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天平文化

时间: 2015-10-26    进入日语论坛
核心提示:D 天平文化〈てんぴょうぶんか〉(八世紀・奈良時代) 710年、現在の奈良市に唐の長安にならった都城(平城京〈へいじょうきょ
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D 天平文化〈てんぴょうぶんか〉(八世紀・奈良時代)
  710年、現在の奈良市に唐の長安にならった都城(平城京〈へいじょうきょう〉)が造営された。以後、784年に長岡京〈ながおかきょう・京都府〉に遷都〈せんと〉されるまでの七十数年間を奈良時代という。律令制〈りつりょうせい〉による中央集権的国家体制が整い、高度な貴族文化が発達した。特に聖武天皇(しょうむてんのう・在位724~749)の在位した天平年間(729~749)に栄えたので、この時代の文化を天平文化といい、次のような特色を持つ。
国家の仏教保護政策によって仏教文化が更に発展し、政治と仏教の関係も強まった。
遣唐使などによってもたらされた盛唐文化の影響を受け、国際色が豊かに見られる。
国家意識の高まりによって、国史(『古事記』『日本書紀』)・地誌(『風土記』)が編纂され、和歌も『万葉集』に集成されて、日本文学がまとまった形で示されるようになった。
 
ア 国家仏教の発展
①聖武天皇の在位中、藤原氏と他の貴族との争いが続いて社会不安が高まったため、聖武天皇は鎮護国家〈ちんごこっか〉の思想に基づいて仏教の振興〈しんこう〉に努めた。
 鎮護国家の思想:仏教の功徳〈くどく〉によって国家の災いをしずめ、安泰にできるという思想。「金光明最勝経〈こんこうみょうさいしょうきょう〉」などに説かれる。
 741年、国分寺建立の詔〈こくぶんじこんりゅうのみことのり〉を発し、国ごとに国分寺・国分尼寺〈こくぶんにじ〉の建立〈こんりゅう〉を命じる。
 743年、大仏造立の詔〈だいぶつぞうりゅうのみことのり〉を発し、752年、東大寺の大仏が完成する。
②僧侶の立場:僧侶は官僚に準〈じゅん〉ずる身分を持ち、税を免除されたが、律令の中の僧尼令〈そうにりょう〉によって行動を規制〈きせい〉された。政府は僧綱〈そうごう〉を任命して僧尼を支配する。
 僧綱:僧尼を統率〈とうそつ〉するために任命された僧官。僧正〈そうじょう〉・僧都〈そうず〉・律師〈りっし〉など。
 私度(しど・政府の許可なしに出家すること)が禁止され、僧の活動を寺の中だけで行うようにさせる。公認寺院以外の場所で道場を建てたり、民衆に布教〈ふきょう〉したりすることを禁止する。そのため、717年、行基〈ぎょうき〉の民間布教が取り締まられた。
 行基 (668~749):諸国で民衆に布教しながら道路の修理、堤防〈ていぼう〉や橋の建設、貯水池〈ちょすいち〉の設置などの社会事業を行う。朝廷は当初〈とうしょ〉弾圧するが、745年に大僧正〈だいそうじょう〉に任じて大仏造営に協力させる。
 正式の僧になるためには、授戒(じゅかい・戒律を授与すること)が必要とされる。
→753年、唐より鑑真(六八八~七六三)が招かれ、戒律を伝えて授戒の師となり、翌年東大寺に戒壇(授戒を行うための壇)を設けて聖武上皇(しょうむじょうこう)・孝謙天皇(こうけんてんのう)らに授戒した。
 僧侶は大寺院を中心として南都六宗〈なんとろくしゅう〉などの教学を研究した。
 南都六宗:奈良の諸寺で行われた仏教の六宗(三論宗・成実宗〈じょうじつしゅう〉・法相宗〈ほっそうしゅう〉・倶舎宗〈くしゃしゅう〉・律宗〈りっしゅう〉・華厳宗〈けごんしゅう〉)の総称。後の時代の教団としての宗派とは異なり、教学研究グループとしての性格を持つ。法相宗・律宗・華厳宗は現代も活動している。
また、僧侶は知識人として政治に参与し、奈良時代末期には称徳天皇(しょうとくてんのう)の寵愛を受けた道鏡〈どうきょう・?~772〉のように政権を掌握〈しょうあく〉する僧も現れた。
孝謙〈こうけん〉天皇(称徳天皇)(718~770):聖武天皇の娘。749年即位。758年、淳仁〈じゅんにん〉天皇に皇位を譲るが、淳仁天皇が道鏡と対立したため彼を追放して、764年、再び即位して称徳天皇となる。道鏡を太政大臣〈だじょうだいじん〉禅師などにして重用〈ちょうよう〉したが、崩御〈ほうぎょ〉後、道鏡は皇位を狙ったとして追放される。
 
イ 美術
①建築:東大寺法華堂〈とうだいじほけどう〉・唐招提寺金堂〈とうしょうだいじこんどう〉
正倉院〈しょうそういん〉宝庫→校倉造〈あぜくらづくり・柱を使わず三角形の木材を組み合わせて作る〉の倉庫。聖武天皇の遺品(正倉院宝物)を保存する。
②彫刻:盛唐の様式を継承した写実的な作風を示す。
塑像〈そぞう〉:心木〈しんぎ〉の周りに粘土を塗って作る。
日光・月光菩薩像〈にっこうがっこうぼさつぞう〉(東大寺法華堂)
執金剛神像〈しっこんごうしんぞう〉(東大寺法華堂)
広目天像〈こうもくてんぞう〉(東大寺戒壇院)
乾漆像〈かんしつぞう〉:原型の周りに麻布〈あさふ〉を重ね、漆〈うるし〉で固めて作る。
不空羂索観音像〈ふくうけんじゃくかんのんぞう〉(東大寺法華堂)
羅睺羅像〈らごらぞう〉(興福寺)・阿修羅像〈あしゅらぞう〉(興福寺)
鑑真和上像〈がんじんわじょうぞう〉(唐招提寺)
③絵画:鳥毛立女屏風〈とりげだちおんなびょうぶ〉(正倉院宝庫)
吉祥天像〈きっしょうてんぞう〉(薬師寺)
④工芸品
百万塔陀羅尼〈ひゃくまんとうだらに〉:現存する印刷物では世界最古(770年印刷)
正倉院宝物〈しょうそういんほうもつ〉(正倉院宝庫)
→聖武天皇の遺品を保存したもの。
箜篌〈くご〉:アッシリアのハープと同型の弦楽器。
螺鈿紫檀五絃琵琶〈らでんしたんごげんのびわ〉
→世界唯一の唐式五絃琵琶
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