
町
まち
の
医者
いしゃ
ときたら、
評判
ひょうばん
のけちんぼうということだからな。」と、いうものもありました。
「
僕
ぼく
、なんといっても、お
母
かあ
さんを
助
たす
けなければならん。
無理
むり
にも
迎
むか
えにいって、つれてくるよ。」と、
勇吉
ゆうきち
は、はや
提燈
ちょうちん
に
火
ひ
をつけて、
家
いえ
を
飛
と
び
出
だ
しました。
外
そと
は
真
ま
っ
暗
くら
で、ただ、ヒュウヒュウという、
吹雪
ふぶき
のすさぶ
音
おと
がするばかりでした。
勇吉
ゆうきち
は、
暗
くら
い
野道
のみち
を
提燈
ちょうちん
の
火
ひ
を
頼
たよ
りに、
町
まち
へ
向
む
かって、
小
ちい
さな
足
あし
で、
急
いそ
ぎますと、
冷
つめ
たい
雪
ゆき
が
顔
かお
にかかり、またえりもとへ
入
はい
り
込
こ
みました。けれど、
彼
かれ
は、ただ
母親
ははおや
の
身
み
を
案
あん
ずるので
心
こころ
がいっぱいであって、
他
ほか
のことはなにも
感
かん
じなかったのであります。
ふと、ピチャピチャという、ぬかるみを
歩
ある
いてくるわらじの
音
おと
が
耳
みみ
に
入
はい
ったので、
彼
かれ
はびっくりして
顔
かお
を
上
あ
げますと、
目
め
の
前
まえ
へ、
白
しろ
い
着物
きもの
を
着
き
て、つえをついた
一人
ひとり
の
男
おとこ
が
立
た
っていました。
勇吉
ゆうきち
は、
怖
おそ
ろしいということも
忘
わす
れて、じっとかさの
下
した
の
顔
かお
を
見
み
ますと、
黒
くろ
いひげが
生
は
えていて、
目
め
が
光
ひか
っていました。
「おお
子供
こども
、この
夜中
よなか
に、ひとりでどこへいく?」と、
男
おとこ
は、
姿
すがた
に
似
に
ず、やさしくたずねたのでした。
勇吉
ゆうきち
は、そのようすつきで、
旅
たび
をするお
坊
ぼう
さんか、
行者
ぎょうじゃ
であろうと
思
おも
いましたから、
自分
じぶん
は
母親
ははおや
が
病気
びょうき
なので、これから
町
まち
へお
医者
いしゃ
さまを
迎
むか
えにいくのだということを
話
はな
しました。
すると、だまって
話
はなし
をきいていた
男
おとこ
は、
「おまえが、これから
迎
むか
えにいく
医者
いしゃ
は、ただいったのでは、とてもきてはくれまい。この
珠
たま
をやるからと
頼
たの
んでみるがいい。」といって、
頸
くび
にかけていた
数珠
じゅず
をはずして、その
中
なか
から
一粒
ひとつぶ
の
珠
たま
を
抜
ぬ
いて、
少年
しょうねん
の
手
て
に
渡
わた
したのであります。
勇吉
ゆうきち
は、この
思
おも
いがけない
恵
めぐ
みに、どんなに
勇気
ゆうき
づいたでありましょう。
頭
あたま
を
下
さ
げてお
礼
れい
をいうとすぐさま
駈
か
け
出
だ
したのでありました。
トン、トンと、
彼
かれ
は
閉
し
まっている
医者
いしゃ
の
家
いえ
の
戸
と
をたたきました。
「いま
時分
じぶん
、どこからか?」といって、
取
と
り
次
つ
ぎは、
眠
ねむ
そうな
目
め
をこすりながら、
戸
と
を
開
あ
けて、のぞきました。
「もう
先生
せんせい
は、お
休
やす
みになったからだめだ。」と、
勇吉
ゆうきち
を
見
み
て、
情
なさ
けなく
断
ことわ
りました。
このとき、
勇吉
ゆうきち
は、
一粒
ひとつぶ
のぴかぴか
光
ひか
る、
小
ちい
さな
珠
たま
を
出
だ
して、これをどうか
先生
せんせい
に
見
み
せてお
願
ねが
いもうしてくれと
頼
たの
みました。
取
と
り
次
つ
ぎは、ぶつぶついいながら
奥
おく
へ
入
はい
ると、まもなく
医者
いしゃ
が、
玄関
げんかん
へ
飛
と
び
出
だ
してきて、
「この
真珠
しんじゅ
の
珠
たま
には
見覚
みおぼ
えがあるが、だれからもらった?」と、ききました。
勇吉
ゆうきち
は、ここへくるまでの、あったこと、
見
み
たことを、すべて
物語
ものがた
りました。
「それは、たしかに
私
わたし
の
兄
あに
だ!
私
わたし
が
悪
わる
かったばかりに、十
年
ねん
も
前
まえ
にこの
町
まち
から、いなくなってしまったのだ。」といって、
医者
いしゃ
ははじめて
目
め
がさめたように、これまでの
自分
じぶん
の
行
おこな
いを
後悔
こうかい
しました。
「
私
わたし
は、これから、
貧
まず
しい
人
ひと
たちのためにつくそう……。」
こういって、
医者
いしゃ
は、さっそく
車
くるま
を
呼
よ
んで、その
車
くるま
に
勇吉
ゆうきち
もともに
乗
の
せて、さびしい
村
むら
へと
走
はし
らせたのです。そのとき、
勇吉
ゆうきち
は、
心
こころ
の
中
なか
で、
「ああ、お
母
かあ
さんは
助
たす
かった。」と、
深
ふか
く、
深
ふか
く
神
かみ
さまに
感謝
かんしゃ
していました。
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