N:私達イタリア語専攻なのに日本語の講演会で話すなんて変な感じだね。
K:本当だね、緊張するよね。
N:そういえば、今度の飲み会行く?
K:そう、迷ってるの。なんかさ、来る人によってすごく 雰囲気が変わるよね?
N:うん、変わる、変わる。
K:この前の飲み会は盛り下がったよね。
N:うんー途中で帰っても良いかしら? 突然なんだけど。
K:すごく 中途半端な感じがするけど、いいんじゃない?
N:それにしても一人¥3000は高いね。
K:まぁ妥当なところじゃない? それは仕方ないって。まぁ決まったら家に電話するね。
N:話変わるんだけど、私携帯電話変えたんだ。
K:えー.じゃあワンコールして。
N:OK OK.
K:そういえば、なお自転車通学やめたんだよね。
N:というよりも、夏とかとても暑いから汗だくになって気持ち悪そうだからやめたんだ。
K:はやく原動機付自転車を買ったらどう?
N:そうだよね。でも今年はバス通学を 貫くわ。
K:そういえばシンゴ見たよ。
N:うそー、すごくかっこいいよね。
N:えー、かっこ悪いよ。なお、すごく シンゴに夢中だよね。
N:そうかなー.あっ、そういえば新しい情報手に入れたんだ。
K:えっなになに?
N:あのね、シンゴ、マクドナルドでバイトしてるんだって。
K:もしかして千里中央にある?
N:そう、そう。
K:今度行ってみない?
N:うん、行きたい、行きたい。
K:みんなをさそって行こう。
N:あっ、みんなっていうので思い出したのだけど、ミカ、この前合同コンパに行ったんだよね。
K:そうだよ。それで面倒なことが起こったんだよ。
N:何が起こったの?
K:あのね、ミカがその時知り合ったヒロキからしつこく電話がかかって来てね、気付いたら着信が50回あったんだって。気持ち悪いでしょう!?
N:ヒロキって大したことないね。そのうえやばいよ。
K:ねー!? 血の気が引くでしょ?!
N:たいがいだね。
K:で、あまりにも気持ち悪いからミカは着信拒否したんだって。
N:うっそー本当に?
K:本当だよ!
N:着信拒否ってふつうは使わないよねー? それを使われたヒロキってやっぱり大したことないね。あー、なんだかなー.
K:喋りすぎて疲れたよ。お腹すいてない?
N:すいたー.甘いものが食べたい。クレープを食べない?
K:また食べるの? クレープに夢中だよねー.
N:私がおごるから付きあってよ。
K:それではごちそうになるね。
N:仕方ないからおごってあげるよ。それなら、どこかのファミリーレストランに行こうか?
K:どこに行こうか? 先にバスの時間見よう。
N:バスないもんね。ある?
K:あった。あーーーー、でも2分前に行ってしまっているよ!!!
N:あーあーしくじった! あいたたた。
K:あーいやな気分だよ。でも、仕方ないね。
N:あーもう時間が遅いし、クレープ食べるのあきらめるよ。
K:分かった。それじゃあ、明日行く?
N:あっ!! (思い出したのだけれど)明日定休日だよ。
K:うわー本当に 運がないねー.
N:私達いつも ついてないよね。
K:本当にいつもだよね。
N:まぁ気を取り直して生活協同組合にでも行こうよ。 おいしそうなおやつがあったよ。
K:ほんとに? じゃあ行ってくつろごうっか。
N:そうしよう。それじゃあ今から行こう。
標準語訳
N:私達イタリア語専攻なのに日本語の講演会で話すなんて、変な感じだね。
K:本当だね、緊張するね。
N:そういえば、今度の飲み会行く?
K:そう、迷ってるの。なんかさ、来る人によってすごく雰囲気が変わるよね。
N:そう、変わる、変わる。
K:この前の飲み会は盛り下がったよね。
N:うん、途中で帰っても良いかしら? 突然なんだけど。
K:すごく中途半端な感じがするけど、いいんじゃない?
N:それにしても一人¥3000は高いね。
K:まあ妥当なところじゃない? それは仕方ないって。まぁ決まったら家に電話するね。
N:話 変わるんだけど私 携帯電話 変えたんだ。
K:えー、じゃあワンコールして。
N:OK OK.
K:そういえば、なお 自転車通学やめたんだよね。
N:というよりも、夏はとても暑いから汗だくになって気持ち悪そうだからやめたんだ。
K:早く原動機付自転車を買ったらどう?
N:そうだよね、でも今年はバス通学を貫くわ。
K:そういえば、○○見たよ。
N:うそー すごくかっこいいよな。
K:えー、かっこ悪いよ。なお、すごく○○に夢中だよね。
N:そうかなー.あっ、そういえば新しい情報手に入れたんだ。
K:えっ、なになに?
用語解説
イタ語:イタリア語.他に外大生が使う言語の略語は、フラ語、ポル語、フィリ語、チャイ語、ロシ語etc.
かなり:普通予測される程度を超えている状態を表す。
若者の間では、辞書での表現よりも最大限に近い感じ。
微妙:細かい所に美しさ??問題点??重要な意味などが有って、単純な論評を許さない様子(新明解)。若者も同じく。
サムイ:一般に使われる体感面での温度の低さだけでなく、若者の間では、雰囲気??様子を含め、気持ちが冷める感じを指す。
アリ:動詞の「ある」を名詞化して使っている。
全然OK:辞書→その事柄を全面的に否定する。全く~ない。否定表現を伴わず「非常に」の意にも用いられる。若者→否定表現を伴わないことは多いが、「非常に」ほどの強い意味はなく、「別に」に近い感じ。
イタイ:身体的に傷を負わなくても、衝撃を受けるときに使う。
ワンコー:ワンコール(1回呼び出し音を鳴らす意)の略。(類)ワンプチ、ワン切りetc.
イケてる:辞書→「行ける」。相当な水準に達している。若者も同じ意味で使う。
「バリ」について:veryから生まれたのでは。
悪いことばにつきやすい←罵詈(する):悪口を言うこと、からの影響?
いいことばにつくときは、「めっさ」「めっちゃ」。
キモイ:気味悪い…変な感じがして気持ちが悪い。何かを見たり聞いたりした時に受ける不快な気持ち。
しょぼい:辞書では大したことない(取り立てて言う程のものではない)の意であるが、若者の間では、辞書の意よりも程度が低い意味で用いる。
ひく:辞書→何かのなくなった状態にかわる。
若者→「良い」に近い気持ちがなくなり「悪い」に近い状態に変わる。
たいがい:辞書→常識の範囲内に属することを表す。「冗談もたいがい(いいかげん)にしろ」若者→常識の範囲を超えていること。悪い意味で使う。
まじゅで:「まじで」より程度が大きい様子。このほかにも「まじぇ」「まじょ」という言い方もあるらしいが、程度の差は分からない。
素で:辞書→ただそうする(その物)だけで、ほかの行為や物が加わらないことを表す。若者→「真剣に考えても~」「めっちゃ~」とほぼ同じ意味で使う。
いけてない:辞書→いけない。若者→よくない。好ましくない。
よさげ:よい感じがする。
しみじみする:辞書→(人生の喜び??悲しみなどについて)体験した出来事などを通して、いいかげんな気持ちからではなく、心に深く思う(感じる)ことを表す。若者→ゆっくりとした時間と空間の中で、肉体的にも精神的にもゆったりしたり、ぼぅっとしたりする感じ??雰囲気を味わう。
そっこー:今からすぐに。