わが臈たし悪の华
濁世(だくせい)は鬼(おに) 正義(せいぎ)は何(なん)ぞと
問(と)うまえに抗(あらが)えよ悪徳(あくとく)の華(はな)
偽善(ぎぜん)の夢(ゆめ) 視(し)し目(め)には目を差(さ)し
生(せい)も邪(じゃ)も分(わ)かたれることなし
光(ひかり)は绝(た)え胎児(た)のように
君は眠(ねむ)る 闇(やみ)の子宮(しきゅう)
孤独(こどく)こそ愛(いと)おしい
唯一(ゆいいつ)の味方(みかた)となるだろう
ひとりひとり血汐(ちしお)にまみれ
この時代(じだい)に生(う)まれ落(お)ちた
選(えら)ばれし皇子(おうじ)らよ
戦(たたか)いこそ祝筵(しゅくえん)
ああ我(われ)は麗し(うるわし)全智(ぜんち)
愛の母 君を産(う)む
この乳(ちち)に育(はぐく)みしものは
地獄(じごく)の同胞(はらから)
黙示(もくし)の印(いん) 真理(いん)は何ぞと
知(し)りもせず埋もれし(うずもれし)隠匿(いんとく)の種(たね)
诸刃(もろは)の剣抜(けんぬ)く刃(は)には刃を向(む)け
守(まも)るべきものだけを信(しん)じて
有(あ)るがままに君は君を放(はな)て