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踏んではいけない畳の縁

时间: 2016-08-16    进入日语论坛
核心提示:畳には室内の湿度を調節する、空気を浄化する、防音、断熱など様々な機能があります。畳が生まれたのは、今から1300年ほど
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   畳には室内の湿度を調節する、空気を浄化する、防音、断熱など様々な機能があります。畳が生まれたのは、今から1300年ほど前です。江戸時代以前まで、畳はとても貴重なもので、富の象徴でもあったようです。畳が一般庶民のものとなったのは、江戸中期以降のことでした。しかし、畳に縁はついていなかったようです。江戸時代後期には畳の職人性が確立され、次第に一般庶民の住まいに普及していきました。畳は日本人の住生活の中心的な役割を演じてきています。 
 
A:今の部屋は8畳ぐらいしかないので、広くて安いところを知っていたら教えてくださいね。引っ越したいんです。 
B:わかりました。でも「畳」っていう単位は日本の独特な言い方ですね。1畳って何平米ですか。 
A:えーと。2畳で1坪で、1坪は約3.3平米だから、そうしたら1畳は約1.6平米です。 
B:そうですか。ところで日本はほとんどの部屋が畳ですか。 
A:畳は日本人の生活の知恵が生み出した固有のもので、湿度が高く、気性の変化が激しい日本の風土に、最も適した敷物で、昔から日本人に愛用されています。近年、日本人の生活は、西洋化されて、畳の部屋が減ったとよく言われますが、「すぐ寝っころがれるから」「夏、涼しく冬は暖かいから」「気持ちが落ち着くから」などの理由で畳の部屋がいいという人もたくさんいると思おます。 
B:そうなんですか。 
A:ところで「畳のヘリを踏んではいけない」という禁忌を知っていますか。 
B:へー!初めて聞きました。どうしてですか。 
A:まあ、いろんな説がありますが、1つは、昔の縁生地は主に麻布や絹で染色も植物染めがほとんどで、色が飛びやすく実用的な丈夫さでもなかったものですから、丁寧に扱われていたようです。また、畳縁には、格式を重んじ家紋を入れる「紋縁」というものもあります。お寺や神社、宗派によって文様は違いますし、皇室関係や、宮家、武家、商家の流れ等をくんだ家紋を入れることによって、ある種のステータスとして使われてきました。家紋の入った畳縁を踏むことは、ご先祖や親の顔を踏むのと同じこととされることもありました。紋縁以外にも動植物の柄など、生き物をテーマとしたがらも多く使われましたので、生き物や草花を踏みつけることは極力避け、「心優しく静かに歩くべし」と言う躾もありました。さらに、お茶の世界でもヘリを踏んではいけないとされております。 
B:そうですか。「相手の心を思いやる」とか「美への追求」という日本人らしい禁忌ですね。これから、私も畳のヘリを踏まないように心がけたいと思います。 
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