真行寺(男、35.6歳、前夫の息子竜の担任先生)
場面:麻生の家で
「チャイムの音がする。眠りから覚めた麻生は同居人【どうきょにん、住在一起的人】である前夫の息子の竜が部屋にいると思い込んで」
麻生:もう、出てよ。(1)
(しばらくして、人のいる気配はないから、起きてドアのそばにある受話器を取って)はい。
先生:城西高校の真行寺です。
麻生:(麻生は受話器をもとに戻す。先生はチャイムのボタンを押す)はーい。
先生:城西高校の真行寺です。
麻生:うちじゃありません。
先生:あの、竜君の担任の、……(麻生がドアを開け、先生が部屋に入る)あー、立派な お宅【おたく、您家,府上】ですねえ。わあー、僕んちのさんばいはあるなあ。(2)。高いんでしょうね。こちらはバス【浴室】ねえ。。。
麻生:あのう、お話は。。。
先生:いや、さすがに有命人のお宅ですね(3)
麻生:用件【ようけん、事情】はないんでしょ?
先生:え、ちょっと相談したいことがありまして。(廊下の光を見て)これは自然光ですか。
麻生:なんですか。
先生:いや、ちょっとね、心配なことがあるんですけど。
麻生:あの子また学校に行ってないんですか。(話をしながら部屋に入る)
先生:いえ、いえ、そうじゃないんです。あっ、お掛けください。問題は、これなんです。竜の進路【しんろ、.前进的道路】です。
麻生:進路?
先生:(先生がポケットから紙を一枚取り出して麻生に渡す)白紙【はくし、白纸】です。
麻生:見ればわかります。
先生:これ、重要な問題ですよ、お母さん。
麻生:お母さんじゃありませんでは(4)
先生:進学するのか、就職するのか。進学なら、理科系か、文科系か、どのランク【等级,】の大学にするのか、今の時期にそういう方向は決めなきゃいけないんです。
麻生:だから。。。
先生:こちらでは、それにかんして、どう思っていらっしゃっているかなあと思って、いや、竜君に聞いても埒があかんのですわ(5)
麻生:それは彼に聞いてください。
先生:えっ、えっ、えっ。。。
麻生:彼の将来は私には関係ありません。そういうことは本人が決めることですから。
先生:しかし。。。
麻生:いま、呼んできますから。
先生:いや、麻生さん、あの……ふっ……
解説:
(1)もう、出てよ。
もう在这里是感叹词,用来加强语气,在口语中常用。
てよ里的て是てください或てくれ的缩略姓氏形式。后面加よ,表示命令或恳求,显得亲切,妇女儿童常用。
あれ買ってよ。给我买那个吧。
你就实话实说吧。
(2)僕んちのさんばいはあるなあ。
僕んち是僕のうち的口语形式。用于关系比较亲密的人之间。
(3)さすがに有名人のお宅ですね。
さすがに:不愧是。。。
日本はさすがに漫画大国ですね。日本不愧为漫画大国。
(4)お母さんじゃありませんてば
てば:表示对方不按自己的意思去u做事,焦急地让对方按自己的意思去做。“我不是说……”
おもしろいってば。我说有趣就有趣嘛。
我说只要去找就能找到(怎么不去找啊)
(5)竜君に聞いても埒があかんのですわ
あかん的ん是ぬ(ん)的连体形,相当于ない。
わ是终助词,女性用语,一般声调上扬。