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風船虫
时间:
2022-12-07
进入日语论坛
核心提示:風船虫小川未明原はらっぱは、烈はげしい暑あつさでしたけれど、昼過ひるすぎになると風かぜが出でて、草くさの葉ははきらきらと
(单词翻译:双击或拖选)
風船虫
小川未明
原
はら
っぱは、
烈
はげ
しい
暑
あつ
さでしたけれど、
昼過
ひるす
ぎになると
風
かぜ
が
出
で
て、
草
くさ
の
葉
は
はきらきらと
光
ひか
っていました。
昨日
きのう
は、たくさん
雨
あめ
が
降
ふ
ったので、まだくぼんだところへ、
水
みず
がたまっています。もうすこしばかり
前
まえ
でありました。
「きょうは、きっとよく
釣
つ
れるよ。」といいながら、
徳
とく
ちゃんは、
釣
つ
りざおとバケツを
持
も
って
先
さき
に
立
た
ち、
後
あと
から、
正
しょう
ちゃんが、すくい
網
あみ
をかついでここを
通
とお
ったのです。
年
とし
ちゃんは、
毎日
まいにち
のように
川
かわ
へいくと、おばあさんにしかられるので、
今日
きょう
は、いっしょにいくのをやめたのでした。
二人
ふたり
が、もう
川
かわ
へ
着
つ
いた
時分
じぶん
、
年
とし
ちゃんは、
原
はら
っぱへきて、お
友
とも
だちをさがしていました。
「やあ、きれいだな。」と、
年
とし
ちゃんは、
水
みず
たまりのところに
立
た
ち
止
ど
まって、
大空
おおぞら
の
白
しろ
い
雲
くも
が
下
した
の
水
みず
の
面
おもて
に
映
うつ
っているのをのぞいていました。
ちょうど、
同
おな
じ
時刻
じこく
に、あちらには、
誠
まこと
くんが、さびしそうに
独
ひと
りで
遊
あそ
んでいて、
年
とし
ちゃんを
見
み
つけると、
「
年
とし
ちゃんおいでよ。おもしろいものがあるから。」といいました。
「なあに。」と、
年
とし
ちゃんは、もはや
雲
くも
のことなど
忘
わす
れてしまって、その
方
ほう
へ
駆
か
けていきました。
「
風船虫
ふうせんむし
が、いるよ。」と、
誠
まこと
くんは、
穴
あな
の
中
なか
を
指
さ
しました。
その
穴
あな
は、このあいだ、みんながボールをして
遊
あそ
んでいると、ペスがきて、しきりに
前足
まえあし
で
掘
ほ
っていたところでした。
年
とし
ちゃんが、
水
みず
の
中
なか
を
見
み
ると、
黒
くろ
い
虫
むし
が、五、六ぴきも
底
そこ
の
方
ほう
を
往
い
ったり、きたりしていました。
「これが、
風船虫
ふうせんむし
なの?」
「ああ、
風船虫
ふうせんむし
だよ。」
「
君
きみ
は、
釣
つ
りにいかなかったのかい。」と、
年
とし
ちゃんが、
誠
まこと
くんに
聞
き
きました。
「きょうは、
早
はや
くお
湯
ゆ
に
入
はい
って、お
母
かあ
さんとお
使
つか
いにいくのだから。」と、
誠
まこと
くんは、いかない
理由
りゆう
を、
語
かた
りました。
「
僕
ぼく
、
風船虫
ふうせんむし
をお
家
うち
へ
持
も
っていこうかな。」
「ああ、
二人
ふたり
で
分
わ
けようよ。」と、
誠
まこと
くんがいいました。
そこで、
年
とし
ちゃんと、
誠
まこと
くんは、
紙片
かみきれ
の
中
なか
へ
虫
むし
を
半分
はんぶん
ずつ
分
わ
けて、
二人
ふたり
は、めいめいお
家
うち
へ
持
も
って
帰
かえ
ったのであります。
年
とし
ちゃんは、
風船虫
ふうせんむし
をサイダーの
空
あ
きびんの
中
なか
へ
入
い
れました。そして、
小
ちい
さく
紙
かみ
を
切
き
って、
水
みず
の
中
なか
へ
落
お
としました。すると、
風船虫
ふうせんむし
は、
紙片
かみきれ
の
沈
しず
むのを
見
み
て、
急
いそ
いでそれにつかまりました。そして、いっしょに
下
した
へ
沈
しず
んでしまうと、
今度
こんど
は、
自分
じぶん
の
体
からだ
を
浮
う
かしにかかったのです。すると、
紙片
かみきれ
が、ずんずんと
下
した
から
上
うえ
へ
引
ひ
き
上
あ
げられてきました。やがて
水
みず
の
上
うえ
まで
着
つ
くと、
風船虫
ふうせんむし
は、
紙
かみ
を
放
はな
しました。
紙片
かみきれ
は、また
水
みず
の
底
そこ
の
方
ほう
へ
沈
しず
んでいきました。
風船虫
ふうせんむし
は、あわてて、これを
追
お
いかけるように、
銀色
ぎんいろ
の
体
からだ
を
光
ひか
らして、
水
みず
をくぐって
下
した
の
方
ほう
へ
泳
およ
いでいきました。そしてまた
紙
かみ
を
上
うえ
に
引
ひ
き
上
あ
げにかかるのでした。
「おもしろいな。」と、
年
とし
ちゃんは、
喜
よろこ
びました。しかし、いつまでたっても、
風船虫
ふうせんむし
は、
飽
あ
きるということなく、
同
おな
じことをくり
返
かえ
していたのです。
年
とし
ちゃんは、しまいには、ごろりと
畳
たたみ
の
上
うえ
へ
寝
ね
ころんで、びんの
内
なか
で
風船虫
ふうせんむし
の
体
からだ
が、ぴかぴかと
輝
かがや
くのを
見
み
ていました。
「
風船虫
ふうせんむし
って、きれいな
虫
むし
だな。」と、
年
とし
ちゃんは、つくづく
感心
かんしん
していました。
そのうちに、
年
とし
ちゃんは、
眠
ねむ
ってしまいました。ところが、
目
め
がさめて
見
み
ると、びんの
中
なか
には、一ぴきも
風船虫
ふうせんむし
はいませんでした。
「どこへ
飛
と
んでいってしまったろうか。」と、
年
とし
ちゃんは、しばらく、ぼんやりとしていました。
その
明
あ
くる
日
ひ
のことでした。
年
とし
ちゃんは、
大
おお
きなかしの
木
き
の
下
した
で、
道具箱
どうぐばこ
を
下
お
ろして、あしだの
歯
は
を
入
い
れているおじさんと
話
はなし
をしていました。
「おじさんのとこに、
学校
がっこう
へいく
子供
こども
がある?」
「ええありますよ。ちょうど
坊
ぼっ
ちゃんと
同
おな
じくらいの。」と、おじさんが、いいました。
年
とし
ちゃんは、
考
かんが
えていました。
「おじさんのお
家
うち
は、
町
まち
の
中
なか
にあるんだろう。
子供
こども
たちは、どこで
遊
あそ
ぶの?」
「やはり、
往来
おうらい
で
遊
あそ
んでいますよ。」
「おもしろい
虫
むし
を
今度
こんど
捕
と
らえてきてあげようか?」
「
虫
むし
ですか? きりぎりすですか。」
「おじさんの
知
し
らない
虫
むし
だよ」
「はて、なんという
虫
むし
ですか?」
「
風船虫
ふうせんむし
というのだ。」
「ああ、
風船虫
ふうせんむし
なら
知
し
っていますよ。」と、おじさんは、
笑
わら
いました。
「
町
まち
の
中
なか
にも、
風船虫
ふうせんむし
がいるの?」と、
年
とし
ちゃんは、びっくりしました。
「
私
わたし
の
家
いえ
の
近所
きんじょ
に
呉服屋
ごふくや
さんがありましてね。
毎夜
まいよ
ショーウインドーに
燈火
あかり
をつけますが、
燈火
あかり
の
下
した
へコップに
水
みず
を
入
い
れておくと、
風船虫
ふうせんむし
が
飛
と
んできて
入
はい
りましてね、
紙片
かみきれ
を
上
あ
げたり、
下
さ
げたりして、ひとりでに
窓飾
まどかざ
りになりますよ。そして、
夜
よ
が
明
あ
けると、どこへか
飛
と
んでいってしまいます。」と、おじさんは
答
こた
えました。
「ふうん。」と、
年
とし
ちゃんは、
感歎
かんたん
したのでした。
いまさら、この
自然
しぜん
の
大
おお
きいということが、そして、
小
ちい
さな
虫
むし
が、
自由
じゆう
に、
気
き
ままに
生活
せいかつ
しているということが、なんとなく
不思議
ふしぎ
に
考
かんが
えられたので、
年
とし
ちゃんは、
思
おも
わず、
青
あお
い、
青
あお
い、
空
そら
を
見上
みあ
げたのでした。
昨日
きのう
、
水
みず
たまりに
姿
すがた
を
映
うつ
した
白
しろ
い
雲
くも
が、
今日
きょう
は、あちらの
高
たか
い
木
き
の
上
うえ
を
飛
と
んでいました。
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