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森の中の犬ころ
时间:
2023-01-08
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核心提示:森の中の犬ころ小川未明町まちのある酒屋さかやの小舎こやの中なかで、宿無やどなし犬いぬが子供こどもを産うみました。「こんな
(单词翻译:双击或拖选)
森の中の犬ころ
小川未明
町
まち
のある
酒屋
さかや
の
小舎
こや
の
中
なか
で、
宿無
やどな
し
犬
いぬ
が
子供
こども
を
産
う
みました。
「こんなところで、
犬
いぬ
が
子
こ
を
産
う
みやがって
困
こま
ったな。」と、
主人
しゅじん
は
小言
こごと
をいいました。これも、
小僧
こぞう
たちが、
平常
へいぜい
小舎
こや
の
中
なか
をきれいに
片
かた
づけておかないからだと、
小僧
こぞう
たちまでしかられたのであります。
「この
畜生
ちくしょう
のために、おれたちまでしかられるなんて、ばかばかしいこった。
犬
いぬ
の
子
こ
を
河
かわ
へ
流
なが
してきてしまえ。」と、
小僧
こぞう
たちは
話
はなし
をしました。
「そんな、かわいそうなことをするもんじゃない。
目
め
があいたらどこかへ
持
も
っていって
捨
す
てておいで。」と、かみさんがいいました。
そのうちに、
小犬
こいぬ
たちは、だんだん
目
め
が
見
み
えるようになりました。そして、よちよちと、
短
みじか
い、
筆先
ふでさき
のような
尾
お
をふりながら
歩
ある
くようになりました。「どうか、もうすこし、
子供
こども
たちが
大
おお
きくなるまで、ここにおいてください。」と、あわれな
母犬
おやいぬ
はものをいわないかわりに、
目
め
で
小僧
こぞう
さんたちに
訴
うった
えたのであります。けれどそれは
許
ゆる
されませんでした。
「だれか、もらいてがあるといいんだがな。」
「
警察
けいさつ
へつれていくと、一ぴき三十
銭
せん
になるぜ。
君
きみ
つれていかないか?」
「ばかにするない。
晩
ばん
に、どこかへ、リヤカーに
載
の
せて
捨
す
ててきてやろう。」と、
小僧
こぞう
さんたちは、そんな
話
はなし
をしていたのです。これを
聞
き
いた、
母犬
おやいぬ
は、おどろきました。なぜなら、たとえしんせつそうに
見
み
える
人間
にんげん
でも、そうしたことをやりかねないからです。
「
私
わたし
も、はじめは、
何不自由
なにふじゆう
なく、かわいがられたものだ。それを、どういうわけか、いつからともなくきらわれて、
私
わたし
は、ついに、おいてきぼりにされて、
飼
か
い
主
ぬし
は、どこへかいってしまった。
私
わたし
は、いまでも、その
人
ひと
たちをなつかしく、
慕
した
わしく
思
おも
っているばかりでなく、ご
恩
おん
を
受
う
けたことを、けっして
忘
わす
れはしない。けれど、こんなことがあってから、
人間
にんげん
を
信
しん
じていいものかわからなくなった……。」と、
母犬
おやいぬ
は
考
かんが
えました。
母犬
おやいぬ
は、だれにも、
気
き
づかれない
間
ま
に、
小犬
こいぬ
たちをつれて、そこからほど
隔
へだ
たった、ある
森
もり
の
中
なか
に
引
ひ
っ
越
こ
してしまいました。
その
森
もり
は、ある
大
おお
きな
屋敷
やしき
の一
部
ぶ
になっていたのです。
破
やぶ
れた
垣根
かきね
からは、
犬
いぬ
ばかりでなく、
近所
きんじょ
に
住
す
む
人間
にんげん
の
子供
こども
たちも、ときどき、
出入
でい
りをしました。
秋
あき
になると、どんぐりの
実
み
が
落
お
ちれば、また、くりの
実
み
なども
落
お
ちるのでありました。
母犬
おやいぬ
と
小犬
こいぬ
が、この
森
もり
の
中
なか
にうつったのは、まだ
春
はる
のころでありました。
人間
にんげん
の
子供
こども
たちが、いたずらをしに、
容易
ようい
に
近
ちか
づかれないように、いばらや、
竹
たけ
のしげった一
本
ぽん
の
木
き
の
根
ね
のところに、
穴
あな
を
深
ふか
く
掘
ほ
って、その
中
なか
にすんだのであります。やっと、
安心
あんしん
をした
母犬
おやいぬ
は、かわいい
子供
こども
たちを、かわるがわるなめてやりながら、
「ここなら、
雨
あめ
もあたらないし、また、だれからも
追
お
いたてられたり、じゃまにされたりすることもないだろう。
私
わたし
たちが
人間
にんげん
になつくのは
心
こころ
の
底
そこ
からだけれど、
人間
にんげん
は
気
き
まぐれで、
捨
す
てもすれば、また、ちょっとしたことでも、ひどくなぐったりする。だから、
人間
にんげん
をほんとうに
信
しん
じてはならない。おまえたちは、ほかの
犬
いぬ
たちのように、りっぱな
小舎
こや
にすむことができず、また、おいしいものを
食
た
べられなくても、それをうらやましがってはならない。そのかわりお
母
かあ
さんが、いつでもなにかさがしてきてあげるから……。」と、
母犬
おやいぬ
は、よく
小犬
こいぬ
たちにいいきかせました。
母犬
おやいぬ
は、
自分
じぶん
が、
空腹
くうふく
を
感
かん
じているときでも、なにか
食
た
べ
物
もの
を
見
み
つければ、すぐに
子供
こども
たちのいるところへ
持
も
ってきました。また、
途中
とちゅう
で、なにかもの
音
おと
がすると、それが、
小犬
こいぬ
たちのいる
森
もり
の
方
ほう
からでなかったかと、どこででも、
立
た
ち
止
ど
まって
耳
みみ
をすましたのです。その
間
あいだ
を、
小犬
こいぬ
たちは、
穴
あな
の
中
なか
から、
首
くび
をのばして、
母犬
おやいぬ
が、なにかうまいものを
持
も
ってきてくれるのを、いまかいまかと
待
ま
っていました。そして、あまり、その
帰
かえ
りがおそいと、クンクンと、
鼻
はな
をならし、また、
低
ひく
く
悲
かな
しげにないたのであります。
これをききつけて、あわれな
母犬
おやいぬ
は、
大急
おおいそ
ぎでもどりました。
「さあ、さあ、
待
ま
たしてわるかった。
今日
きょう
はいままで
歩
ある
いたけれど、なにも
見
み
つからなかったのだよ。
私
わたし
の
乳
ちち
をあげるから、これで、がまんをしておくれ。」と、
自分
じぶん
のひもじさも、
疲
つか
れもすべて、
忘
わす
れて、三びきの
小犬
こいぬ
をふところに、
母犬
おやいぬ
は
抱
だ
いたのです。
ある
日
ひ
のこと、
母犬
おやいぬ
の
留守
るす
の
間
ま
に、
酒屋
さかや
の
小僧
こぞう
がやってきて、一ぴきの
小犬
こいぬ
をさらってゆきました。
「いい
犬
いぬ
の
子
こ
があったら、ほしいものだ。」と、
頼
たの
んだ
家
うち
がありましたので、そこへ
持
も
ってゆくつもりでありました。
母犬
おやいぬ
は、
森
もり
の
穴
あな
に
帰
かえ
ってみると、一ぴきの
子供
こども
がいませんので、どこへいったろうと、
心配
しんぱい
しました。
暗
くら
くなっても、まだ、
小犬
こいぬ
はもどってきませんでした。
母犬
おやいぬ
は、きちがいのようになって、あたりをさがしまわりました。とうとう
夜
よ
じゅう、かなしい
声
こえ
をたててなきあかしたのです。その
声
こえ
は
町
まち
の
方
ほう
まできこえてきました。
「かわいそうに、もし
人間
にんげん
が、
自分
じぶん
の
子供
こども
がいなくなったらどんなだろう?」と、
酒屋
さかや
のかみさんは、
思
おも
いました。
小僧
こぞう
さんも、またかわいそうに
思
おも
ったのか、
翌日
よくじつ
、
昨日
きのう
さらっていった
小犬
こいぬ
を、もう一
度
ど
森
もり
の
中
なか
までつれてきて、「おいしいものをたべさして、かわいがってくださるお
家
うち
があるのだよ。」と、
母犬
おやいぬ
に
向
む
かってよくさとしました。すると、その
意味
いみ
がわかったとみえて、
母犬
おやいぬ
は
尾
お
をふって、もらわれてゆくわが
子
こ
をさびしそうに
見送
みおく
っていたのです。
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