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第15章 アラゴグ Aragog(8)

时间: 2023-03-07    进入日语论坛
核心提示:何か湿った物がハリーの手に触ふれた。ハリーは思わず飛びずさって、ロンの足を踏ふんづけてしまった。――ファングの鼻はな面づ
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何か湿った物がハリーの手に触ふれた。ハリーは思わず飛びずさって、ロンの足を踏ふんづけてしまった。――ファングの鼻はな面づらだった。

「どうする」杖つえの灯あかりを受けて、やっとロンの目だとわかるものに向かって、ハリーが聞いた。

「ここまで来てしまったんだもの」とロンが答えた。

二人はクモの素す早ばやい影かげを追いかけて、森の茂しげみの中に入り込こんだ。もう速はやくは動けない。行ゆく手を遮さえぎる木の根や切り株かぶも、ほとんど見えない真っ暗くら闇やみだ。ファングの熱い息が、ハリーの手にかかるのを感じた。二人は何度か立ち止まって、ハリーが屈かがみ込み、杖灯りに照らされたクモの群むれを確かく認にんしなければならなかった。

少なくとも三十分ほどは歩いたろう。ローブが、低く突き出した枝や荊いばらに引っかかった。しばらくすると、相あい変かわらずうっそうとした茂みだったが、地面が下り坂になっているのに気づいた。

ふいに、ファングが大きく吠ほえる声がこだまし、ハリーもロンも飛び上がった。

「なんだ」ロンは大声をあげ、真っ暗闇を見回し、ハリーの肘ひじをしっかりつかんだ。

「向こうで何かが動いている」ハリーは息をひそめた。「シーッ……何か大きいものだ」

耳をすませた。右のほう、少し離はなれたところで、何か大きなものが、木こ立だちの間を枝をバキバキ折おりながら道をつけて進んでくる。

「もうだめだ」ロンが思わず声を漏もらした。「もうだめ、もうだめ、ダメ――」

「シーッ」ハリーが必死ひっしで止めた。「君の声が聞こえてしまう」

「僕ぼくの声」ロンがとてつもなく上うわずった声を出した。

「とっくに聞こえてるよ。ファングの声が」

恐きょう怖ふに凍こおりついて立ちすくみ、ただ待つだけの二人の目玉に、闇が重苦しくのしかかった。ゴロゴロという奇き妙みょうな音がしたかと思うと、急に静かになった。



  什么东西碰到了哈利的手,他猛地向后一跳,踩了罗恩的脚,结果那只是牙牙的鼻子。 
 
  “你有什么想法?”哈利对罗恩说。他刚刚能分辨出罗恩的眼睛,瞳孔里反射着魔杖的微光。 
 
  “我们已经走了这么远了。”罗恩说。 
 
  于是,他们跟着蜘蛛飞奔的影子进入树丛。他们现在无法走得很快了,到处都是树根和树桩,挡住了道路,在近乎漆黑一片的光线下简直看不出来。哈利可以感觉到牙牙热乎乎的呼吸喷在他手上。他们不止一次被迫停住脚步,哈利蹲下去,就着魔杖的光寻找蜘蛛的踪迹。 
 
  看样子,他们已经走了至少半个小时,他们的衣服经常被低矮的树枝和刺藤挂住。过了一会儿,他们注意到地面似乎在往下倾斜,尽管树木还和刚才一样茂密。 
 
  这时,牙牙突然发出一声响亮的吠叫,在林子里回荡不绝,把哈利和罗恩都吓得灵魂出了窍。 
 
  “什么?”罗恩大声说,朝一片漆黑中张望,一边使劲抓住哈利的臂肘。 
 
  “那里有什么东西在动,”哈利喘着气说,“听..像是一个大家伙。” 
 
  他们仔细听着。在他们右边一段距离之外,那个大东西正从树丛中辟出一条路来,折断了无数根树枝。 
 
  “哦,不,”罗恩说,“哦,不,哦,不,哦—— ” 
 
  “闭嘴,”哈利狂怒地说,“它会听见你的。” 
 
  “听见我?”罗恩用一种很不自然的尖声说,“它已经听见了。牙牙!” 
 
  他们站在那里,惊恐万状地等待着,黑暗似乎压迫着他们的眼球。突然一阵轰隆隆的声响,接着又归于寂静。 
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