暑い日が続いています。東京の方では、あまり見かけなくなりました「すだれ」という、見た目にも涼しさを感じる日本式ブラインドがあります。昔、父の田舎に行くと「すだれ」、「蚊帳」、「豚の蚊取り線香」、「冷えたスイカ」、「蝉の声」など、いかにも日本的な光景がありました。今では冷房がどこの部屋でもついているのが当たり前になってきましたが、いかに暑い夏を涼しく過ごすか、先人の知恵の1つだと思います。
この「すだれ」というのは面白いもので、日が差している日中、部屋の中から外は見えますが、外からは中が見えないのです。逆に夜になると部屋から外は見えなくなり、外から部屋の中は丸見えになるのです。完全に部屋と外をシャットアウトしてしまう今風のブラインドやロールカーテンとは違い、ただ葦や竹を編んだだけの、簡素な日除けのマジックと言えるのではないでしょうか。
炎热的夏日仍在持续。有一种在东京已经很少见的叫做“帘子”的日本式遮光帘,看上去就能感受到一种凉意。以前,到父亲所在的乡下可以体验到“帘子”、“蚊帐”、“猪形蚊香器”、“冰镇西瓜”、“蝉声”等日本式的景物。但现在,所有的房间都理所当然地安装上了冷器设备,那是在多么凉爽地度过炎热的夏季啊!我想这是前人的智慧之一。
这种帘子很有趣。在日照的白天,从室内可以看到外面,但是从室外却看不到里面。相反,到了晚上,从室内看不到外面,但是从外面却能把室内看得一清二楚。与现在流行的完全把室内与室外隔开的百叶窗和卷式窗帘不同,只用芦苇或竹子编织的帘子可以说是简朴的遮光魔具。