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平原の木と鳥(1)
时间:
2022-12-11
进入日语论坛
核心提示:平原の木と鳥小川未明春はるの先駆者せんくしゃであるひばりが、大空おおぞらに高たかく舞まい上あがって、しきりにさえずるとき
(单词翻译:双击或拖选)
平原の木と鳥
小川未明
春
はる
の
先駆者
せんくしゃ
であるひばりが、
大空
おおぞら
に
高
たか
く
舞
ま
い
上
あ
がって、しきりにさえずるときに、
謙遜
けんそん
なほおじろは、
田圃
たんぼ
の
畦道
あぜみち
に
立
た
っているはんのきや、
平原
へいげん
の
高
たか
い
木
き
のいただきに
止
と
まって、
村
むら
や、
野原
のはら
をながめながらさえずりました。
「もっと
高
たか
く
上
あ
がって、
鳴
な
いたらいいじゃないか?
春
はる
の
魁
さきがけ
となるくらいなら、おれみたいに
敵
てき
を
怖
おそ
ろしがらぬ
勇気
ゆうき
がなければならない。おれは、
高
たか
く、
高
たか
く、できるだけ
高
たか
く
上
あ
がって、
声
こえ
をかぎりに
鳴
な
くのだ。
野原
のはら
や、
村
むら
にばかり、
呼
よ
びかけるのじゃない。
遠
とお
く
町
まち
にも、
海
うみ
にも
呼
よ
びかけるのだ。どこからでも、おれの
姿
すがた
は
見
み
えるだろう。
敵
てき
は、いつでもおれをねらうことができる。おれは、
春
はる
の
先駆者
せんくしゃ
なんだ。
君
きみ
たちも、もっと
勇気
ゆうき
がなければいけない。」
ひばりは、こう、ほおじろに
向
む
かっていいました。おとなしいほおじろだったけれど、
卑怯者
ひきょうもの
と
見
み
られたことが
残念
ざんねん
だったのです。
「ひばりくん、それはちがうでしょう? なるほど、
君
きみ
は
海
うみ
に、
野原
のはら
に、
町
まち
に、
村
むら
に、
呼
よ
びかけている。そして、
雲
くも
の
上
うえ
まで
高
たか
く
昇
のぼ
って
呼
よ
びかけている。みんなは、
君
きみ
の
姿
すがた
を
見
み
ようとするけれど、あまりに、
地上
ちじょう
から
距離
きょり
がはなれています。
君
きみ
を
捕
と
らえようと
思
おも
うものまで、あきらめてしまうものが
多
おお
い。だから、
君
きみ
の
評判
ひょうばん
は、
高
たか
いけれど、かえって、
安全
あんぜん
なのです。これに
反
はん
して、
私
わたし
たちは
高
たか
く
上
あ
がらないでしょう。あるいは、
性質上
せいしつじょう
できないのかもしれません。いつも、こずえのいただきから、いただきへと
飛
と
びまわって
叫
さけ
んでいます。そして、
君
きみ
のいわれるように、
私
わたし
の
声
こえ
はあちらの
町
まち
や、
海
うみ
の
上
うえ
にまで
達
たっ
しないかもしれない。けれど、
野原
のはら
に
生活
せいかつ
するいっさいのものに、
村
むら
で
働
はたら
くすべてのものに、
春
はる
の
魂
たましい
をふき
込
こ
んでいます。
君
きみ
の
叫
さけ
びと
私
わたし
の
叫
さけ
びと、
叫
さけ
びがちがうとはけっして
思
おも
っていない。
敵
てき
にねらわれるということからいえば、
地上
ちじょう
にいるだけにどれほど、
私
わたし
たちのほうが、
危険
きけん
であるかしれないでしょう。」
ほおじろは、こう、
傲慢
ごうまん
なひばりに
向
む
かって、
答
こた
えました。ひばりは、この
言葉
ことば
をきかぬふりして、あざけりながら、
空
そら
に、
吸
す
い
込
こ
まれるように
舞
ま
い
上
あ
がって、
姿
すがた
を
消
け
してしまったのです。しかし、その
朗
ほが
らかに、
歌
うた
う
声
こえ
だけはきこえてきました。
ほおじろは、
先刻
さっき
から、
同
おな
じ
田
た
の
畦道
あぜみち
に
立
た
っているはんのきにとまって、あたりを
見
み
まわしながら、くわを
取
と
る百
姓
しょう
に、すきを
引
ひ
く
牛
うし
に、
馬
うま
に、
勇気
ゆうき
と、
自由
じゆう
の
精神
せいしん
をふるいたたせようとさえずっていたのです。
それは、
白
しろ
い
雲
くも
の、あわただしく
流
なが
れる
日
ひ
でした。この
雄
おす
のほおじろは、このあいだから、つけねらっていた
町
まち
の
鳥刺
とりさ
しのために、すこしの
油断
ゆだん
を
見
み
すかされて、ついに
捕
と
らえられてしまいました。
もう、
翌日
よくじつ
から、ふたたび
彼
かれ
のさえずる
声
こえ
をきくことができなかった。
「きょうは、あのほおじろが
鳴
な
かないが、どうしたろうか?」
百
姓
しょう
たちは、なんとなく、もの
足
た
りなく
思
おも
いました。そして、
腰
こし
を
伸
の
ばして、あちらのはんのきの
方
ほう
をながめたのです。
どこからともなく、ひばりの
声
こえ
がきこえてきました。ちょうど、このとき、
雄
おす
のほおじろを
失
うしな
った
雌
めす
のほおじろは、ひとりやぶのしげみで
悲
かな
しんでいました。
彼女
かのじょ
は、やがて、
産
う
まれる
子供
こども
たちのために、
自
みずか
ら
巣
す
を
造
つく
らなければならなかった。
「どこがいいだろう……。
私
わたし
は、
子供
こども
をたいせつに
育
そだ
てなければならない。
子供
こども
たちが、
大
おお
きくなるまでは、いくら
悲
かな
しくても、また、
気
き
があせっても、どこへもゆくことはできない。」
雌
めす
のほおじろは、うつぎの
木
き
の
花
はな
が
咲
さ
く、やぶの
中
なか
に
巣
す
を
造
つく
りました。そして、その
中
なか
へ、かわいらしい
卵
たまご
を三つ
産
う
み
落
お
としたのです。
彼女
かのじょ
の
仕事
しごと
は、これらの
卵
たまご
を、りっぱなほおじろにかえすよりほかにはなかったのであります。
その
長
なが
い
間
あいだ
には、いい
月夜
つきよ
の
晩
ばん
もあれば、
風
かぜ
の
日
ひ
もあり、また、
雨
あめ
の
日
ひ
もありました。なにかにつけて、
昔
むかし
の
日
ひ
が
思
おも
い
出
だ
されたのでした。
「
夫
おっと
は、どこへつれられていったろう? もう、
帰
かえ
ってくることもあるまい。」
こずえの
先
さき
が、
風
かぜ
に
揺
ゆ
れるのを
見
み
ては、
小
ちい
さな
胸
むね
がさわぎました。いつも、あんなようにしてふいに
飛
と
んできて、
夫
おっと
は
近
ちか
くの
枝
えだ
にとまったからです。
春
はる
の
終
お
わりのころに、三つの
卵
たまご
は、かわいらしい三
羽
ば
のひなにかえりました。
「なんとみごとなせがれたちだろう!」
母鳥
ははどり
は、三
羽
ば
の
子供
こども
を
見
み
るたびに、
父鳥
ちちどり
にひと
目
め
でも
見
み
せてやりたく
思
おも
いました。それは、
畢竟
ひっきょう
、むなしい
願
ねが
いであると
知
し
りながら……。
子供
こども
たちは
大
おお
きくなりました。
夏
なつ
のころには、もう、ひとりで
付近
ふきん
を
飛
と
び
歩
ある
けるようになりました。
「お
母
かあ
さん、あちらの
高
たか
い
木
き
の
方
ほう
へ
飛
と
んでいってもいいですか?」と、
子供
こども
たちは、ききました。
「もうすこし
大
おお
きくならなければ、そして、
羽
はね
が
強
つよ
くならなければ、おまえの
敵
てき
に
襲
おそ
われたときにどうすることもできない。それまで、このやぶの
中
なか
から、あまり
遠
とお
くへいってはいけません。」と、
母鳥
ははどり
は、
諭
さと
しました。
あちらを
見
み
ると、こんもりとした、
高
たか
いかしの
木
き
が、
野原
のはら
のまん
中
なか
に
立
た
っていました。
彼
かれ
らの
父鳥
ちちどり
は、その
木
き
のいただきにとまって、さえずったのです。また、それから
離
はな
れて、
田
た
の
畦
あぜ
のたくさんの
並木
なみき
の
間
あいだ
にまじって、はんの
木立
こだち
が、かすんで
見
み
えました。そこで、
彼
かれ
らの
父鳥
ちちどり
は、
狡猾
こうかつ
な
人間
にんげん
のために
捕
と
らえられたのでした。
「お
父
とう
さんは、どうされたでしょう?」
母鳥
ははどり
から、
父鳥
ちちどり
の
話
はなし
をきかされていたので、
子供
こども
たちは
父鳥
ちちどり
を
思
おも
うてたずねました。
「どうなされたか? お
父
とう
さんがわるいのでない。お
父
とう
さんは、
正直
しょうじき
だった。お
父
とう
さんは
正
ただ
しかったのだよ。」
「
僕
ぼく
たちも、
時節
じせつ
がきたら、お
父
とう
さんのように、だれにきがねすることもなく、
朗
ほが
らかに
歌
うた
うつもりです。すべてのものが
勇気
ゆうき
をもつように、また、
正
ただ
しく
働
はたら
くように……。」
子供
こども
たちは、
思
おも
い
思
おも
いのことを、
母鳥
ははどり
に
訴
うった
えるごとく
語
かた
りました。そして、
正
ただ
しい
父鳥
ちちどり
が、
罪
つみ
もなく、
殺
ころ
されるとは、どうしても
考
かんが
えられなかったのです。
「お
母
かあ
さん、どうして、
罪
つみ
もないのにお
父
とう
さんは、
捕
と
らえられたのですか。」
「お
父
とう
さんが、みんなのために、いい
唄
うた
を
歌
うた
ったのを、その
人間
にんげん
は、
自分
じぶん
だけで、その
唄
うた
をきこうとしたのだよ。」
「じゃ、お
父
とう
さんを
捕
と
らえて、
殺
ころ
しはしないんですね。」
「
人間
にんげん
が、
生
い
かしておこうとしても、
自由
じゆう
がなければ、なんでお
父
とう
さんが
生
い
きていられるものか。ああ、あちらの
町
まち
がうらめしい!」
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