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食物ことわざ事典125

时间: 2020-01-15    进入日语论坛
核心提示:秋なすび嫁に食わすな  これやこれ江戸紫の若茄子 宗因美しい紫紺色、滑らかなツヤのあるハダ、なすは特有の風味が日本人の好
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秋なすび嫁に食わすな

  これやこれ江戸紫の若茄子 宗因
美しい紫紺色、滑らかなツヤのあるハダ、なすは特有の風味が日本人の好みに合うせいか、数ある夏野菜のなかでもなじみが深く、煮もの、揚げもの、焼きもの、漬けもの……と、むかしからさまざまな調理法が考えられ、種類も多く、形も長円筒形から卵形、球形などさまざまで、北海道は卵型小形種、東北地方の太平洋は細長型小形種、日本海側は球型もしくは卵型の中形種、関東では卵型小、中形種、北陸へ行くと、卵型か球型か卵型の中形種、信越地方は球型中形種、東海地方は卵型か中長型の中形種、近畿地方を訪ねると、球型か卵型の中形種、中国も瀬戸内地方が卵型か中長型の大形種を作れば、山陰地方では細長型大形種を作るといったぐあいに、地方によって形や色もちがい、それぞれに持ち味を生かした料理が生まれています。秋口に穫《と》れるなすは形が小さく、肉質が締まっていて、えぐ味やタネが少なく、とりわけ味がよいので珍重されました。
秋茄子|早酒《わささ》の粕につけまぜて嫁にはくれじ棚に置くとも
このことわざは、味わいのいちだん深くなった秋なすを嫁に食わせるのは惜しいと、姑気質を表わしたものだという説と、いや、秋なすはあまり食べると毛が抜ける、からだが冷えて毒だ、いやいやそれ以上に、
[#この行1字下げ]「秋茄子は種子少なく新嫁《にいよめ》是を食えば子種《こだね》絶ゆ」
という俗信から、嫁の身を案じた老婆心から食べさせないのだ、と言ったぐあいに両極端の説があります。
孫の顔見たら許さん秋茄子
こういう句もあるくらいですから、案外、後者の説が庶民の間では、まことしやかに信じられていたのかも知れません。一説によると、嫁とはネズミのことで、ネズミを嫁とも嫁が君ともいったことから転じて、ことわざに表面の意義だけをとるようになったとも言います。
かほどに珍重されるなすも、九四%は水分で、あとはたんぱく質が一%、脂肪が〇・二%、糖質が三・七%、ビタミン、無機質、ともに少なく、栄養的にいえば、騒ぎがチト大きすぎるようです。
「アラ、今夜お客さまなのに、漬けもの忘れていた、どうしよう?」
こんな火急の場合、なすを簡単に漬ける方法をご紹介しましょう。ごく短い時間、なすを熱湯に漬けるか、ザルに入れたまま、熱湯をふりかけます。こうすると、なすの表皮と内側の組織細胞が死に、細胞の生活力がなくなったおかげで、浸透圧《しんとうあつ》の関係から、食塩や|ぬかみそ《ヽヽヽヽ》の香味が早く浸みこみ、思ったより早く浅漬けができ上がります。お試しください。
「色はなすびの一夜漬け」と言われるように、なすは色がよくないと食欲が減退します。色よく漬け上げるには、やはり、焼きみょうばんか古クギを加えるのがよいでしょう。
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