B:へー!ロマンチックですね。日本のクリスマスの歴史は長いですか。
A:日本で始めてのクリスマスは、1552年に現在の山口県周防において宣教師たちが日本人信徒を招いてのミサでした。しかし、その後江戸時代に幕府がキリスト教を徹底的に弾圧したことから、明治のはじめまでまったく受け入れられることはありませんでした。しかし、現在では日本の年中行事として定着しています。日本ではクリスマスより、イブのほうが重要かもしれません。クリスチャンに限らず多くの人がクリスマスイブに家族や恋人にプレゼントを渡したり、一緒に食事をしたりして楽しみます。
B:そうなんですか。
A:私もクリスチャンではありませんでしたが、子供の時から、家ではクリスマスツリーを飾って、夕食の時に生クリームにイチゴがのっているクリスマスケーキとフライドチキンを囲んで「クリスマスソング」を歌って、祝いました。お寿司を注文してくれたときもありました。そして、一番楽しみにしていたにはサンタさんからのプレゼントです。親が子供が寝ている間に枕元にプレゼントが入っている靴下を置いてくれるんです。子供の時は、サンタさんがプレゼントを持ってきてくれたと信じていました。
B:はは。しかもクリスマスの次はすぐを正月でお年玉ももらえますね。
A:そうですね。日本では12月25日を過ぎるとクリスマスの飾りが一転して門松などの正月飾りに付け替えられたり、小売り店などでも正月準備の商品の陳列販売が中心となって、BGMも「お正月」が流れるという点が特徴的です。
B:ふーん。不思議な感じですね。