老人的痴呆症不断恶化,突然有有一天离家出走了……。因为老人无法说出家的地址和联系方式而迷路走到很远地方的例子屡屡出现。而家人心急如焚,片刻不得休息。
何か対策はないだろうか。埼玉県入間市は昨年、お年寄りの爪に貼る小さなQRコードを希望する家族に配り始めた。見かけた誰かが爪先に手持ちの携帯電話をかざせば、画面に「入間市」の文字と市役所の代表番号が現れる。電話を受けた市職員が家族につなぐ仕組みだ。
那对此有什么办法呢?埼玉县入间市在去年开始向家人同意的老人发放贴在指甲上的小型二维码。如果有人用手机扫一下老人指甲上的二维码,那么屏幕上就会出现“入间市”的字样和市政府工作人员的电话。接到电话的工作人员则会联系老人的家人。
「小さいシールなので暮らしの邪魔にはなりにくい。名札と違って、住所や名前をさらすことにもなりません」と担当職員の岩田孝弘さん。人口15万の街に重い認知症を患う3千人が暮らす。シールは無料で、現在11人が使用する。
“因为标示很小,所以几乎不会干扰生活。与名片不同,上面不会出现住所和名字”,负责人岩田孝弘先生说。在这座人口15万的城市中,生活着3000位严重痴呆症患者。二维码是免费的,现在有11人在使用。
シールを貼られて生活することに居心地の悪さを感じる向きもあるかもしれないが、もちろん家族の申請が前提である。爪が伸びたら貼り替える。
或许有人会觉得贴着标识过日子让人觉得不舒服,当然其前提是有家人提出申请。如果老人指甲长了,还会为其更换。
思い出すのは、愛知県で10年前に起きた事故だ。91歳の認知症男性が列車にはねられて亡くなり、JR東海が振り替え輸送費などを支払うよう遺族を訴えた。驚いたことに、一、二審は遺族に賠償を命じてしまう。最高裁は「賠償責任はない」と覆したものの、衝撃を受けた家庭は数知れないだろう。
我想起了十多年前发生在爱知县的一起事故。一位患有痴呆症的91岁男性被火车碾压而亡,JR东海起诉其家人要求支付事先垫付的运输费等相关费用。令人震惊的是,一、二审要求支持JR东海,要求遗属赔偿。虽然最高法院推翻其上述判决,判定“没有赔偿责任”,但这件事肯定刺激到了无数家庭吧。
〈徘徊(はいかい)の父を探せばこの町が夜ふけて見しらぬ町となりゆく〉長坂八代江。迷い歩く当人も大変なら、探して回る人々も必死である。お年寄りの尊厳を傷つけない「命のお守り」はないものかと各地で試行錯誤が続く。
“走遍全城寻找迷路的父亲,长夜漫漫无尽头”,作者是长坂八代江。如果说本人迷路徘徊很辛苦,那么到处找他的人肯定是用尽了全力。有没有不伤害老人尊严的“生命守护物”呢?各地为此正在不断试错。