B:普通みんなの予算はどのぐらいですか。
A:最近の新聞報道によると、女性がバレンタインデーのチョコレートに投資する平均金額は、本当に好きな一人のために3000円、義理チョコに600円×10人分とのことです。つまり、合計1万円近くかけているわけです。
B:結構かかりますね。ところで、義理チョコってなんですか。
A:好きな人に贈るものを「本命チョコ」と言って、会社や学校などで、お友達や上司に配るチョコレートのことを「義理チョコ」といいますよ。また、家族の間にも「義理チョコ」は存在し、母親や娘から「義理チョコ」を受け取る男性もたくさんいるんですよ。私はいつも義理チョコばかり配っています。
B:ふふ。でも、ばれんたいんでーにちょこのやりとりをするのは、日本独特の風習かもしれませんね。
A:そうですね。「女性から男性にチョコレートを贈る」というバレンタインデーの文化は1970年代半ばに火がつき、1980年代には完全に定着しました。その日が近づくと、百貨店は勿論のこと、スーパーやコンビニ、駅のホームにまで様々な種類のチョコレートが並んでいます。日本国内の年間販売量のおよそ60パーセントが、バレンタインデーの時期によるものなんですよ。男性たちはもらったチョコレートを見て、「義理チョコ」かもしれない、いや「本命チョコ」に違いない、と悩むのです。
B:でも、たとえ義理チョコでも、もらわないよりはもらう方が、うれしいに違いありません。
A:まあね。最近は、バレンタイン商戦で男性からチョコをあげる「逆チョコ」、自分へのご褒美の「MYチョコ」、女友達へ贈る「友チョコ」などと、バレンタイン商況が変化しつつあります。
B:そうですか。でも、たくさん贈ったら、また3月14日のホワイトデーのときに、たくさんもらえるかもしれませんね。それより、私は逆チョコがほしいですね。