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第五章の人々 弟オト橘タチバナ比ヒ売メノ命ミコト_日本の「神話」と「古代史」がよくわかる本_走进日本_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:【第五章の人々】  弟オト橘タチバナ比ヒ売メノ命ミコト  自らを犠牲にして海の神の怒りを鎮めたヤマトタケルの妃 ヤマトタ
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【第五章の人々】
  弟オト橘タチバナ比ヒ売メノ命ミコト
  自らを犠牲にして海の神の怒りを鎮めたヤマトタケルの妃
 ヤマトタケルの妃で、『日本書紀』ではオシヤマノスクネの娘とされる。ヤマトタケル
の東征の際に、走はしり水みずの海(浦賀水道)の神が暴風を起こして行く手を遮ったと
ころ、オトタチバナヒメが自ら入水して神の心を鎮めた。そのためヤマトタケルは無事に
海を渡ることができた。七日後に、ヒメの櫛だけが岸に流れ着いたという。
『古事記』において妃として果たした彼女の役割はこれだけだが、『常陸ひたち国風土
記』にはヤマトタケルとののどかな逸話が伝えられている。多た珂が郡ではヤマトタケル
とともに山海の獲物を獲る競争をしたという記載が見られるのだ。
 神奈川県横須賀市には走水神社があり、また千葉県茂も原ばら市には橘神社があって、
ともにオトタチバナヒメを祀っている。とくに後者には社殿裏にオトタチバナヒメの陵を
伝えている。
 東国を平定したヤマトタケルは、足あし柄がら峠とうげを越えるとき「あづまはや(我
が妻よ、ああ)」と三度嘆き、この「あづま」が足柄峠より東の国、つまり東国をさす言
葉になったという。
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