美しい尻尾が自慢のキツネが、ワナにはさまれて尻尾を切られてしまいました。
キツネは恥ずかしくて、もう生きていられないと思うほどでした。
「しかし、……待てよ」と、キツネは考えました。
「もしも仲間のキツネが全部尻尾を切れば、おれのみっともない姿も目立たなくなる。……よし、みんなに尻尾を切るようにすすめてみよう」こう決心したキツネは、仲間を全部集めて、「きみたち、そんな長い尻尾なんて、見苦しくて重たいだけじゃないか。切ってしまった方が楽だぜ」と、言いました。
すると、仲間の一匹が言いました。
「おいおい、そうやれば、きみが得するからそう言うんだろ」
「……」
このお話しは、仲間の為ではなく自分の利益の為に仲間へ忠告しても、誰も聞いてくれないという事を教えています。
一只以美丽尾巴为骄傲的狐狸,被圈套夹住,断了尾巴。
狐狸觉得很丢人,甚至觉得再也活不下去了。
它想:“不过,等等,要是其他的狐狸朋友全部把尾巴剪掉,那我这个不成体统的样子就不扎眼了。好吧,就推荐大家都把尾巴剪掉。”
这样下定决心的狐狸就把朋友们全部召集起来说:“你们那么长的尾巴,除了难看、沉重还有什么呢?还是剪掉比较舒服啊。”
于是,一只狐狸朋友说:“喂喂,你这么说,是因为我们这么做了的话,你会有利吧。”
“……”
这个故事说明,如果不是为了朋友而是为了自己的利益,那么即使给朋友忠告,谁也不会听的。