人物:小百合 東(学生同士)
場面:キャンバスのベンチで東が本を読んでいる
小百合:(背後からそっと忍び寄り、手のひらで東の両目を覆い、大声で)だーれだっ!
東: うわっ!なんだよ小百合、急にびっくりさせんなよ。心臓に悪い。
小百合:(両手を離しながら)あれえ?どうして分かったのお?
東: こんがきっぽいことするの、お前しかいないだろ?
小百合:ええーっ!残念。あれ?本読んでたの?漫画じゃないの?
東: だろ?実は自分でも驚いてんだ。あと、志賀直哉とか井伏鱒二にも凝ってんだ。
小百合:へえー。いったいどういう心境の変化?そっちこと心臓に悪いんじゃない?
東: うん。よくわかんねーけと、なんかこう、急に文学作品にのめりこんじゃって。
小百合:まあ、信じられないわ。ひょっとして、熱でもあるんじゃないの?病院行こうか?
東: 勝手に一人で行ってろよ。とにかく、これからは文学青年の東と呼んでくれ。
小百合:ひゃー、東君がおかしくなっちゃったあ。そのうち、太陽が西からのぼるわよ。
東: なんとでも言いな。ほれほれ、がきはあっち行ってろ。読書の邪魔だ。
小百合:あらまあ。こうなったら、あきれたを通り越して感心しちゃうわね。
東: 随分だな。ま、精神年齢が幼稚園児並みのお前には高尚すぎる世界だけどな。
【単語】
小百合(さゆり):(人名)小百合
東(あずま):(姓氏)东
キャンバス:(名)校园
ベンチ:(名)长椅
そっと:(副)悄悄地
忍び寄る(しのびよる):(自五)悄悄地靠近
手のひら:(名)手掌
覆う(おおう):(他五)蒙上
がき:(名)(蔑)小毛孩子,淘气鬼
太宰治(だざいおさむ):(姓名)太宰不(作家)
志賀直哉(しがなおや):(姓名)志贺直哉(作家)
井伏鱒二(いぶせますじ):(姓名)井伏鳟二(作家)
凝る(こる):(自五)热中,狂热
のめりこむ:(自五)陷入,跌入
勝手(かって):(形动)随便,任意
ほれ:(感)喂
呆れる(あきれる):(自一)吃惊,愕然
通り越す(とおりこす):(他五)越过,通过
随分(ずいぶん):(形动)(俗)心坏,不象话
幼稚園児(ようちえじ):(名)幼儿元孩子
並み(なみ):(后缀)和----一样
【音声と言葉の解説】
(1) うわっ!
感叹词,用于突然受到惊吓时。
(2)びっくりさせんなよ
是「びっくりさせるなよ」的口语音变形。这里的「な」表示“禁止”。
(3)こんながきっぽいことするの、お前しかないだろ?
「の」后面省略了「は」。「っぽい」是接尾词,接在名词或动词、形容词词干后面,表示具有某种特征或某种倾向,一般为贬义。
例如:理屈っぽい(好穷根究底) 埃っぽい(尘土飞扬的)
怒りっぽい(爱生气的) 忘れっぽい(爱忘事的)
安っぽい(不值钱的) 軽っぽい(轻飘飘的)
(4)だろ?
在对方(平辈以下)的看法与自己相同一致时,用以表示自得之情。根据使用者及使用对象,也可以用「でしょ」。读上升调。
(5)そっちこそ心臓に悪いんじゃない
指示词在日语里常常用来作代词,如「こっち、こちら」用来作第一人称,指自己;「そっち、そちら」用来作第二人称,指对方。「こちら、そちら」比较客气,而「こっち、そっち」比较随便。
(6)よくわかんねーけど
是「よく分からないけど」的音变形,用于男子,语气较为简慢。
(7)なんかこう
这里的「なんか」意思相当于「なんだか」,表示“不知为什么”。口语中常用「なんかこう」来调整语气,并同时思考和选择适当的词来表达。
(8)勝手に一人で行ってろよ
意思是“爱去你自己去吧(反正跟我无关)”。
(9)ひゃー
感叹词,在这里表示吃惊和讽刺,语气有些夸张。读高平调。
(10)なんとでも言いな
意思是“随你说去吧”。「な」接动词连用形表示命令的用法一般只用于口语,语气较为简慢。
(11)あきれたを通り越して感心しちゃうわね
这里虽然用了「感心」一词,但不过是一种讽刺,真正要表达的还是“令人吃惊”“不可理解”等意思。
(12)随分だな
这是对上文的讽刺作出的回应,意思是「お前の評価はずいぶんひどい(你的评价也太过分了)」。
(13)精神年齢が幼稚園並のお前には・・・
「並」是后缀,表示程度与其前面的名词相同。例如:
* 例年並の生産高 (与往年相当的产量)
* 人並の生活 (和大家差不多的生活水平)
* 部長並の待遇 (相当于部长级的待遇)
真不敢相信
人物:(大学生)小百合 东
情景:东在校园的长椅上看书
小百合:(悄悄从后面用手蒙住东的双眼,大声地)猜猜是谁?
东: 哎呀!干什么呀,小百合。吓我一跳!这对心脏可不好哦。
小百合:(松开手)哎?你怎么知道是我啊?
东: 跟个野小子似的,除了你还能有谁?
小百合:哎呀,真没劲。哎?你在看书?不是漫画?
东: 嗯,看的是太宰治(的小说)。
小百合:什么什么?阿东看太宰治?没想到。
东: 是不是啊?说起来连我自己也吃惊呢。还有,我对志贺直哉和井伏鳟二也挺着迷。
小百合:是吗?你又发什么神经了?你这才对心脏不好呢!
东: 嗯,我自己也弄不明白。怎么说呢,突然陷进文学作品里去了。
小百合:哎呀,真不敢相信。你该不是发烧了吧?去医院看看吧!
东: 爱去你自己去吧!总而言之,以后你要管我叫文学青年阿东。
小百合:哟!阿东神经啦!这下太阳得从西边出来啦。
东: 随便你怎么说去吧。喂,小孩子家家的一边玩去!别搅人家看书。
小百合:哟嗬!要这样,我倒还真得刮目相看了呢!
东: 少在那冷嘲热讽的!可也是,对于你这心理年龄和幼儿园的小孩差不多的人来说,那是太高深了。