この盂蘭盆会の行事が日本に伝わり、独自の祖先信仰と融合して、日本ならではのお盆の習慣が作られていきました。
お盆が始まる13日の夕方になると、精霊迎えといって祖先の霊が迷わずに帰ってこられるようにと、家や寺の門前で迎え火を燃やします。そして、仏壇の前や野外などに盆棚と呼ばれる臨時の棚を設け、仏壇から位牌を取り出して置きます。
この盆棚には、果物や野菜などの季節ものや、お盆に付き物のボタ餅などが供えられ、また朝昼晩の3回、ご飯と水も供えます。さらにここに、キュウリで作った馬やナスで作った牛を飾ったりしますが、これは祖先の霊が馬に乗って「この世」に戻ってきて、帰りは牛に乗って帰っていくと考えられていたためです。
盂兰盆会活动传到日本后,与特有的祖先信仰相融合,形成了日本独特的盂兰盆会习俗。
每到盂兰盆会开始的13日傍晚,各家各户或寺庙门前便燃起迎魂火,迎接祖先之灵顺利回家,这叫做“迎灵”。并且在佛龛前或野外搭起被称为灵棚的临时棚架,安放从佛龛上取下来的灵牌。
灵棚上供奉着水果、蔬菜等应季食物以及盂兰盆会中不可缺少的牡丹饼等,并且要早中晚三次供奉米饭和水。另外,这里还要装饰用黄瓜做的马和用茄子做的牛,这是因为人们认为祖先之灵是乘马回到“人世”,然后骑牛返回。