B:明けましておめでとうございます。お正月はどう過ごしましたか。
A:日本に帰っていました。元日に初詣でに行って、後はほとんど家にいました。昨日中国に戻ってきたばかりです。
B:初詣ってどんなことをしますか。
A:元旦の朝早く、神社や寺院にお参りおして、開運札をいただき、一年の幸運を祈る習慣を初詣と言います。この日ばかりはほとんどの鉄道が終夜運転で、大晦日の夜更けから、明治神宮などの大きな神社やお寺は、晴れ着を着た人たちでごったがえます。お祈りの作法は、賽銭箱に賽銭を投げ鈴を鳴らし、柏手を3回打ってから、礼をします。
B:そうですか。他にはどんなことをしますか。
A:そうですね。正月を迎えるにあたっては大掃除をし、門松やしめ飾り、鏡餅を準備をします。大晦日の夜には寺で除夜の鐘が鳴らされ、年越しそばを食べて新年を迎えます。1月1日に正月を迎えると、家族そろってお節料理を食べて祝います。2日以降、日頃お世話になっている親戚や仲人、先輩などの家を訪問し、昨年のお礼とその年の変わらぬお付き合いをお願いする年始まわりをします。また子供たちにとってはお年玉がお正月の1つの楽しみです。近年、お正月休みを利用して海外旅行に行く人も増えています。
B:門松としめ飾りってなんですか。
A:門松は常緑樹である松と生命力の強い竹でできていて、健康で長生きできるようにという願いを表しています。「しめ飾り」は、いろいろな飾りをつけたお正月用のしめ縄です。みかんの一種のだいだいを飾るのは「家がだいだい栄えるよう」、昆布をつけるのは「喜ぶ」と発音が似ており、縁起がいいからです。しめ縄をはることによって外と内を区別し、外部から入ってくる「けがれ」を断ちます。門松やしめ縄は12月27日か28日に門や玄関に飾ります。
B:へー、いろいろ意味があるんですね。