B:お盆ってなんですか?
A:お盆とは先祖の霊を迎えて供養する期間のことを言います。地域によって時期が7月15日の前後だったり、8月15日の前後だったりですが、現在の報道メディアでは、多数派である8月中旬を「お盆」と称するため、8月15日の前後を指すことが多いです。
B:この時期、みんな休みますか。
A:お盆は国民の祝日になっていませんが、8月15日前後は平日であってもかなりの人が休日になることが多く、学校の児童・生徒であれば大多数は夏休み期間となります。官公庁や金融機関、サービス業は通常通りの業務を行っています。
B:休みの人は普通どんなことをしますか。
A:先祖の霊を祭る宗教行事だけではなく、国民的な休暇、つまり民族の大移動のお時期としての側面があり、仏教的生活習慣を意識していない場合にはお盆は単なる夏休みなっていますが、全国的に大多数の人が墓参りをするのが恒例です。また、田舎に帰って、地元のお祭りや花火大会を楽しんだりすることもできます。
B:じゃ、その時期になると列車とかとても込みそうですね。
A:そうですね。先祖の墓参りをするために、故郷へ帰る人がたくさんいます。ふだん離れ離れになっている家族や親戚が再開できることも、お盆の大きな楽しみになっているようです。「民族の大移動」などと言われるほど、お盆の前後には、多くの人がいっせいに帰省して、またいっせいに都会に戻ってきます。また、行楽に出かける人も多いので、交通期間はとても込んでいます。この時期に休みではない人は、7月から9月の期間中に夏休みを取り、混雑や料金がピックのお盆の時期を避けて旅行などをしたりすることも多いです。
B:夏い時期に混雑が重なるととても疲れそうですから、その方がよさそうですね。