夏之物语：牵牛花（2）

カンナと見比べて、ジェラニアムと見比べた、この水々しい美しさは特別なものだと思った。朝顔の花の生命は１時間か２時間と言っていいだろう。私は朝顔の水々しい美しさに気づいた時、何故か、不意に自分の少年時代を思い浮かべた。後で考えたことだが、これは少年時代、すでにこの水々しさは知っていて、それほどに思わず、老年になって初めて、それを大変美しく感じたのだろうと思った。

母屋から話し声が聞こえて来たので、私は降りて行った。その前、小学校に通う孫娘の押し花の材料にと考え、瑠璃色と赤と小豆色の朝顔を１論ずつ摘んで、それを上向けに持って段になった坂道を降りて行くと、１匹の虻が私の顔のまわりに煩く飛び回った。

 

与美人蕉、天竺葵想比，觉得这种娇嫩之美很特别。应该说，牵牛花的寿命只有一两个小时。当我注意到牵牛花的娇嫩之美时，不知为何，忽然想起了自己的少年时代。过后想来，也许是因为我在少年时代虽然知道这种娇嫩但却没多想，反倒是到了老年才感觉到它是如此娇美。

正房里传来了说话声，我走下山来。下山前，想给上小学的孙女做植物花标本，便各自摘了一朵深蓝色和暗红色的牵牛花，向上拿着走下石阶坡道。这时，有一只牛虻烦人地在我面前飞来飞去。