「本当のお姫さまかどうかは、すぐに分かる事ですよ」
王子さまのお母さんはそう言うと、娘のベッドにちょっとした工夫をしました。
まず一粒のエンドウ豆を置き、その上に敷布団を二十枚も重ねて、さらに二十枚の羽根布団をかけた上に娘を寝かせたのです。
次の朝、お母さんは娘に、ベッドの寝心地はどうだったかと尋ねました。
すると娘は、眠そうな目をこすりながら、
「せっかくのおもてなしですが、寝心地が悪くて少しも眠れませんでしたわ」と、答えたのです。
お母さんは、更に聞きました。
「寝心地は悪いと言いましたが、どのように悪かったのですか?」
「はい。ベッドの下に、何かが入っていたのではありませんか?背中にあざがついてしまいました」
お母さんは、娘が、本当のお姫さまだと思いました。
だって、たった一粒のエンドウ豆であざができてしまうなんて、ふっくらしたベッドでしか寝た事のない人に決まっています。
こうして王子さまは、やっと本物の完全なお姫さまを、お妃に迎えることができたのです。
"马上就可以看出她是不是真正的公主."
王子的母亲老皇后说.她在公主的床上动了一点手脚.
先在床上放了一粒豌豆.又在豌豆上放了二十床垫子.随后,她又在这些垫子上放了二十床鸭绒被.夜里就让公主睡在这些东西上面.
公主困倦地揉了揉眼睛回答说:
"承蒙您的招待,不过床不太舒服!我差不多整夜没合眼!"
老皇后接着问:
"既然你说不舒服, 那究竟怎么不舒服呢?"
"哎呀.我床上好像有什么东西?弄得我后背发青发紫."
老皇后觉得这姑娘是一位真正的公主.
仅仅一粒豌豆居然能令她皮肤发紫,可见她一定一直都是睡在非常柔软的床上.
就这样,王子终于选了一位真正的公主做他的妻子.